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2種類の解像度とリフレッシュレートを切り替えられる有機ELモデルなど,ASRockがゲーマー向けディスプレイの新製品を公開
ASRockによると,ゲーマー向けディスプレイの2024年モデルは,「有機ELディスプレイ」「超高リフレッシュレートの液晶ディスプレイ」「垂直最大リフレッシュレート180Hzの液晶ディスプレイ」という3つのカテゴリで製品を展開するという。
たとえば,2024年1月の「CES 2024」で披露した「PG27FFX2A」は,IPS液晶パネルを採用しつつも520Hzという非常に高いリフレッシュレートを実現した製品だ。
COMPUTEX 2024では主に,超高リフレッシュレートの液晶ディスプレイを除く2つのカテゴリで,ラインナップの拡充が行われた。いずれの製品も2024年後半の発売を見込んでいる。
目玉製品であるPGO32UFS2Bは,解像度3840×2160ドット(以下,4K)で,垂直最大リフレッシュレート240Hzと,1920×1080ドット(以下,フルHD)で480Hzという2種類の画面解像度とリフレッシュレートを切り替えられるのが見どころだ。それほど高いフレームレートが求められないRPGのようなジャンルでは4K/240Hz,それとは反対にリフレシュレートが重要なジャンルでは,フルHD/480Hzといった具合に使い分けられる。
また,ASRock自身が独自に画質のチューニングを行っているそうで,より締まった黒色を表現できるという。
このほかのスペックは,中間調応答速度が0.03m,パネルの輝度は最大で1300cd/m2となる。ディスプレイ同期技術はAMD独自の「FreeSync Premium Pro」に対応している。
有機ELディスプレイでは,27インチサイズの「PGO27QFV」と「PGO27QFS」もラインナップする。いずれも解像度は2560×1440ドットで,垂直最大リフレッシュレートはPGO27QFVが360Hz,PGO27QFSが240Hzとなる。
インタフェース類でも細かな違いがあり,PGO27QFVはディスプレイのスタンド部分に無線LANアンテナを内蔵しており,本機を接続したPCで無線LANを利用できるという。一方のPGO27QFSは,無線LANアンテナはないが,USBハブ機能を備えている。
ディスプレイ同期技術は,どちらもPGO32UFS2Bと同じFreeSync Premium Proが利用可能だ。
最大リフレッシュレート180Hzの液晶ディスプレイで,注目したいのは,34インチサイズで,解像度3440×1440ドット,アスペクト比21:9の湾曲型VA液晶パネルを採用した「PG34QRT3A」である。
パネルの曲率は1500R(=半径1500mmの円を描くカーブ)と,湾曲型ディスプレイでは標準的だ。中間調応答速度は5msで,ディスプレイ同期技術はAMD独自の「FreeSync Premium」に対応する。
ASRock公式Webサイト
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