プレイレポート
【PR】真夏に来たる7人のアイドル。スマホ/PCで遊べる,新作HTML5ゲーム「Wake Up, Girls! 新星の天使」
真夏のアイドルゲーム戦国時代に,7人のアイドルの姿あり。
楽天ゲームズの新作「Wake Up, Girls! 新星の天使」(通称,WUG天。ワグ天)は,スマホ/PCで遊べるプラットフォーム“Rakuten Gamesで来週(※2018年8月20日週)配信予定のリズムライブ&アイドル活動ゲームだ。
プレイヤーはアイドルユニット“Wake Up, Girls!”(通称,WUG!)を支えるマネージャーとなり,WUG!の歴代楽曲でプレイする「ライブ」,可愛らしいドット絵が魅力の「アイドル活動」,WUG天だけの完全オリジナルストーリー,さらに定期的なイベントなどをとおして彼女達の素顔に迫っていく。
「Wake Up, Girls! 新星の天使」公式サイト
(C)Rakuten, Inc.
※画面は開発中のものです
とはいえ,読者の中には「Wake Up, Girls!って?」という人もいると思うので,まずは彼女達について簡単に触れておこう。
「Wake Up, Girls!」は,81プロデュースとavexが主導した“プロダクション未所属の一般人からキャストを選ぶオーディション”をくぐり抜けた,吉岡茉祐さん,永野愛理さん,田中美海さん,青山吉能さん,山下七海さん,奥野香耶さん,高木美佑さんの7人によって2013年に結成された声優ユニットである。同時に,アニメ展開を主軸とした総合プロジェクトのことも指す。
本ユニットは企画当初,2011年に発生した東日本大震災の影響を受け,東日本の復興と応援を掲げ,「いくぞ! がんばっぺ! Wake Up, Girls!」のかけ声とともに,アニメ内やリアル活動においても“東北地方(主に宮城県 仙台市)に注力したコンテンツ”として展開されてきた。実際,仙台ならではのタイアップ施策の例も数多い。とはいえ,その人気はご当地を飛び出し,すでに全国区と言えるが。
リアルのWUG!は,ライブにイベントに生放送にと精力的に活動しているが,最たる特徴は“ライブパフォーマンス”だと言われる。「歌って踊れる声優アイドル」なる謳い文句はここ数年,アニメ・ゲーム業界で爆発的な流行を見せていたが,WUG!も例にもれず,むしろ筆頭に位置するものとして“ワグナー”(ファンの通称)から支持を得ている。
なお,今回紹介するWUG天は,2017年10月から2018年1月まで放送されたTVアニメ「Wake Up, Girls! 新章」の制作に伴い開発されたゲームで,全編書き下ろしストーリーで楽しめる。物語は丁寧に仕上げられているため,WUG!のことを知らなくても問題なく楽しめる作りになっている。興味を持った人は引き続き,ゲーム内容に目をとおしてほしい。
WUG天の流れ
WUG!について簡単に学んでもらったところで,ここからはゲーム内容を「ライブ」「アイドル活動」「育成とアクセサリー」,そして「アイドルと物語」の順に見てもらいたい。まずはリズムゲームのキモである,ライブパートに関してだ。
■ライブ
「ライブ」は,WUG!の歴代楽曲で楽しむリズムゲームパートである。大きな特徴としては,音ゲーとしてはガチすぎない難度設定,ノーツを押すだけじゃない特殊なシステム,そして“ちょっとした隙間時間で遊ぶ”ための画期的な工夫が挙げられる。
ライブのプレイエリアは画面下半分で,ノーツは上下左右から流れてくるのではなく,入力箇所のその場に“ポンっ”と出現する。ハートが「タップ」,矢印が「フリック」,スターが「ホールド」だ。楽曲の速さ(BPM)によってノーツの入力までの猶予が大幅に変化するため,楽曲ごとに譜面のみならずプレイ感覚が異なっているのも面白い。
ライブにはゲームオーバーはなく,ノーツを押せば押すほど「ボルテージ」が上昇し,最終的なスコアが稼げる。クリアできずに失敗するストレスがなく,それでいて「もうちょっとうまくできれば……!」と思わず何度も挑戦してしまう。普段,音ゲーを嗜んでいない人でも知らずとズブズブとハマっていく音が聞こえてくることだろう。
楽曲の難度はEasy,Normal,Hardの3種で,難しすぎる譜面はないものの(リリース時点の話),やり応えは中々のものだ。新たな難度は「前の難度をSランク達成で開放」という仕組みだが,基本的にはアイドルを育てて,スコアさえ稼げればSランク達成はどうとでもなるので,音ゲーが苦手な人でも詰まることはないはずだ。
なお,音ゲーなのはここまでだ。楽曲が佳境に入ると特殊な演出が発生し,画面内にノーツが出現しなくなる。
最初の「Wake Up, Chance!」は,ランダムで選ばれた3人のメンバーの中からひとりを選び,自前のアクティブスキルを発動させるものだ。スキル効果は主にステータスの上昇で,ハイスコアに直結する部分と言える。センターに配置しているアイドルはほかの6人よりも抽選されやすくなるので,うまく活用するといいだろう。
その後,もうひとつの「Peformance Time!」が発動する。ここでは難度に応じて演出が変化し,Easyなら「同じマークを選べ」,Normalなら「いないキャラを当てろ」,Hardなら「指定順にタップしろ」と課題が提示され,プレイヤーはちょっとしたミニゲームをこなしていく。いずれも難しいものではなく,得られるスコアもとても大きいので気を抜いてはならない。そしてこれが終了すると同時に,ライブも終わりとなる。
このように,WUG天のリズムゲームパートは一風変わった趣向が凝らされている。どちらの演出もラスサビに差しかかるタイミングにスタートするので,手休めにもなり,楽曲の印象も強まりと,うまい具合に機能している。
さらに特筆すべきは「オート機能」の存在だ。これは楽曲選択後に画面右下のアイコンから切り替えられるもので,オート時は低スコアのGood判定のみとなってしまうが(最高判定はExcellent),ミスすることなく,ライブ画面と楽曲だけを楽しみつつ報酬を得られる。
当然,手動でプレイするほうがハイスコアを出しやすくなるものの,オート周回を“スタミナ消費術”や“イベント周回のお供”として活用すれば,リソースなどを無駄にしてしまうストレスからおさらばできるだろう。なんだかんだで音ゲーが苦手な人,通勤・通学中に遊びたい人にもうってつけの機能である。
ライブに関する注意点としては,Webブラウザを介したゲームということもあって,ときどき挙動がカクつくことがある。視覚的なズレが操作面に影響を与える場合もあるので,そういうときは使用するブラウザとの相性を見直すのも悪くない。また,ノーツの入力までの猶予はしっかりと取られているが,高BPM楽曲のフリックに対応するには反射神経や記憶力がより求められるので,若干身構えておくとやりやすい。
それと補足として,WUG天はスマホではなくPCでもプレイ可能だが,その際はマウス操作となる。音ゲーとマウスの相性を考えると不向きなのは否めないが,前述したとおり難度が高すぎるゲームデザインではないため,瞬発力が求められるポイントクリックゲームのように遊べる……くらいに思っておくといいかもしれない。
■アイドル活動
「アイドル活動」は,時間を指定してアイドル達をお仕事に送り出す,いわゆる放置ゲー要素である。仕事にはアイドルごとの属性が影響し,キュートなら「番組収録」,クールなら「イベント出演」,ピュアなら「プロモーション」が効果的だ。そのほか,ボーカルやダンスなどに特化したリソースを取得しやすい曜日限定の仕事も存在する。いずれも1時間,3時間,8時間のスパンで設定できる。
アイドル活動を開始すると,ドット絵で描かれたWUG!メンバーが画面内に現れ,往年のRPG作品のようにフィールドを闊歩しはじめて,さまざまなイベントに出会っていく。その間,プレイヤーは操作で介入したり,影響を与えたりすることはできないが,画面下のウィンドウで「ログ(誰と話し,出会い,なにをした)」をタップすると,その時々の映像がリプレイされる。プレイ再開時には気になる出来事を確認しておくといいだろう。
またFEVERが発生すると,メンバー達がTVアニメ「うぇいくあっぷがーるZOO」(WUG!+動物園をテーマにしたスピンオフアニメ)の衣装に着替えるので必見だ。
アイドル活動はアイドルの育成に大いに関わってくる。ライブでも相応の経験値とアイテムを取得できるものの,ゲーム的な育成効率で言えば,アイドル活動の影響がより大きいのだ。育成・進化の素材やゲーム内通貨などの収集に関しては,アイドル活動に重点を置くのがコツである。
反対に,それぞれのアイドルごとのストーリー開放に影響する「信頼度」の上昇を目当てにするのならば,ライブをこなすほうが効果的だ。両立させるのがベストではあるが,プレイ時間の関係などで難しい場合は当面の目標に応じて使い分けるといいだろう。
■育成とアクセサリー
アイドルの育成システムは,スマホゲームやブラウザゲームの文法に則ったオーソドックスな設計となっている。つまり,ガチャやイベントで新しいカードを手に入れ,ゲーム内通貨とアイテムを使ってレベルアップ,アイドルカードを重ねて限界突破(主流はレアリティごとの「アイドル特訓チケット」を使用すること),ユニットLV MAXにして進化といったものだ。進化させるとイラストも変化する。
ゲーム的には「レッスン」でLVアップ,「特訓」で限界突破,「Wake UP!」で進化と覚えておくと,項目名で迷わずに済むだろう。
ライブやアイドル活動に送り出すアイドルユニットの編成画面では,計7枠にそれぞれのアイドルを振り分けてチームを作る。また,各々に余剰カードを装備する「サポートカード」や,強化や限界突破ができる装備品「アクセサリー」の要素も存在する。
とくにアクセサリーには「二つ名アクセサリー」が存在し,同じアクセサリーでも“二つ名”によって性能が異なる。二つ名アクセサリーはレアで強力な逸品となっているが,それをさらに重ねて強くすることもできる。WUG天ではアイドルの育成が誰でもやりやすくなっている代わりに,アクセサリーの存在でやり込み要素を拡張しているのだ。
アイドルと物語
遅ればせながら,ここでWUG!のメンバーを紹介していこう。
☆島田真夢(しまだ まゆ)
CV:吉岡茉祐
愛称は「まゆしぃ」。天才肌。歌もダンスも天下一品。天賦の才がある。ひよこ関係のグッズを集めるのが趣味。
☆林田藍里(はやしだ あいり)
CV:永野愛理
愛称は「あいちゃん」。突出した才能や技量はないが,ひたむきに努力する。前に出たがらずおどおどしているが,一番状況が見えている。
☆片山実波(かたやま みなみ)
CV:田中美海
愛称は「みにゃみ」。メンバーの妹的存在。ムードメーカー。男勝りの大食漢。
☆七瀬佳乃(ななせ よしの)
CV:青山吉能
愛称は「よっぴー」。芸能経験(地元のCM・モデルなど)あり。責任感大。クールビューティー。完璧主義者で潔癖症。ちょっとわがままな面も。
☆久海菜々美(ひさみ ななみ)
CV:山下七海
愛称は「ななみん」。エリート志向。光塚歌劇団に憧れている。最年少ながら歌・ダンス共に鍛え上げられ,プライドが高い。我が強くて他のメンバーともよく衝突する。
☆菊間夏夜(きくま かや)
CV:奥野香耶
愛称は「かやたん」。お色気・ファッション担当。巨乳。スレているが芯は太い。実はメンバーの中で一番,情に厚い。
☆岡本未夕(おかもと みゆ)
CV:高木美佑
愛称は「みゅー」。ミーハー心剥き出しの泣き虫。いじられキャラ。優柔不断でヘタレ。アイドルオタク。
WUG!の7人を中心に描かれる物語は,プレイヤーレベルを上げると読める「メインストーリー」,信頼度を上げると読める「信頼度ストーリー」,SSRとSRカードごとの特徴にフォーカスした「カードストーリー」,そして定期的に配信される「イベントストーリー」の4種類だ。
信頼度ストーリーは「仙台マーボー焼きそば大使を目指す!」といった個々人のエピソードとなり,カードストーリーは該当のアイドルを起点にしたWUG!全体のエピソードとなる。各ストーリーはフルボイスではなく,会話の端々で少女達が相槌を打ってくれるパートボイス仕様だ。テキスト送りのテンポを早めても違和感がないという意味では,筆者のようなプレイヤーには最適な速度感と言える。
本命のメインストーリーは,アニメ新章までの振り返りとその後が描かれる,2018年8月からはじまる物語だ。プレイヤーは約2年半前の2016年1月,WUG!のマネージャーとなってからの2年間を回想しつつ,彼女達の活躍を傍で見守っていく。
前述したように,これまでのWUG!の活動を知らずとも楽しめる作りで,ファンであればアニメで見られなかった過去や現在の様子を眺められる,そんな構図だ。
話のあらすじに触れておくと,プレイヤーはアイドルや芸能界に疎いものの,2015年に行われたアイドルフェス「アイドルの祭典」でのWUG!の活躍に心を奪われ,彼女達の所属する事務所「グリーンリーヴズ・エンタテインメント」に入社する。事務所で働くもうひとりのマネージャーの松田耕平,社長兼プロデューサーの丹下順子,そして件のWUG!とともにアイドル戦国時代を生き抜いていくのだ。
全体的にリアル調の“生々しいオトナの事情”が絡んでくるところが本シリーズの魅力と言える。
ゲーム内ではWUG!のほかにも,さまざまなアイドル達の姿が随所で見られる。たとえばTVアニメ「Wake Up, Girls! 新章」に登場した,速志 歩(CV:林 鼓子),守島音芽(CV:森嶋優花),阿津木いつか(CV:厚木那奈美)によるWUG!の妹分アイドルユニット「Run Girls, Run!」(通称,RGR。ランガ)もそうだ。
加えて,作中屈指の巨大アイドルグループ「I-1club」(アイワンクラブ),元I-1club 2代目センターの岩崎志保の下剋上ユニット「ネクストストーム」,異色のなまはげユニット「男鹿なまはげーず」など,世相とオリジナリティが両立したバラエティ豊かなアイドルユニットの存在もチラチラと見えてくる。
真夏のイベントと言ったら
WUG天では正式サービスの開始後,夏と言ったらな「海イベント」が開催される予定だ。
なお,本作で提供される新規カードは期間限定ではなく“既存のガチャに定常カードとして組み込まれる”ので,取り逃しで悔やむことはない。もちろん,確率の壁を超えられればの話だが。それと,イベント報酬カードの場合はイベント終了後には入手できなくなるので,取り逃がしのないように注意しよう。
そんなわけで最後に,WUG!メンバーの水着カードをイベントに先駆けて紹介しておこう。どの子が推しになりそうなのかを聞けないのは残念だが,その代わりに極上スマイルを浮かべてもらえれば幸いだ。
「Wake Up, Girls! 新星の天使」公式サイト
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(C) Green Leaves / Wake Up, Girls!3製作委員会
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