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  • Electronic Arts
  • DICE
  • 発売日:2018/11/20
  • 価格:スタンダードエディション:6264円,デラックスエディション:1万584円(いずれも税込)
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「バトルフィールドV」プレイレポート。第二次世界大戦を映画のような臨場感で体験できる
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印刷2018/11/20 00:00

プレイレポート

「バトルフィールドV」プレイレポート。第二次世界大戦を映画のような臨場感で体験できる

 Electronic Artsのシリーズ最新作「Battlefield V」PC / PS4 / Xbox One)。シリーズ1作めにあたる「バトルフィールド1942」から16年の時を経て,今作で満を持して第二次世界大戦をテーマにする。さっそく本作をプレイしてみたので,そのレポートをお届けしたい。

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 前作「バトルフィールド1」PC / PS4 / Xbox One)では第一次世界大戦が舞台となっていたが,今作では時代が進み,第二次世界大戦が舞台となった。現時点で実装されているマップは第二次世界大戦初期から中期をテーマにした8つで,「フランス」「オランダ」「ノルウェー」「北アフリカ」の4地域となっている。太平洋戦争と東部戦線はいまのところ用意されていない。

 この中で注目したいのはノルウェーだ。第二次世界大戦といえばノルマンディー上陸作戦以後の西部戦線か,スターリングラード攻防戦あたりの東部戦線が描かれることが多く,北欧のノルウェーが舞台になるのは珍しい。本作においては1940年ごろ,つまり大戦初期のドイツによるノルウェー侵攻,オランダ侵攻,フランス侵攻が戦いの舞台となっている。
 4つめの地域「北アフリカ」は,“砂漠の狐”の異名を持つドイツのエルヴィン・ロンメル将軍と,その猛攻を防ぎ切ったイギリスのバーナード・モントゴメリー将軍の戦いが有名で,多くの映画がつくられた戦場だ。

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フランス
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オランダ
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ノルウェー
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北アフリカ

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 第二次世界大戦をテーマとするだけに,連合軍と枢軸軍という形がとられているのだが,現状ではイギリス軍とドイツ軍が登場するのみとなっている。戦場が戦場なので仕方ない面もあるが,アメリカや日本,イタリアなどにも登場してほしいところ。明確に示されたわけではないが,「太平洋戦争」についても言及されており,アメリカと日本の登場への期待は高まる。(関連記事

 発売初期からプレイできるのはシングルプレイモードである「大戦の書」と,マルチプレイモード「コンクエスト」「グランドオペレーション」「ドミネーション」「チームデスマッチ」の4つだ。
 シリーズ作品でお馴染みのゲームモード3つは,拠点を制圧しチケットと呼ばれる戦力値を0にするコンクエスト,同じルールで少人数戦に特化したドミネーション,ひたすらキル数だけで競うチームデスマッチとなる。

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 「バトルフィールド1」から採用されたグランドオペレーションは,数日にわたる戦いを体験できるモード。今作からはよりダイナミックに展開するようになり,前日の戦いの結果が翌日の戦況に影響するようになった。
 本モードには「エアボーン」「フロントライン」「ブレークスルー」「コンクエスト」の4つのルールが用意されている。
 エアボーンは航空機から降下して目標地点を破壊する空挺作戦,ブレークスルーは1つずつ前線を押し上げていく(あるいは守る),総力戦が楽しめるルールだ。フロントラインは攻防が入れ替わる少し特殊なルールで,拠点の奪い合いから始まり,そこを奪取した方が敵本陣に攻勢を仕掛けられる。それに失敗するとまた拠点の奪い合いに戻ることになる。

謎の注射を打って味方を蘇生する看護兵
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 本作に登場する兵科は,対歩兵と対戦車戦をこなす「突撃兵」,医療品を携行し味方の蘇生が早い「看護兵」,予備弾薬を携行し機関銃で支援する「援護兵」,偵察スコープやフレアガンで敵を見つけ出しつつ,狙撃で敵を排除する「偵察兵」の4つ。基本的にはBF1と同じ兵科が用意されている。各兵科にはそれぞれ2つずつコンバットロールが用意されており,それぞれ特色ある能力が用意されている。
 システムとしては前作からかなり大胆に変わっている。まず視界にいる敵をマークする「3Dスポット」が一部の兵科でしか利用できなくなった。一方で瀕死状態の味方をどの兵科でも蘇生できるようになっている。また,「フォーティフィケーション」システムが新たに搭載され,土嚢を積んだり穴を掘ったり(タコつぼと呼ばれる)して,防衛陣地を構築できるようになった。

土嚢を積み陣地を築く
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 バトルフィールドシリーズはFPSゲームだが,筆者は「シチュエーションを楽しむ」ゲームだと思っている。今となっては少し古い映画だが「プライベートライアン」や「スターリングラード」,ドラマ「バンド・オブ・ブラザーズ」のような体験ができる貴重なタイトルだ。
 本作においてはグラフィックスが向上したこともあり,より臨場感に溢れた戦場を体験できる。戦車が迫る危機的状況を一発の爆弾で救う攻撃機,敵機関銃に倒れたときに危険を顧みず蘇生しに走り寄ってくる看護兵,前線で弾切れの状態に,弾薬箱を持ってさっそうと現れる援護兵……。ゲーム中に何度も目撃,あるいは体験することになる映画のようなシチュエーションは,もうそれだけで楽しい。

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 またBF1から引き続き採用されているシングルプレイモード「大戦の書」も,ドラマチックなストーリーが楽しめる。発売時点で用意されているシナリオは,イントロダクション「祖国のために」に加え,アフリカにおける英軍特殊部隊“特殊舟艇部隊(Special Boat Service,SBS)”の活躍を描く「旗なき戦い」,ノルウェーのレジスタンス活動にフォーカスした「北極光」,自由フランス軍の植民地兵部隊にスポットを当てた「ティライユール」の4つ。さらに12月4日にはティーガー戦車乗りをテーマにしたシナリオ「最後の虎」が配信される予定だ。

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 まだ実装されていないが,バトルロイヤルモード「Firestorm」も用意されており,そちらに関しても気になるところ。今作においてはプレミアムパスが廃止され,「タイド・オブ・ウォー」と呼ばれる無料のアップデートでコンテンツが追加されていく予定となっている(最後の虎もこの一環で配信される)。

 航空機や戦車も登場するタイトルのため,ゲームバランスの面では毎回賛否両論が出るBFシリーズだが,映画のようなシチュエーションを楽しめるという点においては,ほかの追随を許すことはない。その体験をぜひ味わってほしい。

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