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[TGS 2018]「SEKIRO」ステージレポート。その時点で“クリアしたのは1人だけ”だった激ムズ試遊Ver.に,本作のプロデューサーが挑む
一般公開日初日の2018年9月22日に行われたステージイベントでは,フロム・ソフトウェアと共に本作を手がけるActivisionのプロデューサー,ロバート・コンキー氏が,TGS 2018試遊バージョンと同じ内容にチャレンジ。SEKIROのセールスポイントの一つに“高難度”というものがあるが,試遊バージョンもやはり激ムズであり,本ステージイベントの開催までにクリアできたのは,たった1人だったという。
本稿では,フロム・ソフトウェアのプロモーター・北尾泰大氏による解説もあった,ステージの模様をお伝えしよう。
左からMCの丸山 周さん,フロム・ソフトウェアのプロモーター・北尾泰大氏,Activisionのプロデューサーであるロバート・コンキー氏 |
[TGS 2018]「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」プレイレポート。手に汗握る“剣戟”と爽快な“忍殺”による,新たな高難度アクション
フロム・ソフトウェアが2019年3月22日に発売を予定している新作アクション「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」が,東京ゲームショウ2018のプレイステーションブースにプレイアブル出展されている。本作でも「心が折れる」体験は待ち受けているのか? プレイレポートをお届けしよう。
戦国末期の日本を舞台としつつも,史実とは異なる設定が登場人物に盛り込まれるSEKIRO。刀と刀がぶつかり合う本格的な「剣戟」を楽しめるタイトルだが,互いにただ体力を削り合うだけでなく,相手の「体幹」にダメージを与え続けることで崩して“とどめ”の一撃を加える,という戦い方が重要となる。
主人公が忍の者ということで,ステルスアクションの部分も大きな構成要素だ。体力の低い相手なら,気付かれないように接近して,「忍殺」で即死させることも可能。左手の「忍義手」に仕込まれた「鈎縄」を使って立体的な戦術をとったり,「義手忍具」でテクニカルな攻撃を行ったりといったこともできる。
冒頭でお伝えしたとおり,ステージイベントではコンキー氏が実際にゲームにチャレンジした。北尾氏は,会期3日目(一般公開日)の昼過ぎに,初めて試遊台でゲームクリアをした人が現れたことを報告。この言葉にプレッシャーを感じつつも「自信はあります」と応えたコンキー氏が,本作にどう挑むのかに大きな注目が集まった。
コンキー氏は鈎縄を使った移動や忍殺によるステルスキルを織り交ぜつつ,正面からの剣戟も華麗にこなし,着実に歩を進めていく。最初の強敵となる「侍大将」相手には,刀によるガードや見切りを使いこなして体幹にダメージを与え,2度の忍殺を決めてとどめを刺した。
銃を持った敵を,足場にぶら下がって背後から忍殺 |
最初の強敵である侍大将。一度の忍殺では倒せない,高い体力を持つ |
見張りの老婆は,発見されるとほかの敵を呼ぶという |
城の中庭のようなところに出ると,そこには主人公の倍はあろうかという身長の「赤鬼」が敵の侍に拘束されている。北尾氏は「せっかくなので」と,この赤鬼と戦うことをコンキー氏にリクエスト。自分で拘束を解いた赤鬼は,プロレス技のパワーボムやドロップキックのような攻撃を使って襲いかかってくる。大技を何度か食らって,一度死を迎えてしまうコンキー氏だったが,「回生」(関連記事)によって復活。刀に炎をエンチャントして,赤鬼の体幹にじわじわとダメージを与え,ついに倒すことに成功した。
こちらは赤鬼の持つ,パワーボムのような投げ技。地面に叩きつけたあと,後ろに放り投げる攻撃も |
ここまでで,道中はまだ半分程度だ。壊れた橋を回避して崖の道なき道を鈎縄を使って進んでいくと,今度は見上げるような大きさの白い大蛇が顔を出した。
見つかって攻撃されれば即死に近いダメージをくらってしまうので,背の高い草に隠れてことなきを得る。……と思いきや,後ろから大蛇がガブリとひと噛み。体力が減った状態だったなら,ここで終了となったはずだ(ならなかったわけだが)。
渓谷の間からぬっと顔を出した大蛇。こちらを探している |
洞窟を抜けると,美しい紅葉のかかる橋のうえに,ボスである「破壊僧」が出現した。この巨大なボスは5メートルはあろうかという薙刀を持っており,攻撃の間合いが非常に広い強敵だ。
なぎ払うような攻撃を弾き返すのはタイミングを取るのが難しく,しかもこちらからは相手の体幹にダメージを与えにくい。そのため,こういった相手には義手忍具を使っていくのが有効だと北尾氏は解説する
紅葉に彩られた橋で,破壊僧と相対する |
コンキー氏は,少しずつ与えた体幹へのダメージにより1度はうまく忍殺を決めたが,ここからがこのボスの強さの真骨頂だ。
周囲に霧が発生し,そこから破壊僧が幻影を出す。その幻影が本体と同時に斬りかかってくるのである。
ここまでの戦いで回復薬を使い果たし,2度目の死を迎えてしまうコンキー氏。最後のチャンスとなる回生を使って蘇り,再び体幹に少しずつダメージを与えていくが,こちらも物理ダメージを受け,体力が半分以下に減っている。
ステージを見守る来場者全員が息を呑んだ最後の剣戟では,破壊僧の攻撃をほとんど弾いて体幹へのダメージが蓄積したところに一気にラッシュ。そしてついに,最後の忍殺が破壊僧の頭と胸に叩き込まれる。ステージのスクリーンには「成功」の文字が映し出され,来場者から大きな拍手がわき起こった。
体幹へのダメージを蓄積させれば(敵の体幹ゲージを削りきれば),ほかの敵と同様に忍殺がきまる |
霧の中に現れた幻影と共に攻撃してくる破壊僧 |
敵の体幹へのダメージは蓄積,しかしこちらは体力が残り少ないという,手に汗握る展開に |
一気に間合いを詰めて,忍殺でとどめを刺した |
最後に北尾氏は「我々が開発するタイトルなので,達成感を得られる難しさはもちろんありますが,ステルスや義手忍具など,あらゆる攻略方法があります。アクションゲームが苦手でも,クリアする道はありますので,ぜひ挑戦してみてください。そして,(SEKIROは)日本を舞台にしたアクションアドベンチャーという開発している僕らにとって新しい体験であり,ユーザーのみなさんにもぜひ,僕らと同じ新鮮な体験をしてもらいたいです」と述べ,ステージを締めくくった。
4Gamerの東京ゲームショウ2018特設ページ
「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」公式サイト
- 関連タイトル:
SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE
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(c)2018 From Software, Inc. All rights reserved. ACTIVISION is a trademark of Activision Publishing Inc.
All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.
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