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「Starfield」のローンチイベント開催。バレット役の岩崎ひろしさんは名ゼリフの生アテレコを披露
イベントのゲストとして迎えられた声優の岩崎ひろしさんは,Bethesda Softworksのタイトルと縁が深く,「The Elder Scrolls V:Skyrim」のシセロ,「Fallout 4」のコズワースといった印象的なキャラクターを演じている。「Starfield」では主要キャラクターのバレット役を担当しているが,ふざけることのないキャラクターだったため,シセロやコズワースとは異なる真面目な演技で臨んだそうだ。
岩崎さんのボイス収録がスタートしたのは2022年4月頃で,収録途中に期間が空いたもののトータルで1年以上に及んだという。収録が再開されたときには,「新しい仕事が来た!」と思ったがフタを開けたら「Starfield」の続きだったので驚いたそうだ。
収録はゲームの映像を観ながらではなく,英語ボイスの音声波形を見ながら,セリフの尺を合わせたとのこと。岩崎さんは「ゲームのすごい映像を観ていると,もっといろいろやっておけばよかったと思うことがあります」と話していた。
バレットは好奇心旺盛で,少し冗談も言ったりする大人なので,自身と似ている面があり,演じていて楽しかったと岩崎さんは語る。ただ,土地の名前や特殊な名前など,ゲーム内の聞き慣れない固有名詞には苦労したそうで,アクセントなどをディレクターに逐一確認していたそうだ。
今回,バレットを演じていて岩崎さんが気に入ったのは,ゲームの冒頭に登場する「私達がいなければ,この銀河はただの暗い大部屋だ」というセリフ。「地球にいると,なかなかこんなセリフは言えない。宇宙に行ったら,こんな発想ができるんだと思いましたね」とコメントしていた。
ゲーム内ではバレットの恋愛にまつわるエピソードもあり,その相手について岩崎さんは「やっていただけると分かるんですけど」と言葉を濁していたが,かなり強く印象に残っている様子がうかがえた。
イベントの後半には,Bethesda Softworksのコミュニケーションマネージャーを務めるレイナ・ボラノス氏が登壇し,「Starfield」の特徴をあらためて紹介した。その中でボラノス氏は,当初収録されていた主人公のボイスが最終的に削除されたというエピソードを明かした。その理由は,主人公のボイスに特定の声質やイントネーションなどがあると,「プレイヤーのなりたい人物になれる」というロールプレイの部分が薄れてしまうからだそうだ。
また,本作のセールスポイントには「1000を超える惑星」を探索できることが挙げられるが,「何もなさそうな星も少なからずあるのでは」という疑問の声があるという。ボラノス氏は「何もない空間も,宇宙の特徴の1つ」という開発チームの狙いを説明し,トッド・ハワード氏が語った「さまよっている瞬間こそ,このゲームの最も空虚で最も美しい瞬間」とのコメントを紹介していた。
主人公が所属する組織コンステレーションの紹介時には,ハワード氏が「インディ・ジョーンズ」シリーズの大ファンであることが紹介された。ハワード氏はコンステレーションについて,よく「NASAとインディ・ジョーンズを足したような組織」と説明しているそうだ。
イベントの最後には,岩崎さんとボラノス氏が「Starfield」の発売について喜びと,プレイヤーへの感謝の意を示した。また,ボラノス氏は「今後も長年にわたって,新コンテンツを追加していきたい」と意気込みを語っていた。
「Starfield」公式サイト
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(C)2023 ZeniMax Media Inc. Starfield, Bethesda, Bethesda Game Studios, Bethesda Softworks, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved.
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