多くのファンが駆けつけた「バイオハザード RE:2」発売記念イベント開催。神田プロデューサーへの合同インタビューも合わせてお届け

　カプコンは，2019年1月25日に発売されたサバイバルホラー「バイオハザード RE:2」（PC/PlayStation 4/Xbox One）の発売記念イベントをプラサカプコン 吉祥寺店で開催した。
　当日は，本作のプロデューサーを務める神田 剛氏が来店。サイン会や，豪華グッズが当たる抽選会を実施して，多数駆けつけたファンを喜ばせた。本稿では，そんなイベントの模様をお伝えしよう。

「バイオハザード RE:2」公式サイト

イベントスペースは「バイオハザード RE:2」一色。なお，会場となったプラサカプコン 吉祥寺店は，「CAPCOM eSPORTS CLUB」というスペースも設置しており，PlayStation 4版「ストリートファイターV」8台によるオフライン対戦が楽しめる。

　会場は数多くのファンで賑わっており，思い思いのバイオハザードグッズにサインしてもらっていた。神田氏もファンに親しく接して談笑するなど，笑顔の絶えないイベントだった。

「バイオハザード RE:2」のプロデューサー，神田 剛氏

ファンと接する神田氏

抽選会では豪華グッズがプレゼントされた

神田プロデューサーへの合同インタビュー

――発売を迎えての率直な感想をお願いします。

神田 剛氏（以下，神田氏）：
　正直ホッとしています。どういう評価をもらえるのか気になっていたんですけど，Metacriticでも良い結果でした。今日のイベントでは，最初に触った「バイオハザード」が“2”だったという人が多かったので，そんな皆さんの思い出を，「RE:2」で上書きしてさらに良い思い出にしてほしいですね。


――印象に残ったファンの人などはいましたか。

神田氏：
　Tシャツにサインさせてもらった人がいるのですが，その人はシアトルで行われた「PAX West 2018」に足を運んで試遊して，特製Tシャツをもらったというんです。国内のイベントに来てもらえるだけでも嬉しいのに，わざわざ海外へ行くという熱量に驚きました。


――ほかの店舗もチェックされましたか。

神田氏：
　行きました。皆さん，「RE:2」のパッケージを手にとって，じっくり読んでいるんです。指名買いというより，以前から本作が気になっていた人なのでしょう。そういう人が多かったのが印象的ですね。少し上の世代の人達だったので，過去に“2”をプレイして，本作でやり直してみようと思っているのかもしれません。


――体験版「1-Shot Demo」も評判が良かったですね。

神田氏：
　体験版だけで満足してしまうのではないか，という懸念もありました。1プレイ30分という限られた時間しかプレイできないもので，ゲームイベントでの試遊にも似ているため，「楽しかった」という声を多くもらえたことは嬉しかったです。「もっとプレイしたい」という気持ちにつなげられたのではないでしょうか。


――Metacriticを始め，高い評価の要因はどんなところだと分析していますか。

神田氏：
　オリジナル版の「サバイバルホラー」の部分を損なわず，きちんとリメイクできたところだと思います。オリジナル版の強い思い出を持っている人達にも，納得してもらえたのでしょう。



――ユーザーからの感想はもう上がっていますか。

神田氏：
　配信されている人はいますが，そこまでは多くないですね。ですので，これからどういう感想が出てくるのか，楽しみでもありドキドキでもあります。


――発売前から高い評価を得たとき，スタッフの雰囲気はどうでした。

神田氏：
　もうすごかったですね。竹内（CS第一開発統括・竹内 潤氏）を始め，チーム全体が笑顔でした。自分達の作ったものが評価されたということで，喜びがフロアに溢れていました。ただ，良い意味でのプレッシャーにもなりましたので，今後も気を引きしめていきたいと思います。


――先日，DLC「ゴーストサバイバーズ」も発表されました。

神田氏：
　こちらは，無償でダウンロードできます。新しいサバイバルモードなので，楽しみに待っていてほしいですね。劇中で命を落とす3人がプレイアブルキャラクターとして登場しますし，そのモードでしか登場しない敵もいますので，さらなるやり込み要素として「RE:2」の世界を深く楽しんでください。


――隠し要素の「The 豆腐 Survivor」についてはいかがですか。

神田氏：
　グラフィックスに注目してほしいですね。最新エンジンで豆腐のプルプル感が表現されていますので（笑）。「ゴーストサバイバーズ」も「The 豆腐 Survivor」も難度の高いモードなので，リソースマネジメントをしながら，頑張ってクリアを目指してください。

――本日はどうも，ありがとうございました。

「バイオハザード RE:2」公式サイト