水没した都市で人知を超えた恐怖に立ち向かうホラーアドベンチャー「The Sinking City」の最新トレイラーが公開

　ウクライナを拠点にするFrogwaresは，Bigben Interactiveから2019年6月27日にリリース予定のオープンワールド型ホラーアドベンチャー「The Sinking City」（PC / PS4 / Xbox One）の新たなトレイラーを公開した。


　本作は，1920年代から30年代にかけて活躍し，クトゥルフ神話の生みの親として知られる恐怖小説作家，H.P.ラブクラフトの世界観にインスパイアされた作品だ。何らかの超自然現象により半ば水没してしまったオークモントの街を舞台に，主人公の私立探偵チャールズ・リードが，もはや怪奇現象に慣れっこになってしまったかのような住人達のさまざまな案件を処理しながら，この街を覆う奇怪なものの深淵へと近付いていくことになる。


　水没したオークモントの通りは運河のようになっているため，移動にはモーターボートを使用する。死体などを目撃すると狂気に包まれ，現実とも妄想とも区別がつかない不気味なクリーチャーに襲われてしまう。こうしたクリーチャーを銃撃によって撃退することで正気を取り戻すというのが基本的なゲームシステムだ。今回のトレイラーは，こうした“腐敗現実”を紹介するホラー要素の高いものになっている。


　Bigben Interactiveのもとで，長らく探偵アドベンチャー「シャーロック・ホームズ」シリーズを開発してきたFrogwaresだけに，本作には遺品や文書などを探してミッション達成のための答えを導き出していくといった，探索要素もふんだんに用意されている。Epic GamesストアでリリースされるPC版，さらにオーイズミ・アミュージオから2019年中にリリース予定のPlayStation 4版は日本語化される予定なので，発売を楽しみにしているファンも少なくないだろう。

「The Sinking City」公式サイト