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つい時間を忘れて遊んでしまう「カードキャプターさくら ハピネスメモリーズ」。イベントシーンは充実のボイスとカットシーン入り
なお,本記事は開発版でのプレイをもとに制作しているので,正式版とは異なる場合がある。その点はご了承いただきたい。
「カードキャプターさくら クリアカード編 ハピネスメモリーズ」公式サイト
気になる遊び方
基本的なコンテンツから紹介していこう。いわゆるクエストに相当する“チャレンジ”をいろいろとこなしていくことで進めていく。チャレンジにはさまざまな種類があり,ストーリーチャレンジ,デイリーチャレンジ,ウィークリーチャレンジ,ハピフォトチャレンジなどがある。
ストーリーチャレンジは,“メインストーリー”に相当する。本作では,さくらちゃんが中学生になってからの「クリアカード編」をメインとしているため,最初はクリアカード編のイベントを見ることになるプレイヤーが多いだろう。だが,それと同時にさくらちゃんの小学生時代の「クロウカード編」も進行できるようになっている。
メインストーリーの見どころは,なんといっても豊富なカットシーンを使ったボイス入り(※一部)のイベントだ。
アニメの「クリアカード編」を忠実に再現しているようなシーンもあれば,二頭身のキュートなキャラクターたちの会話で進むシーンもあり,ファンならばコミックスやアニメの振り返りにもぴったりな出来となっている。
なお物語の冒頭にしっかりキャラクター紹介があるので,「クリアカード編の途中からアニメを見始めたので冒頭が分からない」「過去作(クロウカード編)を知らない」といった人にもオススメしたい。
しかしゲーム内にてメインストーリーを進めていくには,プレイヤーの「ランク」が必要になってくる。最初のストーリーはランク1で受けられるが,その続きのストーリーチャレンジを進めるにはランク2,さらに先を進めるにはランク3……といった具合に,ランクを上げながらメインストーリーを進めていかなければならない。そしてランクを上げるためには,ストーリーチャレンジ以外のチャレンジを進めていく必要がある。
その代表的なチャレンジが,デイリーチャレンジと,ウィークリーチャレンジだ。文字どおり,デイリーは一日ごとに更新,ウィークリーは1週間ごとに更新される。
デイリーならば“指定の品”を5個納品といった簡単なものが多く,ウィークリーチャレンジでは指定の品を15品納品するなど,多めに設定されているが,1週間以内に達成すればいいので,そこまで厳しい感じではない。少し頑張れば,デイリーチャレンジと共に一気に一日で終わらせてしまうこともできる程度の量だ。
その指定の品は,物語の舞台となる友枝町にあるさまざまな施設で制作する。制作品にはそれぞれ制作にかかる時間が設定されていて,1分でできるものもあれば,5分かかるものもある。物語が進んでいくともっと時間のかかる制作品も出てくるのだろうが,少なくとも序盤のうちはほぼ1分で制作可能な素材の納品ばかりだった。しかも大抵の施設では5枠くらい一気に作成できるので,5枠全て稼働させれば実質1分で5個の素材が手に入り,それを納品すればいいので,かなりお手軽に進めていける。
もちろん,素材はチャレンジの納品に使用するだけではなく,さくらちゃんの衣装を作成したり,さくらちゃんの部屋の家具を作成したり,お料理に使用したりと,このゲームのほぼすべての要素に必要になる。
また,牛乳や卵などを「農園」で制作すると,「自宅」にてプリンなどの料理を作ることが出来るようになる。
納品系のチャレンジでは素材を納品するだけではなく,素材を使って作った制作品を納品することもあるので,その都度必要なものを必要な場所で制作し,ゲームを進めていく。ストーリーチャレンジなどでもどんどん制作をすることになるので,制作が本作の基軸となる。
家具の制作には,設計図とその家具に対応した素材が必要で,衣装の場合は型紙と対応した素材が必要になる。型紙や設計図は,チャレンジの報酬などでもらえるが,ガチャのおまけでついてくることもある。型紙や設計図は素材よりも入手できる機会が限られていそうに感じたので,最初のうちは闇雲に使ってしまう前に,本当にほしい家具や衣装などに使うようにしておくといいだろう。
なお,メインストーリーはストーリーチャレンジの条件を満たし,達成ボタンを押すと進行するため,ゆっくりとストーリーを見たいときはあえて達成ボタンを押すのを後回しにしておけば,「時間がないのにメインが始まってしまった!」というような事態を防げる。
ガチャはどうなっているの?
そのほかの気になる要素もまとめて紹介!
ファンが気になるのは,やはりガチャだろう。本作のガチャは「ハピフォト」を集めるものとなっている。「ハピフォト」というのは,「カードキャプターさくら」の名シーンを切り取ったカットイラストで,レアリティは,R,SR,SSRの3段階だ。そしてSSRには「ハピフォトチャレンジ」という特別なチャレンジがついてくる。そしてそのハピフォトチャレンジをクリアすると,「ハピネスメモリーズ」ならではのミニイベントが見られるのだ。
なお,ハピフォトには「衣装制作時間◯%短縮」「料理制作時間◯%短縮」などの効果がついており,レアリティが高いカードほど「〇%」の数値が高くなる。もしも同じハピフォトを取得した場合は上限突破が可能になり,チャレンジの報酬などで手に入る「ケロコイン」を使うことで育成が可能となっている。上限突破したハピフォトを育成していくと「〇%」の効果がアップしたり,ショップで家具などを購入するのに使える育成報酬チケットをもらえるのが嬉しい。
ハピフォトについている効果を発生させるためには,ただ所持しているだけではなく,ハピフォトセット(デッキ)にハピフォト(4枚まで)をセットする必要がある。そして「効果発動」ボタンを押すことで初めて効果が発動し,その効果時間は制限されているので,制作時間が長いものを作るときなどに活用していってほしい。
ハピフォトは,ゲームの進行に必須というわけではなさそうだが,あったら便利というアイテムで,あまり課金を強いられている感じは受けない。だが,前述のとおりSSRのハピフォトには「ハピフォトチャレンジ」と,その「ハピフォトチャレンジ」をクリアすることで見られるミニイベントがあるので,そこに魅力を感じるファンはSSRのハピフォトゲットを目指していってほしい。
ちなみにスタートダッシュガチャは,本来1000個のハピネスダイヤが必要なガチャを600個で引けるうえに,家具などの設計図がおまけでついてきて,とてもお得。上限5回まで回せるので,最初のうちにある程度の枚数のハピフォトをそろえておくことが可能だ。ガチャを回すのに必要なハピネスダイヤは「トロフィー」の報酬などでかなりもらえ,実際筆者も短い時間の試遊ではあったが,その間でトロフィーなどの報酬で得た無料のハピネスダイヤで,10連を3回ほど回すことが出来た。(内,1回はチュートリアルガチャ)
トロフィーとはチャレンジのように受注しなくても条件さえ達成できれば報酬がもらえるもので,プレイしているといつのまにかかなり達成度が貯まっているため,気が付いた時に受け取っておこう。トロフィー報酬の家具などもあるので,「一括受け取り」などをした場合は見落としやすい。「もちもの」から,現在持っている全てのアイテムを確認できるので,時折確認すると良いだろう。
フレンド機能は主にケロコインを取得できる要素となっており,フレンドの部屋に遊びにいって「いいね」をしたり,フレンドのお料理の手伝いをしたりすると,ハピフォトの育成などに使用するケロコインがもらえる。
作った料理は,ゲーム内に登場する「なかよしさん」にプレゼントして,なかよし度をあげることが可能。ゲームスタート時は,プレゼント対象になるキャラクターは知世ちゃんとケロちゃんのみだが,ランクアップすれば対象や上限も増えていく。
「図鑑」では現在実装済みの衣装や家具,料理などの一覧を見ることが出来る。衣装などは,アイコンをタップすれば入手方法を確認できるので,目標にしよう。ただし,作成には一定のランクが必要なものが多い。
各種ミッションをこなすために制作をして,その制作品でミッションを達成し,ランクを上げ,長いイベントに入る前に長い時間がかかる制作品をあらかじめオーダーしておいて,それからメインストーリーやミニイベントを見ると,終わるころには制作品がほぼ完成していて,また新たなミッションのクリアを目指して制作をし……。
という一見先が見えない手順で進めていくが,制作が良いリズムで進んでいくため,どんどんミッションがこなせて,とてもプレイしている感覚は気持ちいい。そしてミッションをこなしているうちにランクが上がり,新たなメインスト―リーを楽しめるので,ゲームのテンポ感は良い出来になっていると感じた。
そしてなんといっても,二頭身のデフォルメキャラたちが本当に可愛らしい。
前述のとおり,「カードキャプターさくら」の元々のファンはメインストーリーやキャラたちに和みながら手軽に遊べるようになっており,箱庭系ゲームが好きな人は「カードキャプターさくら」の世界観を知りながら可愛いファッションや家具を,可愛いキャラクターで遊べるので,ぜひプレイしてみてほしい。
「カードキャプターさくら クリアカード編 ハピネスメモリーズ」公式サイト
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