プレイレポート
アンタも闘るのかい? 格闘漫画「ケンガンアシュラ」初のスマホアプリ「ケンガン ULTIMATE BATTLE」プレイレポート
本作は,漫画アプリ「マンガワン」と,Web漫画サイト「裏サンデー」で公開中の格闘漫画「ケンガンアシュラ」を原作とした初のスマートフォンアプリ。対峙したキャラクター同士が順番に攻撃やスキルを駆使して戦う“ターン制の格闘ゲーム”といった雰囲気で,スマホゲームならではの遊びやすい作りとなっているのが特徴だ。
本稿では,2019年2月14日から2月20日まで実施されていた本作のクローズドβテストのインプレッションをお届けする。
夢の組み合わせも可能!?
3対3のターン制バトル
本作のバトルはターン制で,1ターンごとに「攻撃」や「スキル」といったアイコンをタップして行動を決定する。スキルは攻撃よりも大ダメージを与えられたり,体力を回復したりと,さまざまな種類が用意されている。ただし,ターンごとに溜まるSPポイントを消費するので,使いどころが重要だ。
スキルを発動すると,原作の象徴的なシーンがカットインしてバトルを盛り上げる。原作を読んでいる人であれば,「おおっ,この場面は!」と,筆者のように思わず声が出てしまう人もいるだろう。
主人公の十鬼蛇王馬(ときたおうま)が,メインキャラクターのひとりである山下一夫に発した,「アンタも闘るのかい?」という,ファンにはお馴染みのセリフももちろん登場する。ファンは思わずニヤリとし,原作を読んでいない人は原作の格好良さを感じられるだろう。
「あんたも闘るのかい?」 |
「闘る」 |
バトルには闘技者を3人まで参加させられるので,自分好みのチームを編成できる。CBTでは,王馬のほか, 鎧塚サーパイン,アダム・ダッドリー,ジェリー・タイソン,金田末吉など,多数のキャラクターを確認できた。
バトル部分をプレイしてみた感想としては,システムがシンプルで分かりやすく,ゆっくり考えられるターン制なので,アクションゲームが苦手な人も問題なくプレイできるのが好印象だった。
ヌルヌルと動くキャラクターも迫力があり,とくにスキル発動シーンは必見。派手なカットインや,キャラクターごとに用意された演出の数々にテンションが上がること請け合いだ。
もちろん,ボス戦などはオートバトルでは苦戦してしまう場面も多い。そんな時は,4種類までセットできる「スキル」や,身体の部位ごとに,頭,胸,腕,腹,脚の5種類までセットできる「装備」を見直すといいだろう。
個人的に“ツボ”だったのは,「大胸筋」「上腕筋」「腹直筋」など,装備品がすべて「筋肉」である点だ。「筋肉って装備品なのかよ!」というツッコミを思わず入れたくなる,実に「ケンガンアシュラ」らしい要素となっている。
定期収入は生命線
本社のレベルアップをお忘れなく!
本作にはほかにも,すごろく形式の「ストーリーモード」や,時間経過とともにお金を得られる「本社」,ほかのプレイヤーと非同期対戦が行える「バトルロイヤル」といった要素が用意されている。
サイコロを振って出た目の数だけ進めるすごろく形式のストーリーモードは,遭遇した敵と戦ったり,お金を手に入れたりするだけでなく,お金を失うこともあるため,意外と緊張感を持って遊べるのが特徴だ。
また,「定期収入」という形で時間経過とともにお金を得られる本社は,スタミナを消費して経験値を得ることでレベルアップし,定期収入の金額や,スタミナの最大値を上げられる。なお,バトルをするにはお金が必要となるため,本社のレベルアップは積極的に行いたい。
ほかのプレイヤーと非同期対戦が行えるバトルロイヤルでは,勝利した際に得られるポイントの総数をほかのプレイヤーと競い合える。ランキング形式となっているので,ついつい熱が入ってしまうだろう。
なお,獲得ポイントは「バトルロイヤルガチャ」などにも使用できるので,ランキングに興味がない人もプレイしておいて損はしないはずだ。
本作をひととおりプレイしてみたところ,「ケンガンアシュラ」という原作の魅力を存分に感じられる点が一番の魅力だと感じた。“バトルにおけるプレイヤーのテクニック”というよりは,“対戦前のスキルや装備の調整”といった点が重要となる本作は,ゲームシステムこそシンプルではあるが,小難しいところがないからこそ,「ケンガンアシュラ」の世界へ入り込みやすくなっている印象だ。
原作が好きな人はもちろんだが,原作を知らない人にとっては(基本プレイ無料ということもあって)「ケンガンアシュラ」の入門に最適な作品なので,正式サービスが始まった際にはぜひプレイしてみてほしい。
「ケンガン ULTIMATE BATTLE」公式サイト
- 関連タイトル:
ケンガン ULTIMATE BATTLE
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(C)サンドロビッチ・ヤバ子,だろめおん/小学館,CYBIRD
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