ゾンビアポカリプスを描くオープンワールド型のパルクールアクション，「Dying Light 2」の発売が延期

　Techlandは，ゾンビアポカリプス後の世界を背景にスピーディなパルクールを楽しむオープンワールド型のアクションゲーム「Dying Light 2」（PC / PS4 / Xbox One）の発売を，当初予定されていた2020年春から延期すると，公式Twitterで発表した。

Here's the Dying Light 2 Development Update. pic.twitter.com/TWTgHsumSD

— Techland (@TechlandGames) January 20, 2020

　「Dying Light 2」は，2015年にリリースされた「Dying Light」の続編で，謎の病原菌の蔓延によって人々が狂暴なゾンビになってしまった前作の15年後の世界が描かれる。崩壊した文明の中から，なんとか立ち上がった城塞都市The Cityを舞台に，プレイヤーは壁をよじ登ったり，ビルから飛び下りたりといったパルクールに長けた主人公，エイデン・カルドウェルとして，さまざまな勢力との関係を通して，世界の在り方を大きく変化させていくという。
　ゲームには，Techlandの開発したゲームエンジン「C-Engine」が使用されており，制作には「Icewind Dale」（2000年）や「Fallout: New Vegas」（2010年），「Divinity: Original Sin II」（2017年）など，ゲーム業界で20年以上もフリーランスの脚本家として活躍するクリス・アヴェロン（Chris Avellone）氏が参加している。


　TechlandのCEOであるパヴェル・マルへフカ（Pawel Marchewka）氏は今回の延期について，「この残念なニュースを申し訳なく思っています。我々が守りたいのは，自分達に課した高い水準のゲームを期待しているファンの皆さんにお届けすることです」と述べており，そのためにさらなる時間が必要であるという。
　前作「Dying Light」も何度か発売延期が行われ，当初予定されていたPlayStation 3とXbox 360版の開発はキャンセルされている。「Dying Light 2」の新たな発売日については明らかになっていないものの，次世代コンシューマ機のローンチタイトルを目指すことも十分に考えられるだけに，続報を待ちたいところだ。

「Dying Light 2」公式サイト