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第2次世界大戦期のワルシャワ蜂起を描いたタクティカルRPG「WARSAW」がリリース。ローンチトレイラーも公開
本作を手掛けたPixelated Milkは,以前,ファンタジー世界の王国再建をコミカルなJRPGとして描き上げた「Regalia: Of Men And Monarchs」(2017年)を開発しているが,今回は“ワルシャワ蜂起”というシリアスな歴史事件をテーマにしている。
第2次世界大戦中のナチスドイツ軍の占領下にあったポーランドを舞台に,武装解除された元ポーランド軍人や看護師,先生,機械工やジャーナリストといった異なる立場や職業に就く人々が登場。物資を補給したりドイツ軍をサボタージュするなどのミッションを行い,解放の日まで飽くなき戦いを続けていくのだ。
ワルシャワの街にはところどころに検問があり,さらに敵とランダムエンカウントしての戦いが発生することがある。ゲームシステムとしては「Darkest Dungeon」(PC / PS4 / Switch / PS Vita)を思わせる作風で,サイドスクリーンで表示されるキャラクター達に,コマンドを与えていくというターン制のタクティカルコンバットになっている。
銃器で戦うだけでなく,翻訳できるキャラクターで相手の会話を探り,数手先を読んで行動するといったことも可能だ。
ワルシャワ蜂起の悲惨な体験を重視しているのか,全員が生き延びるのには困難を極めるミッションが多い。インベントリにも制限があるため,持ち歩くアイテムの種類や数をつど判断しなければならないといった,かなりシビアなゲームバランスになっている。なお,欠けた仲間はランダム生成されるキャラクターからリクルートが可能だ。
リリースをしたものの,コンテンツはまだ完全というわけではない状態のようで,開発会社からは「10月中のロードマップ」として新しいイベントの追加やバグフィックスなどを中核とするアップデートが発表されている。
現時点では日本語化されていないので,テキストベースの本作をプレイしこなすにはハードルが高いかもしれないが,絶望的な中で必死の抵抗をする解放軍といったテーマと,タクティカルRPGが好みというゲーマーならチェックしておくのもいいだろう。