「ソニック AT 東京2020オリンピック」プレイレポート。15種目以上の競技にソニックたちが挑む手応え抜群のアクションゲーム

　セガが本日（2020年5月7日）配信を開始したスマートフォン向けアプリ「ソニック AT 東京2020オリンピック」（iOS / Android）は，ソニックたちを操作してオリンピック競技を体験できる，東京2020オリンピックを題材にしたアクションゲームだ。

　種目は，ハンマー投や空手，やり投などが用意されており，それらをタップやフリックなどのシンプル操作でプレイできる。本稿では，多彩な競技の遊び方を始めとした本作の内容について紹介していこう。

挑める競技は15種類以上

オリンピック競技以外のミニゲームも登場

　ゲームを立ち上げると，まずは自身の所属する国・地域を選択することになるが，選んだ地域によって内容が変わることはないので，好きな国を選んでしまって問題ない。ステージをクリアした際，そのスコアに応じていちばん活躍している所属国・地域の旗が立つ仕組みになっているので，自分の好みに合わせて国・地域を選ぶといいだろう。

所属する国・地域を決定したら，オリンピックに参加することになったソニックたちと東京の街を巡っていく

　本作の基本的な流れは，ひとつずつステージをクリアしていく形式。各ステージごとに競技が決まっており，ここで定められた順位以内に入ることで次のステージに進める仕組みだ。


　プレイできる競技は15種目以上。いずれも手に汗握る競技ばかりだが，難しい操作は不要で，手軽にプレイできるのが魅力だ。また，1競技あたりのプレイ時間が短いので，隙間時間にサクッと遊べるのもうれしい。ちなみに，各種目には通常よりも難しいEXモードが存在しているので，やり込み派も満足できるはずだ。


　序盤にプレイすることになる400mハードルは，ほぼタップ操作のみで楽しめる。キャラクターは自動的に走ってくれるので，ハードルの前でタイミングよくタップするだけだ。走る前には画面を長押しし，スタートダッシュの瞬間で指を離すといった操作もあり，総じて操作のタイミングが重要になっている。

ジャンプ中に再度タップすることで加速，長押しでジャンプの高さが変わる

　400mハードル（EX）では，ハードルが複数設置され，画面ホールドによるロングジャンプを使わないと跳び越えられなくなっている。ここがプレイヤーの腕の見せどころと言えるだろう。クリア自体は簡単だが，腕前次第で結果が大幅に変わるので，友達と記録を競い合うなどすると盛り上がりそうだ。

すべての障害物を回避し，かつ加速もしっかりしていると記録も伸びやすい

　続いて，瞬間的な操作に神経を集中させる競技として，アーチェリーや3m飛板飛込などがある。

　3m飛板飛込は画面をスライドしてジャンプする方向を決めたり，ベストなタイミングで下にフリックしたりして入水。落下までに集めたリングの数や，入水角度によってスコアが決まるので，飛び込むまえにじっくりと考えてプレイすることになるだろう。


　アーチェリーは，上下左右に動いたり，回転して消えたりする的にタイミングよく矢を放つ競技。風が強く吹いているステージもあり，矢を放つタイミングだけでなく風向きによる角度の調整など，多くの要素が求められる。画面を長押しし，角度を決めて離すというシンプル操作だが，かなりやり応えのある競技だ。

EXモードになると，3m飛板飛込はコースがより複雑になり，アーチェリーは“消える的”などが追加されて難度が上昇する

　連打をしてスピードを上げ，タイミングよく放すハンマー投や，パンチ・キック・投げ技を使って点数を稼ぐ空手など，競技ごとにプレイフィールが変わるので飽きずに楽しめるのが本作の魅力。

　卓球，フェンシングなど，対戦相手の動きによってスコアが変わってくる競技もあるので，ハイスコアを狙いたい人にとってはやり込みがいのある内容になっているだろう。

ハンマー投は，連打の後にベストなタイミングで指を離し，ハンマーの飛距離を伸ばしていく

空手は相手との距離を詰めながら技を使用して，先に100点を獲得すると勝利。フリックですばやく左右に移動したり，下フリックでガードをしたりと，格闘ゲームのような感覚で楽しめる

スポーツクライミングでは，画面をスライドして飛ぶ方向を調整しながら天辺を目指す

　また，ソニックらしさを十分に感じさせるスピード感のある競技も豊富で，400mハードルやBMXレーシングなどは上手く操作できるほど速くなっていくのが気持ちいい。指定されたフリック操作を短い時間で完了するトランポリンなど，一風変わった競技も多いので，その日の気分に応じて遊ぶゲームを変えてみてもよさそうだ。


　なお，各ステージの初回はソニックで挑戦することになるが，それ以降はほかのキャラクターでも挑戦できるようになる。プレイアブルキャラは，エミーやテイルスをはじめ，ベクター，メタルソニックなど豊富なキャラが登場。キャラによって得意分野が異なるので，自分のプレイスタイルに合わせて好きなキャラでチャレンジしてみよう。

競技中にゲージが溜まると発動可能になるSPアクションは，ソニック以外はプレイすると溜まるTPを消費して開放していく

ミニゲームやストーリーも楽しめる！

　本作ではオリンピック競技以外にも，東京を舞台にしたミニゲームが多数収録されている。雲を足場にして東京スカイツリーを登ったり，光った数字を順番通りに選んだりと，競技以外の楽しみも満載だ。


　各ステージを進めていくと，東京の街を奪ったエッグマンとの戦いを描くストーリーも展開されていく。エッグマンをはじめ，さまざまなボスが競技に参戦しているので，ソニックシリーズが好きな人はとくに楽しめるはずだ。


　また，競技中のBGMは自由に変更でき，その中にはシリーズ作品のBGMも含まれている。懐かしい曲であれば聞くだけでもグッとくるものがあるだろう。ソニックキャラクターが好きな人や，純粋にスコアを競い合いたい人など，さまざまな人が気軽に楽しめる作品となっているので，ぜひともハイスコアを狙って各競技に挑み，金メダルの獲得を目指してみてほしい。

「ソニック AT 東京2020オリンピック」公式サイト

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