プレイレポート
「勝利の女神:NIKKE」CBTが超セクシー! マルチプレイの感触もよかった,SF美女+ポストアポカリプス+ガンシューの魅力
2022年内に配信される本作は,荒廃した未来世界を舞台とするガンシューティングゲームで,ヒョンテ氏が描く魅力的な美女たち“ニケ”の背中を眺めながら,簡単操作で迫力の銃撃戦を堪能できる。
ゲーム内容に関しては前回のCBTレポートでも紹介したが,今回の世界版CBTでは複数の新キャラクターをはじめ,最大5人で共闘できるマルチプレイ迎撃戦・協同作戦」,日本語ボイスで楽しめるストーリー新章などが追加されたため,あらためて本作の魅力をお届けしよう。
【PR】「勝利の女神:NIKKE」プレイレポート。キム・ヒョンテ氏の手がけるセクシーでカッコイイ美少女が大活躍するガンシューティング
2022年内にリリース予定のスマホアプリ「勝利の女神:NIKKE」は,高い戦闘能力を持つ女性型ヒューマノイド「ニケ」の激しい戦いの物語を描いたガンシューティングだ。キム・ヒョンテ氏が描く,セクシーでカッコイイ美少女の魅力を存分に楽しめる本作のプレイレポートをお届けしよう。
「勝利の女神:NIKKE」公式サイト
美女&メカが秀逸なガンシュー!
本作は“ポストアポカリプスSFガンガールRPG”と銘打たれた作品だ。作中では戦闘能力に優れた「ニケ(女性型ヒューマノイドの総称)」と,人類の外敵「ラプチャー」との激戦の様子が描かれていく。
最大の特徴はなんといっても,日本でもおなじみな韓国の人気クリエイター,キム・ヒョンテ氏らが描くセクシー&カワイイ美女たちだ。
プレイヤーは最大5体のニケを部隊編成して操り,画面奥側から迫りくるラプチャーたちをさまざまな銃撃で処理していく。
戦闘中は画面タッチで敵を照準して銃撃し,指を離すと遮蔽物に隠れて回避態勢&リロードを行う。基本的に敵を指で追って,ミサイルやビームなどの強力な攻撃がきそうなら指を離す。これだけでOKだ。
システム的にエイムアシストもある程度効いているので,敵に照準を合わせられたあとはわりかし吸着してくれて苦労もない。
アーケードゲームなどでは定番のスタイルとあり,難しい操作も必要ないので直感的に遊ぶことができるだろう。
ニケはそれぞれ使用する武器種が異なっており,「アサルトライフル」「マシンガン」「サブマシンガン」「ロケットランチャー」「スナイパーライフル」「ショットガン」の6種類に分かれている。
敵との距離(レンジ)は3分類で,ミドルはアサルトライフル,ロングはスナイパーライフルなど得意距離に違いがある。
通常敵であればそれほど問題なかったが,高難度チャレンジなどでは,最適距離の武器種に絞ってニケを選ぶのも重要そうだ。
また,スナイパーライフルなら「スコープで精密射撃」,ロケットランチャーなら「チャージで威力上昇」など,武器種ごとに特性が備わっている。部隊編成した5体のニケは戦闘中に自由に切り換えられるため,状況に応じて操作するニケを使い分けるのがベター。
なお,未操作のニケも自動射撃で戦闘を援護してくれる仕組みだ。
ニケは武器種やステータスのほかに「スキル」も有している。
プレイヤー操作でとくに肝心なのは,敵にダメージを与えると充填されるバーストゲージをMAXにしたとき,画面右側のニケの顔アイコンをタップすると発動できる必殺技「バーストスキル」の存在だ。
こちらの攻撃や支援など効果はさまざまで,発動時に銃を乱射したり,カッコいいポーズを構えたりと,美しいニケたちの頼もしい姿がカットインで挿入される。これがまた実にアガる演出である。
それとバーストスキルには「I」「II」「III」と種別があり,これらは「I→II...」と階段状に連鎖して発動させる必要があるため,編成段階でスキル構成を考慮するのも大切になる。さほど難しいシステムではないので,チュートリアルを進めるだけで身につくだろう。
戦闘で目を引くのは,やはり美女ぞろいなニケの姿だ。それにポストアポカリプスな雰囲気を反映した荒廃した街の背景,敵であるラプチャーのデザインも秀逸で,世界観をたっぷりと上乗せしてくる。
崩落して苔生した高層ビル残骸地での戦闘なども,ステージの見た目だけでどういう世界であるのかが伝わってきて分かりやすい。
操作するニケの挙動にしても,戦闘中ながら目を奪われる出来栄えだ。銃撃の反動によって身体が小刻みに震えるなど,細部に強いこだわりを感じる。加えて,リロードや待機モーションもニケごとの固有の動きとなっており,彼女らの性格が反映されているのもすばらしい。
全体的にキャラクターデザインやキャラクターモーションでは妥協しないという,開発陣の推しポイントが見て取れる。
敵陣営のラプチャーも,デザインや見せ方がお見事だ。
なかには全身武装の殺意全開な巨大型がいたり,ステージを並走しながら戦う列車型がいたり,地下道で追いかけてくる削岩型がいたりと,どのラプチャーも全体像を見たくなるメカデザインである。
戦闘演出にせよ,時間内にダメージを与えきれないと突進してきたり,迎撃に手いっぱいになる大量のミサイルが飛んできたりと,ラプチャーのごとの面白ギミックも相まって戦いは白熱する。
そして,これらボス相当のラプチャーは物語進行にあわせて満を持して登場するため,その圧倒的な戦力差に脅威や恐怖を覚えつつも,可憐なるニケたちと協力して打開するという構成がとても盛り上がる。
今回のCBTで遊べたマルチコンテンツ「迎撃戦・共同作戦」では,みんなでボスラプチャーにチャレンジすることになった。
こちらは最大5人で共闘できるモードで,プレイヤーは「1人1ニケ」を選び,制限時間内に全員でボス撃破を狙っていく。
マルチ時はニケのレベルが統一されるようで(CBTでは),今回遊んだときは全プレイヤーのニケがレベル40に固定された。
共同作戦では普段のバトルと違い,1キャラクターの操作だけに集中すればいい。これにより,高難度ステージではどうなるか分からないが,使用するニケも「自分の好みの子」をより選びやすい気がする。
戦闘中は味方と連携してバーストスキルを使うのが重要だが,味方の射撃照準も画面内に表示されるため,声に出さずとも「迎撃は任せた!」「こっちはあの部位を破壊する!」といった行動を,カーソルの動きだけで共有できるのが気楽で心地よかった。ついでに操作が忙しいときはリロード時くらいしか使えないが,スタンプによる意思疎通も可能だ。
高難度クリアやハイスコアを狙うとなると,そこはやはりゲームらしく話は変わるかもしれないが,少なくとも今回遊んだ範囲ではそこまで重い遊びではなく,気楽に楽しめるマルチコンテンツであった。
兵器のニケ。関係性から目が離せない物語
ここからストーリーにも触れていこう。物語の舞台は,人類が謎の外敵「ラプチャー」に敗北したポストアポカリプスな未来世界。
ラプチャーに敗北した人々は,地上から地下への撤退を余儀なくされ,今では地下都市「アーク」で人類反撃の日を待ち望んでいる。
戦いの要となるのは,女性型ヒューマノイド「ニケ」。彼女たちはアークに身を潜めた大企業が生産したもので,人類に絶対服従する兵器として扱われている。といっても,主人である人類に悪態をついたり,ちょっと変な趣味を持っていたりと,一見すると普通の女性たちだ。
しかし,作中の見どころは美女なニケたちと「指揮官」(プレイヤー)が仲良くイチャイチャするといった場面ではなく,“ニケは少女ではなく兵器である”ことが執拗に描写される点である。
頭部さえ残れば復旧できると身体の犠牲をいとわない者。己が使い捨ての兵器であると自嘲気味に言い捨てる者。所有者の人間に撃たれても嫌な顔一つしなかった者。作中で触れられる小話はかなりヘビーだ。
一方で,ニケを生産する大企業が絶大な権力を持ち,プレイヤーたる指揮官も命令に逆らえず死地に向かうことになったりと,地下世界アークを取り巻く人類の荒廃っぷりもニケに負けないくらい悲惨だが。
ストーリーは,新人指揮官である主人公が「マリアン」という名のニケと行動をともにするところから始まる。
そこでの移動中,輸送機が墜落してしまい,奇跡的に生存した指揮官はマリアンと協力して,ほかのニケ部隊との合流を目指す。
その後,指揮官は「ラピ」と「アニス」という2人(あるいは2体)のニケと出会い,ラプチャーを迎撃しながら救難信号が上がったポイントに向かうのだが。そこで待ち受けていたのは助けを求める味方の姿ではなく,ニケの身体をただの機械パーツとして奪う特殊なラプチャー。
そして目的地に案内したのは,味方であるはずのマリアンで……。
最初からずっと助けてくれていたマリアンは,ラプチャーに侵食されていた。それにより指揮官は彼女を処分しなくてならなくなる。
てっきりメインヒロインかと思っていたマリアンに銃を突きつける展開には驚かされたが,それほど重苦しい世界なのだと理解させられる。
それから指揮官は,マリアンがラプチャーに乗っ取られてしまった原因を究明しつつ,ラピとアニスと一緒にさらなる過酷な任務に立ち向かっていく――というのが物語序盤の流れだ。
ニケは人間ではない。兵器だ。徹頭徹尾そう突きつけられる環境下で,指揮官はあくまで“ニケも人間である”という立場でいる。
新人指揮官の優れた能力に疑いをかける司令部。地下の天上から無理難題を押し付けてくる大企業。我々はそういった人同士の政治的争いもくぐり抜けながら,ラプチャーと戦っていかなくてはならない。
進むごとに地獄めいてくる物語に,さまざまな立場の登場人物。
これらがポストアポカリプスな世界に深みを与えているので,雰囲気からして気に入った人は,まずハズレと思うことはないはずだ。
ここでニケたちに着目しよう。彼女らは生産企業によって性格や個性,武器の扱い方が異なっていたりと,まず大別される企業カラーがあって,そのうえで個々の人格がそれぞれ深掘りされている。
本CBTで新規追加された,アークを守る「ポリ」,性格が大人しい「ブリッド」,自信家の「ソリン」,悪党のような「クロウ」,商売上手な「ヤン」など,ニケのバリエーションもどんどん広がっている。
好みの陣営を見つけてもいいし,好みの子を探すのもありだ。
ちなみに地下に避難せず,地上に残り続けた陣営「ピルグリム」に身を置くニケたちは“実戦性がないことを証明された近接戦用武器”を扱うという,解説からしてクるものがある子たちとなる。
こういった違いがどのように生じたのかも面白そうなところ。
ガンシューティングとしてのクオリティをはじめ,高品質なビジュアル面に,暗さと厚みと深みを持たせた世界観などなど。
好きな人がどっぷりハマる要素満載の「勝利の女神:NIKKE」。
見た目の完璧さは言わずもがな。そこからのやり応えもバツグンだったので,気になった人はリリース後にぜひプレイしてほしい。
なお,こういったおすすめ文で響かないのなら「キム・ヒョンテ氏が描く美女を“後ろ姿から眺められる”」という,言葉を控えつつもなにを伝えたいのか分かってもらえるはずの魅力に飛びついてほしい。
「勝利の女神:NIKKE」公式サイト
- 関連タイトル:
勝利の女神:NIKKE
- 関連タイトル:
勝利の女神:NIKKE
- この記事のURL:
キーワード
(C)PROXIMA BETA PTE. LTD. (C)SHIFT UP CORP.
(C)PROXIMA BETA PTE. LTD. (C)SHIFT UP CORP.