プレイレポート
「BLUE PROTOCOL」初心者向けプレイガイド。ソロプレイ派やアクションが不慣れな人がメインストーリーを楽しむためのアドバイスをお届け
ブルプロのグラフィックスは,バンダイナムコが劇場版アニメ級とアピールしているほどで,幅広いプレイヤー層が興味を抱くことだろう。しかし一方でブルプロは,オンラインアクションRPGでもある。その本格的なアクション要素は,グラフィックスに惹かれてブルプロを始めるようなライトゲーマーにとって,予想以上の手応えが得られるかもしれない。
そこで本稿では,これからブルプロを始めるプレイヤーが最初に覚えておきたい基本システムや,ゲーム序盤を効率良く進めるためのちょっとしたアドバイスなどをお届けしよう。まだブルプロ未経験の読者も,ぜひ本稿を参考にチャレンジして欲しい。
誰が作成しても“ブルプロらしい”キャラに
クラス選択時は近接タイプと遠距離タイプの違いに注目
ブルプロにおけるゲームプレイの柱となるのは,自分自身の分身たるプレイヤーキャラを育成しながら挑むメインストーリーである。そしてこれを進めるだけなら,高度なアクション操作や,他プレイヤーとの共闘といった要素は必須ではない。たとえばコンシューマ向けのシングルプレイRPGを楽しむような感覚でもプレイできるのだ。
ゲームを開始すると,これから長い付き合いとなるプレイヤーキャラの作成を行う。外見のカスタマイズ幅に限って言うと,他のオンラインゲームと比べて極端に広くはないのだが,たとえどのように作成しても最終的にブルプロっぽい外見に仕上がるのが面白い。拠点エリアなどで行き交う他のプレイヤーキャラを見ても,違和感を覚えないはず。
またゲームを進めていくことで,さまざまな方法でプレイヤーキャラを着飾ったり,“エステ”では外見の変更を楽しめたりするので,この点も期待してほしい。
プレイヤーキャラの作成時は,現在5種類が用意されているクラス(職業)の選択も行う。4Gamerのサテライトサイトでも各クラスについて軽く紹介しているが,ざっくり分けるとイージスファイター,ツインストライカー,ヘヴィスマッシャーが近接タイプ。スペルキャスターとブラストアーチャーは遠距離タイプのクラスだ。
ブルプロは現在装備している武器に応じて,クラスが変化するシステムとなっている。クラス毎に育成レベルが別々に用意されるものの,クラスチェンジ自体は気軽に行えるのだ。そのため最初のクラス選びはパッと見の印象で決めても構わないと思うが,近接タイプと遠距離タイプの違いは把握しておくと良い。
というのも,オンラインアクションRPGのブルプロでは,相手の動きをしっかりと見て対応することが要となる。特にボス戦で敵が繰り出す強力な攻撃を,プレイヤーの操作で能動的に回避できると,攻略がグッと楽になるのだ。そして近接タイプと遠距離タイプとで,この回避時のプレイフィールが大きく異なっている。
具体的には近接タイプのクラスは敵に隣接するため,とっさの回避が比較的難しい。一方の遠距離タイプは戦場を俯瞰して見られるため,落ち着いて対処できる印象だ。
もちろん,華麗な連続コンボを繰り出したり,敵からの攻撃を真正面からガッチリ受け止めたり,近接タイプのクラスならではの醍醐味もたくさんある。また,もうひとつ強調しておきたいのは,メインストーリーの序盤において,大きく苦戦するようなボスモンスターは登場しない。たとえアクションゲームが苦手な人でも,近接タイプのクラスを使い続けることで次第に慣れていけるし,そのプロセス自体を楽しめるはずだ。
近接タイプのクラスは敵との距離が近く,連続コンボによるダメージを与えやすい。その反面,敵の行動を見てから即座に対応するのが難しい場合がある |
遠距離タイプのクラスは敵と距離を置いて戦えるため,戦場全体を観察しやすい。突進してくる敵なども避けやすい |
経験値稼ぎに関するアレコレ
ゲーム開始後しばらくの間は,メインストーリーを軸に進め,受けられる各種クエストをこなしていけば,大きくまごつくことは無いだろう。また,受けたクエストを全部こなす必要も無く,報酬アイテムなどに興味を持ったモノを選ぶくらいでも構わない。
なお,クエスト報酬として得られる経験値はウマいが,基本的に1回限りである。将来,別のクラスを育成したくなったときのために,あえてサブクエストを残しておくのも一つの手だろう。
クエスト関連で登場するアドベンチャーボードはブルプロならではのシステムなので,きちんと覚えておこう。これには複数のクエストがツリー構造で登録されており,最後までクリアすると特別な報酬がもらえるのだ。
再序盤で挑戦できるアドベンチャーボードは,そこに含まれるクエスト自体がチュートリアル的な役割も担っている。オンラインゲームに不慣れな人は,これを通じてブルプロの各種システムを理解しておこう。
また,達成時の報酬として冒険者ランクを上昇させられるアドベンチャーボードは,最優先でこなしておきたい。冒険者ランクを上げることでアンロックされるコンテンツもあり,冒険者として避けては通れない道だ。
クエストやアドベンチャーボード以外にも,フィールドでの狩りや各種バトルコンテンツの周回プレイなど,さまざまな方法で経験値を稼げるので,自分のスタイルに合ったものを探すとよい。たとえば,定期的に開催されているレイドミッション(公式サイト)は,最大30名で巨大なボスエネミーに挑むという内容で,オンラインゲームならではの協力プレイや大規模バトルを手軽に楽しめる。低レベルから参加でき,プレイヤーの負担も思っているより全然少ないので,尻込みせずにチャレンジしてみよう。
序盤におけるアクションのハードルは低め
次第に歯ごたえのあるバトルを楽しめるように
バトル中のプレイヤーキャラは,通常攻撃のほか,各クラス固有のベースアクション,4種類まで設定できるタクティカルスキル,召喚獣ライクなキャラを呼び出せるバトルイマジン,究極技のアルティメットスキルと,多彩な方法で攻撃できる。ゲーム序盤はレベルがサクサク上がるし,新たに習得する各種スキルをなんとなく繰り出すようなスタイルでも,特に問題無く攻略できるだろう。
しかし,ときにはレベル上げの手を止めて,現在使える各種スキルに目を向けることも大切だ。よく見ると,スキル毎に攻撃方法や効果が大きく違うし,使用後に比較的長めのインターバルが設けられていることもある。これらを踏まえたうえで,スキルを使う順番を意識してみよう。こういったコンボを考えるようになると,バトルがいっそう楽しめるようになるはず。
ブルプロのバトルにおける特徴のひとつとして,回復手段が少ないことが挙げられる。回復できるスキルの種類は少なく,回復系のアイテムも,使用後は長めのインターバルタイムが設定されている。また,一部のメインストーリーなどでは手持ちのアイテムを持ち込めず,支給された回復アイテムだけで攻略しなければならないのだ。
したがって,敵からの大ダメージをなるべく受けないことや,連続でダメージを受けないように戦うことがブルプロでは重要である。
ここで要となるのがプレイヤーキャラの操作による回避で,使用後は瞬間的に無敵状態となる。特にボスモンスターが使う大技は,繰り出す前に分かりやすい予兆が発生するので,敵の動きをよく観察しながら避けることを意識しよう。このことを念頭に置いて戦えば,たとえアクションが苦手な人でもスイスイと避けられるはずだ。
バトルスコアを上げるには
ブルプロのプレイヤーキャラには,その強さを端的に示すバトルスコアと呼ばれる値が設定されている。基本的には武器,バトルイマジン,エンハンスイマジンを更新することでバトルスコアの値が変化するのだ。また,ゆくゆくは入場条件として一定値のバトルスコアが必要なコンテンツも登場する。
ちなみに,一般的なRPGにおける防具に近いものが,ブルプロではエンハンスイマジンとなる。また,ブルプロの衣装にはパラメーターが設定されておらず,着用してもバトルスコアは変化しない。衣装はあくまでも外見変化を楽しむ要素となる。
将来的にはバトルスコアに反映されない強さも重要になってくるのだが,初心者のプレイヤーは気にしなくて良いだろう。とりあえずは,レベルの高い装備を身に着けて,バトルスコアを上げることに専念するとよい。
そこで大きく関わってくるのが,製作系コンテンツのクラフトである。新たな武器やバトルイマジン,エンハンスイマジンのクラフトを行い,バトルスコアを高めるための流れをそれぞれ紹介しよう。
●武器
武器のクラフトは,拠点エリアにある転球錬成儀にて行う。この際は,武器に応じたレシピと材料が必要だ。レシピの獲得方法はいくつか用意されているが,メインクエストで1つ獲得できるので,まずはシステムを理解するためにも挑戦しておこう。また材料に関しては,ダンジョンのクリア後に入場可能となる“追加調査”などで入手可能だ。クラフトのメニュー画面で,必要な材料をゲーム画面に表示させることが可能なので覚えておこう。
なお,武器にはランダムでプラスアルファの効果が付随するほか,“ソケット”に“プラグ”を装着することで更なる強化が見込める。最初は気にする必要は無いが,究極を目指すならば何度もクラフトを繰り返し,より高みを目指すことになるだろう。
●バトルイマジン
バトルイマジンは,装備することでプレイヤーキャラの能力値が底上げされるほか,固有のスキルが使えるようになる。直接攻撃や回復,バフなど,その効果はさまざまだ。現在のクラスと相性が良い効果を選べば,戦術の幅も広がるだろう。バトルイマジンをクラフトするには,武器と同様にレシピと材料が必要になる。レシピに関しては,宝箱やクエスト報酬などで獲得可能だ。そして一部の材料は,フィールドにいるネームドエネミーを倒すことで入手できる。ネームドエネミーの出現時は,その周囲にいるプレイヤーがわらわらと集まって戦場がごった返すが,見た目とは裏腹に誰でも気軽に参加できるので挑戦してみよう。
●エンハンスイマジン
エンハンスイマジンは上述のバトルイマジンとは異なり,装備時に使える固有スキルが付随しない。その分,プレイヤーキャラの能力値の上昇に特化しており,バトルスコアの部分で説明した通り“防具”に近いものだ。バトルイマジンいやエンハンスイマジンには装備品レベルが設定されているが,たとえキャラクターレベルを満たしていなくても装備自体は可能だ。能力は相応に落ちてしまうものの,たとえばサブクラスの育成などでは重宝するだろう。
ブルプロのメインストーリーは,どれもソロプレイで攻略可能となっている。初見では勝てない敵が登場するかもしれないが,上記の内容を踏まえてレベル上げや装備品の更新に勤めば,きっとクリアできるだろう。
また,これらのプロセスを経て,アクション要素にも慣れてくると,バトルの奥深さにも気付けるだろう。どんなプレイヤーでも,メインストーリーを通じてブルプロの醍醐味を味わえるはずだ。
その一方で,ブルプロには多人数プレイを前提としたコンテンツも数多く用意されている。本稿でも軽く紹介したレイドやネームドエネミーは参加時のハードルも低く,他プレイヤーとの協力プレイの醍醐味を気軽に楽しめるだろう。
そのほかにも,マルチプレイのマッチングが短時間で行えたり,フィールドで「今すぐパーティ」を押すだけで同じ目的のプレイヤーを探せたりと,便利な機能も満載だ。そもそもブルプロには“横殴り”による概念は無く,共闘することでメリットがある。拠点エリアから一歩出た瞬間から,他プレイヤーは“全員仲間”なのである。
今回は初心者の目線に立ち返って,ゲーム全体の流れと序盤を乗り切るためのコツを紹介してみた。
ブルプロの全体的な感触としてはカジュアル寄りだが,メインストーリーの山場などでは歯ごたえのあるバトルが待ち受けている。そんなときでも,本稿で紹介した内容を踏まえて育成に励み,しっかりと対策すれば倒せるくらいの匙加減だ。筆者はこのスタイルで,現在実装されているメインストーリーを最後までクリアできているので,参考にしてもらえれば幸いだ。
ブルプロのグラフィックスのクオリティの高さは言わずもがなだろうが,それを最も端的に味わえるのがメインストーリーであろう。そしてこのメインストーリーは,誰でも最後まで楽しめる内容となっている。もし,本稿を通じて興味を持ったのなら,とりあえずメインストーリーだけでも遊んでみてほしい。きっと,素晴らしきこの世界(と,フェステの可愛さ)に大きな魅力を感じられるはずだ。
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