プレイレポート
「ブルプロ」新クラス“ブリッツランサー”を先行体験。高速で敵を翻弄し,“刻印”を付与して強烈な一撃を狙うアタッカー
7月中は,“夏”をテーマにしたイベント「トロピカルリゾート!」と水着衣装が提供され,プレイヤーの目を楽しませた。
そして来る8月16日,6番目のクラス“ブリッツランサー”を含む大規模アップデートが実装されることとなった。
今回は「メディア先行体験会」に参加してきたので,そこで得た情報をもとに,ブリッツランサーの性能に迫っていこう。
そのほか,8月実装の新フィールドなども紹介していく。
「BLUE PROTOCOL」4Gamerサテライトサイト
「BLUE PROTOCOL」公認Discord
「BLUE PROTOCOL」公式サイト
雷光の如く戦場を支配する
待望の新クラス「ブリッツランサー」
ブリッツランサーは細身の「槍」を武器とし,高速で軽快なアクションと,敵に“刻印”を付与する特殊能力が持ち味となる。
バトル時の立ち位置としては,攻撃特化のいわゆるDPSであるが,刻印によるデバフのほか,通常攻撃を当てることでデバフ効果を延長するなどの芸当もあるので,サポート的な役割も担う。
主な戦い方は,ツインストライカーやヘヴィスマッシャーのような敵に張り付いて殴る近接タイプだ。クラスアクションや一部スキルで,敵に急接近したり,逆に緊急離脱したりもできる。
アイデア次第でフィールドを縦横無尽に駆け回れるところは,「雷光の如く戦場を支配する」と謳われるだけの性能と言えよう。
クラス固有の刻印には,「炸(はじけ)」「虚(うつろ)」「絡(からみ)」の3種があり,それぞれデバフ効果が異なる。
さらに3つの刻印を付与した敵に対して,クラスアクションで空中に飛び上がったあとの派生技「リープショット」あるいは“この攻撃は刻印発動可能”と記載されたスキルを当てると,高火力の範囲攻撃が発動する。この追加効果がブリッツランサーの火力の源である。
なお,敵に付与した刻印は20秒程度で消えてしまう。重ねがけによる効果延長が可能なので,常に付与状況を意識しつつ,刻印発動時にいかに複数の敵を巻き込めるか。刻印というマーカー要素のコントロールが,ブリッツランサーを操作するうえでの大事なポイントだ。
刻印は,炸(赤色)なら通常攻撃ホールドで発動する「突進攻撃」,虚(青色)なら通常攻撃「前派生」,絡(緑色)なら通常攻撃「後ろ派生」のヒット時に付与される仕様だ。
なかでも突進攻撃は,ほかの攻撃操作を入力しているときでも“長押しの入力判定を維持”できるため,隙あらばボタンホールドを仕込んでおくのが基本操作かつ基本戦術だと思えた。
このほか“刻印の付与スキル”もあるので,最大4つまでのスキルセットを吟味して,自分ならではのビルドを考えてみるといい。
実際のプレイ感覚だと,突進攻撃による炸付与はその使いやすさもあって,操作に慣れさえすればかなり当てやすい。
後ろ派生の絡付与も,攻撃2段目で発生するため使い勝手がいい。さらに後退する挙動の直後,仕込んでおいた長押しの突進攻撃につなげ,ついでにスキルも浴びせると,流れるような連続攻撃が成立する。
一方,課題となるのは前派生の虚付与だ。こちらは刻印の発生タイミングが攻撃モーションの3段目(うち2段目は2発技。実質4段目)となっていて,考えなしに使うと敵の反撃で潰されやすい。相手から少し距離を置いた位置で発動させたり,アクションの隙を突くようにして狙ったりなど,虚を付与させるには一工夫する必要がありそうだった。
ちなみに刻印は“自分以外のブリッツランサーとも共有”される。
そのため,極まったブリッツランサーが複数人いるパーティなら,炸担当,虚担当,絡担当など,それぞれが重点を置く刻印を割り振るなども考えられそうだった。1人でもアタッカー兼デバッファとして有用だが,ブリッツランサー専用パーティなどもちょっと気になるところ。
続いて,ブリッツランサーの主要な「スキル」を見ていこう。
付与した刻印を手早くダメージに変換したいときは,短いインターバルで発動できる「ラビッドスピア」を入れておくと便利そうだった。また刻印発動が可能なスキルは多いが,スキル威力が高かったり,スーパーアーマー付加だったりすると,インターバルが長い傾向にある。
クラスアクションに関しては,インターバルが比較的短いものの,これだけに頼ると刻印を持て余すことも少なくなかった。
自分なりのロジックや,得意なアクション操作ありきでスキルを選別するのが,ブリッツランサー初心者の第一歩になりそうである。
ブリッツランサーは移動を伴うスキルも充実している。
とくに,真上にジャンプしてから急降下攻撃を行う「グランドパイル」や「グランドスパーク」は,ボスが使う範囲指定アタックを避けながら反撃につなげられるため,使い方次第で攻防一体が可能だ。
また,安全地帯から遠距離攻撃を行えるスキルなどもあるので,こうしたところも自分なりのプレイスタイルで選んでいきたい。
バフ系スキルでは,「ハンティングゾーン」「マークトリガー」「プリペアモード」などの使い勝手がいい印象だった。
とくにハンティングゾーンは“敵を引き寄せて,衝撃波ダメージ”が発生するうえ,クラスアクションの蹴り上げ部分で虚付与もこなせる。
虚は前述のとおり,通常攻撃だと付与しにくい部類なので,個人的には瞬間火力を得るために入れておきたいスキルだと感じた。
ULT「エンドオブジャベリン」は,巨大な槍で前方を薙ぎ払い,ヒット時に3種の刻印を付与しつつ,さらに刻印も発動させる大技だ。
刻印の付与状況を考えずに使っていける強力なスキルなだけに,インターバルも長い。ここぞというタイミングで使っていこう。
既存の近接クラスとの比較を考えると,1対1の火力ならツインストライカーに軍配が上がりそうだ。しかし,多勢相手ではブリッツランサーの火力が勝るのでないかと感じた。
というのも,パーティでの戦いでは,敵に与えるデバフ効果をメンバー全員が享受できるため,効果は単純に倍増する。
現状,ミッション(ダンジョン)では敵を集めて一掃する戦い方が主流であるため,今の環境に刺さりやすい性能と言えるだろう。
ただし,イージスファイターが敵のターゲットを取ってくれるような場では,持ち前の高火力もいかんなく発揮できるが,ソロプレイとなるといささか慎重に戦う必要があった。
端的に,ブリッツランサーは通常攻撃が多段モーションであり,基本動作の隙が大きい。闇雲に連打しているだけだと返り討ちにあうため,ソロに限っては刻印付与に固執せず,柔軟な動きが求められる。
ちなみに「ジャスト回避直後の攻撃ヒットで刻印付与」という仕様もある。腕に自信があるなら,こうしたテクニカルな戦法で戦うことも手である(が,難しすぎて筆者は安定しませんでした……)。
8月のアップデート情報
新ダンジョン&新フィールドも追加
8月16日のアップデートではブリッツランサー以外にも,新フィールド「風精の舞台・自由探索」,新ダンジョン「水精の踊り場・調査」,上級調査「再臨! 枷神の産屋」,新レイドミッション「虚空の浮島・土竜襲来」といった新コンテンツが追加される。
先行体験会ではこのうち,「風精の舞台・自由探索」と「再臨! 枷神の産屋」に先んじて触れることができた。
「風精の舞台・自由探索」で訪れるフィールドは,つねに土埃が立っているような乾燥した砂漠地帯だ。ここではレベル40オーバーのオオカニクモ,カガチヤンマなどのエネミーが待ち受ける。
プレイヤーは従来の自由探索と同様,特定地点から入場し,関連するアドベンチャーボードを達成していく。素材目的で採取しながら,ネームドエネミーを狩りに行く,新たな冒険地と思っておこう。
「再臨! 枷神の産屋」は,クラスLV45以上,バトルスコア4250以上で挑戦できる,枷神の産屋・追加調査の上位版だ。解除スイッチを押して進行し,途中のエリアで出現する敵を倒しつつ,最奥を目指す。
高低差のあるマップなので迷いがちになるが,基本的な流れは枷神の産屋と同じであるため,慣れたプレイヤーならスムーズに進んでいけると思う。ただし,当然ながら敵がかなり強く設定されている。
プレイヤーにまとわりついてくるエネミーと,遠距離攻撃を専門に行うエネミーが同時攻撃してくる場面も多いので,1人で先走ってしまうと即座に戦闘不能になってしまうことも。
ボスの“朱に染まりし機神”は,超広範囲に弾幕を張る攻撃が厄介で,しっかりと回避したあとにダメージを与えるのが得策だ。
体験会では,操作が不慣れなブリッツランサーが多かったことで,相当な激戦となってしまった。パーティで挑戦する高難度ダンジョンとあり,HP管理を怠らず,自らの役割を意識しておくといいだろう。
以上が,メディア先行体験会で確認してきた新情報となる。
あらためて,ブリッツランサーは刻印付与という独自システムと,移動を伴うスキルが多いことで,動きの派手さは万人受けするが,慣れないうちは扱いが難しいという印象を持つ人も出てきそうである。
けれど,スキルをしっかりと吟味して,自分なりに取捨選択してビルドを構築していけるようになると,バトルでやるべきこともシンプルにしやすい。刻印特化にするか,ソロ向けにオールマイティにするか,既存のクラスよりも個性が強く反映されるといったイメージだ。
先行体験会の短いプレイ時間でも,スキルを入れ替えながら試行錯誤する楽しみを味わうことができたので,ブリッツランサーの実装以降,熟練者たちがどんな戦術で戦っていくのか,今から楽しみだ。
「BLUE PROTOCOL」公式サイト
- 関連タイトル:
BLUE PROTOCOL
- 関連タイトル:
BLUE PROTOCOL
- 関連タイトル:
BLUE PROTOCOL
- この記事のURL:
キーワード
(C)BANDAI NAMCO Online Inc. (C)BANDAI NAMCO Studios Inc.
(C)BANDAI NAMCO Online Inc. (C)BANDAI NAMCO Studios Inc.
(C)BANDAI NAMCO Online Inc. (C)BANDAI NAMCO Studios Inc.