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[TGS 2019]冤罪の証拠を集めて縦シューで分からせる。脱出ADVとSTGを掛け合わせた「冤罪執行遊戯ユルキル」のステージイベントをレポート
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印刷2019/09/14 01:35

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[TGS 2019]冤罪の証拠を集めて縦シューで分からせる。脱出ADVとSTGを掛け合わせた「冤罪執行遊戯ユルキル」のステージイベントをレポート

 東京ゲームショウ2019の2日めとなる9月13日,KONAMIブースにて,イザナギゲームズが制作している新作タイトル「冤罪執行遊戯ユルキル」PC / PS4)のステージイベントが行われた。このステージでは,ゲームの基本情報があらめて紹介されたほか,実機プレイによるシューティングゲームパートもお披露目されたので,その内容をまとめよう。

イザナギゲーム 代表取締役 梅田慎介氏
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 初めに,イザナギゲームズの代表取締役である梅田慎介氏から,同社の紹介が行われた。イザナギゲームズは,「日本のクリエイターと作ったゲームを世界に向けて発信する会社」として,2018年に設立された新興パブリッシャであり,初のパブリッシングタイトルとなる「デスマーチクラブ」が2020年に発売予定となっている。

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 そして2作目のパブリッシングタイトルとなるのが,今回の「冤罪執行遊戯ユルキル」だ。原作・シナリオに「賭ケグルイ」の河本ほむら氏,キャラクターデザインに「蒼き革命のヴァルキュリア」の清原 紘氏,そして「モンスターハンター」シリーズの作曲家として知られる小見山優子氏を起用しており,注目度の高い作品となっている。

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 物語のテーマは「冤罪」で,実刑を受けている「囚人」と,被害者である「執行人」によるデスゲームが繰り広げられる。主人公である春秋千石は,莇(あざみ)リナという女性の家族を殺害したという理由で服役中の身であり,無罪を主張している。この主張を通すには,特別に用意されたアトラクションに挑まなければならない。
 アトラクションは囚人と執行人のペアで臨むルールになっており,千石とリナの「大量殺人チーム」のほかにも,「双子殺人チーム」「謀略殺人チーム」「ストーカー殺人チーム」「覗き魔チーム」が存在するという。

 囚人が勝てば無罪放免となり,執行人が勝てば恨みを晴らしつつも,望んだものが手に入るそうだ。執行人が得られるものが前者だけであれば素直に納得できるが,後者も褒賞として用意されているとなると,途端にきな臭く感じてしまう。

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 そして気になるのがゲームのジャンルである。梅田氏によると本作は“脱出アドベンチャー&弾幕シューティング”だそうだが,どうにもピンとこない組み合わせだ。もう少し掘り下げると,本作は前半が脱出アドベンチャー,後半がシューティングゲームといった具合で1つのストーリーが構成されており,その構図がいくつもの章にわたって展開されていくそうだ。

 プレイヤーは,脱出アドベンチャーのパートで冤罪の証拠となるアイテムを集めて,弾幕シューティングパートで,それを執行人に突き付けるそうだ。と言っても証拠品を弾にして飛ばすとかそういうわけではない。執行人が乗っている機体にダメージを与えて,ココロバリアを剥がし,会話パートに持ち込むことで,証拠品を提示できるようになる。これで相手を納得させる,あるいは論破するまで繰り返す。

シューティングパートを担当するグレフの代表取締役 丸山博幸氏と,本作のBGMを手掛ける小見山優子氏
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 シューティングパートは,「旋光の輪舞」シリーズや「まもるクンは呪われてしまった!」といったタイトルを手掛ける,生粋のシューティングゲームメーカーのグレフが手掛けており,今回実機プレイは,同社の代表取締役である丸山博幸氏が担当した。
 丸山氏によると,本作はグレフファンに納得してもらえるような出来にしつつも,初心者でも楽しめるよう間口を広くしているという。その1つとして紹介されたのが,アウトバースト(ボム)だ。これは,専用ゲージが100%になると使える必殺技なのだが,なんとラスボスですら一撃で沈めてしまうという破壊力となっている。

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 シューティングが苦手な人は,このアウトバースをうまく活用して進むと良いとのこと。難度設定もあるので,ストーリーを楽しみたい人はイージーに,シューティングを楽しみたい人はハード寄りにすると良さそうだ。シューティングパートについては,KONAMIブースにプレイアブル出展されているデモ版のプレイレポートがあるので,そちらも参考にしてほしい。

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 東京ゲームショウ2019のKONAMIブースでプレイアブル出展されている,イザナギゲームズの「冤罪執行遊戯ユルキル」を遊んできたので,そのプレイレポートをお届けしよう。今回試遊できたのは,グレフが開発したシューティングゲームパート。何が何やらよく分からない世界観にも要注目だ。

[2019/09/13 14:43]

 実機プレイ中に,BGMについても触れられた。本作のBGMを担当した小見山氏は,その場その場の舞台背景に合わせた曲作りを意識したとのこと。そのため,本作は1つのステージで何度もBGMが切り替わるという,なかなかに贅沢な作りになっているそうだ。

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 丸山氏がリナの乗っている機体を破壊したところで,今回の実機プレイおよびステージイベントは終了となった。シューティングパートがしっかりと作られていることは分かったが,そうなると気になるのが脱出アドベンチャーパートである。こちらについては,続報を楽しみに待ちたいところだ。
 先述した通り,本作はKONAMIブースにプレイアブル出展されているので,TGSに来る予定のある人はぜひ遊んでみよう。

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