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[G-Star 2019]「マジック:ザ・ギャザリング」のIPを使った対戦ゲーム「マジック:マナストライク」プレイレポート
本作は,ウィザーズ・オブ・ザ・コーストからライセンスを受けて開発している,「マジック:ザ・ギャザリング」(以下,MtG)のIPを使った対戦ゲームで,ジャンルはTCGではなく“リアルタイム戦略対戦ゲーム”としている。
ゲーム画面は見下ろし型視点となっており,自身のデッキを使い,3分以内に敵陣(今回はマップの右半分)の奥にある像を3回破壊することを目指すことになる。
敵陣へと進むルートは上下に2本あり,各ルートにプレインズウォーカーやクリーチャーを配置すると,自動的に前進して,途中で遭遇する敵や像と戦ってくれる。ルートには,自動で敵を排除する防衛用の像が立っているので,これを破壊して進むか,それとも活用して防衛に回るか,といった戦略を立てて対戦相手と競うのだ。
MtGと同様に,白,青,黒,赤,緑から色を選び,デッキを構築する要素もあり,プレインズウォーカーやクリーチャー,即効性で効果を発揮する呪文などから,自分好みのデッキを作っていくことが可能だ。
クリーチャーの召喚や呪文の使用には,時間経過で溜まるマナを消費する。土地の概念はないようで,必要なマナが溜まったら,そのとき手札にあるカードをドラッグすると自陣に配置できるのだ。
試合時間が残り1分になっても同点の場合は,タイトルにある「マナストライク」が発動し,マナが溜まる速度がアップするため,よりダイナミックに試合が動く。しかし,それでも決着がつかなければ,(おそらく)先に敵陣奥の像を破壊したほうが勝利する「サドンデス」となる。
勝利の鍵を握るのは,ジェイス・ベレレンなどおなじみのプレインズウォーカー達だ。彼らはマナなしで配置できるほか,プレインズウォーカーごとに異なる,さまざまな能力が使用できる。ジェイスであれば,敵に幻影を見せてかく乱するなどの“青”らしい魔法を使うので,状況にあわせて活用していきたい。
また,通常は自陣にしか召喚できないクリーチャーだが,プレインズウォーカーの周囲であれば敵陣でも召喚が可能だ。これにより,一気に攻勢をかけられるのも強みとなる。
ただし,プレインズウォーカーを召喚できる回数には制限があり,意外と簡単に倒されてしまうこともあるので,いつどこに配置するかが重要になるだろう。
クリーチャーの能力はさまざまだが,戦闘中は確認する暇もないので,どのクリーチャーをどの組み合わせで,そしてどのタイミングで使うといったことを,先に考えてデッキを組むことになるだろう。
試遊では,青デッキに「周囲の飛行クリーチャーの姿を隠す」という能力を持ったクリーチャーがいたため,,これを軸に“飛行クリーチャーをジェイスの周囲に一斉展開して,一気に突き進む”といった戦略が可能であった。
こうした自分なりの勝ち筋を,リアルタイムに変化する戦況の中でどのように決めていくかが,本作の面白いところになるのだろう。
1試合が3分と短く,うまく決まらなかったとしても「はい,次!」と遊べる気軽さも,魅力の1つになりそうだ。
※2019年11月16日20:40頃,スクリーンショットを追加しました
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