イベント
7年にわたるストリートファイターVの集大成がここに。「TOPANGAワールドチャンピオンシップ」フォトレポート
「TOPANGA WORLD CHAMPIONSHIP」は,格闘ゲームを中心に大会やイベントの企画運営を行っているTOPANGAが主催する招待制イベントだ。日本人選手3人と海外選手4人,そして選抜戦で決定した1人の計8人が参加。ワールドチャンピオンシップの名に恥じない,ストVの競技シーンに欠かすことができなかった8人の選手が集結することとなった。
TOPANGA WORLD CHAMPIONSHIP【DAY4/FINAL】
https://www.youtube.com/live/VB_t7Ajsbws?feature=share
「TOPANGA World Championship」公式サイト
出場選手
BANDITS | MenaRD
使用キャラ:ルーク,バーディー
ドミニカの英雄。ストVの歴史上ただ一人,カプコンカップを2度制したプレイヤー。メインキャラであるバーディーに加え,現バージョンではキャラスペックに秀でたルークも独自の強気なスタイルで使いこなす万能系のプレイヤーだ。
Mister Crimson
使用キャラ:ダルシム
自他共に認めるヨーロッパ最強ダルシム。Red Bull Kumite 2021優勝など,数々の実績を残す。使用キャラはダルシムのみで練度は極めて高く,ほかに類を見ない独特な動きが特徴。
BEAST|ふ〜ど
使用キャラ:ポイズン,レインボーミカ
ストVの競技シーンで常に結果を残してきたBEASTの重戦車。第4期 TOPANGAチャンピオンシップでも優勝しており,長期戦での強さにも定評がある。使用キャラはポイズンとレインボー・ミカの2キャラだが,どちらも練度が高く,ほかのプレイヤーが到達していない奥深さを見せる。
BLG|ZHEN
使用キャラ:ベガ,アレックス
Capcom Cup IXでの活躍が記憶に新しい,中国の若手ベガ使い。反応の良さはもちろん,読み合いにも強く,冷静な立ち回りからくり出される一点読みの鋭さで見る者を驚かせた。海外のHIPHOPが好きで,語学も堪能とのこと。
SS熊本|ひぐち
使用キャラ:ガイル
国内でも有数のガイル使い。若手選手の中でもとくに「負けん気」が強いプレイヤーで,ストVで着実に実力を伸ばしてきた。青春のすべてを捧げてきたと言って過言でないストV最後の大型イベントということもあり,高いモチベーションで取り組んでいるとのこと。
M80|EndingWalker
使用キャラ:エド
カプコンプロツアー2022における予選大会World Warriorで,5連覇という偉業を成し遂げた若き天才プレイヤー。競技シーンでは比較的珍しいエド使いで,プレイ内容も大胆で華があり,国内ではとくに人気の高い海外選手だ。
ROHTO Z!|ときど
使用キャラ:ルーク
日本が世界に誇る東大卒プロゲーマー。劇的な優勝劇を見せたEVO2017など,ストVの歴史を語るうえで欠かせないプレイヤーの1人と言える。格闘ゲームに対する取り組みはストイックそのもので,ほかのプロプレイヤーとも一線を画す。この大会に向けて注力してきたとのことで,スト6の体験版などは一切プレイしていないそうだ。
G8S/HB|カワノ
使用キャラ:コーリン,ルーク
後期ストVの競技シーンで,日本でもっとも結果を残した若手プレイヤー。反応の良さは折り紙付きで,レバーレスコントローラを用いた,対応力の高さに定評がある。ストリートファイターリーグの2022年シーズンでは,コーリンに加え,ルークをピックし,チームの優勝に大きく貢献した。
第1試合 MenaRD VS. Mister Crimson
最終日は,まだ優勝の目が存在するMenaRD選手と,現在まで勝ち星を上げられていないMister Crimsonの試合からスタート。長期的な戦略が求められるリーグ戦では,試合の流れも重要となるのか。序盤にリードを広げたMenaRD選手が7-4で勝利した。
第2試合 ZHEN VS. ふ〜ど
第2試合は,ZHEN選手とふ〜ど選手の組み合わせ。ふ〜ど選手は優勝の目を残しているものの,ZHEN選手は全勝中のときど選手に敗れているため,残念ながら優勝争いからは退いている状況だ。
絶対に負けられない一戦となったこの試合で,ふ〜ど選手はレインボー・ミカをピックすると,試合の流れを完全に掌握。瞬く間に勝ち星を重ねていく。結果,7-1という圧倒的スコアでふ〜ど選手が勝利した。
第3試合 ひぐち VS. EndingWalker
シーンを象徴する若手対決となった第3試合。ひぐち選手は,この試合がストVの競技シーンにおける最後の試合になるため,大切にしたいと試合前にコメントを残した。試合では,その気持ちが試合内容にも反映されたのか,EndingWalker選手を圧倒。なんと今大会で初となる7-0のストレート勝ちという最高の結果で,最後の試合を締めくくった。
第4試合 ときど VS. MenaRD
ときど選手とMenaRD選手の試合は,ときど選手が勝てば優勝が決まる大事な一戦に。なお,MenaRD選手が勝つことで,ふ〜ど選手に優勝の可能性が残される。
MenaRD選手は,バーディーをピック。対ルーク戦に特化した,徹底した立ち回りと大胆なコマンド投げで,絶好調のときど選手と五分の試合を繰り広げる。
だが,ときど選手の牙城は崩せず。4-4の五分状況から一気に3連勝でときど選手が試合を制する。この時点で,ときど選手の優勝が確定した。
第5試合 カワノ VS. Mister Crimson
ストリートファイターリーグでは,コーリンとルークを使い分けたが,本イベントではコーリンのみを貫いたカワノ選手。Mister Crimsonもダルシムのみということで,職人対決となった。
実力は拮抗しているのか,お互いに見せ場十分の内容で,6-6のデュースに持ち込まれる。最後はMister Crimson選手が2連勝を決め,うれしい一勝をもぎ取った。
第6試合 EndingWalker VS. ZHEN
中国とイギリスの若手対決となったこの試合。直近の大会で目立って活躍した2人の対決ということで注目が集まったが,試合は完全五分のまま,6-6でデュースに突入する。デュース後は,ZHEN選手が要所の読み合いを制し,2連勝を決め,若手対決を制した。
第7試合 ときど VS. ふ〜ど
4日間にわたって繰り広げられてきたTOPANGAワールドチャンピオンシップの最終試合。すでに優勝が決まっているが,ときど選手にとっては全勝優勝が懸かった大事な一戦となった。
以前のTOPANGAチャンピオンシップでは,ふ〜ど選手がときど選手を打ち倒し,優勝を決めていたが,この試合はときど選手が優勢に進める。どうにかして流れを止めたいふ〜ど選手だったが,完全に仕上がったときど選手を止めることはできず。ときど選手が完全優勝を成し遂げ,ストV有終の美を飾った。
表彰式
8位:Mister Crimson選手コメント
7位:EndingWalker選手コメント
6位:カワノ選手コメント
5位:ひぐち選手コメント
4位:MenaRD選手コメント
3位(賞金50万円):ZHEN選手コメント
2位(賞金100万円):ふ〜ど選手コメント
優勝(賞金250万円):ときど選手コメント
「ストリートファイターV チャンピオンエディション」公式サイト
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