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アイマスのオリジナルコミック「765プロの台所」公式Twitterで連載開始。アイドル達が送る“ゆるくて，おいしい物語”
2022/07/12 21:01イベント
「THE IDOLM＠STER 765PRO ALLSTARS LIVE SUNRICH COLORFUL」の2日目をレポート。4年半ぶり，待望の単独公演は未来につながる希望のライブに
バンダイナムコエンターテインメントは，2022年7月9日と10日に，「THE IDOLM＠STER 765PRO ALLSTARS LIVE SUNRICH COLORFUL」を幕張メッセ イベントホールにて開催した。本稿では，7月10日に行われた2日目の公演をレポートしていこう。
765プロのライブは，2018年に開催された「THE IDOLM@STER ニューイヤーライブ!! 初星宴舞」から実に4年半ぶり。2020年に予定されていた単独公演が中止となったこともあり， 765プロオールスターズ全員が揃って開催された今回のライブには，誰もが特別な想いを持っていたはずだ。
当日の幕張メッセ周辺は晴れ，最高気温は30度強。ライブに参加するプロデューサーの熱量を反映したかのような真夏日だった。
ファンから贈られるフラワースタンドなどは，新型コロナウイルス感染症対策により受付を停止しているため，いつもなら華やかに飾られているロビーは非常にシンプルな印象だ。入場するプロデューサーたちは，速やかかつ静かに席まで移動していた。
DAY2は，毎回恒例。高木順二朗社長（CV：大塚芳忠さん）の冒頭の挨拶に続き，音無小鳥さんの「みんな一緒に盛り上がっていきましょうー！」という掛け声から始まった。最初に披露されたのは「IDOL☆HEART」だ。歌唱後はキャストひとりひとりが自己紹介を行い，「新しい曲，懐かしい曲が出てくるかも」というコメントも飛び出した。これにはプロデューサーの期待が一気に高まる。
続いては，若林さん，釘宮さん，長谷川さん，平田さん，原さんによってさわやかな空間が生まれた「ラムネ色 青春」，たかはしさんがふたりのダンサーを伴ってセクシーキュートに歌い上げた「zone of fortune」，下田さんが両手を前に出し振る動きを「（みんなで）一緒にやりまーす！」と宣言し，客席を楽しく巻き込んだ「ポジティブシンカー！」とテンポよく進行する。響の持ち歌である「Pon De Beach」は，沼倉さんだけでなく，仁後さん，中村さん，平田さんの4人で賑やかに歌われた。会場を巻き込んだウェーブやクラップタイムもあり，場内に明るい“夏”ムードが広がっていく。
歌唱後のMCでは，下田さん，若林さん，釘宮さん，原さんが登場し，プロデューサーにウェーブを要求する場面も。メンバーカラーに合わせて会場を区切り行われたウェーブも美しく，会場のボルテージはさらに上がる。
続いて，キャストたちがそれぞれの目標を宣言する「言い切れ！IDOL☆HEART」のコーナーでは，若林さんが「来年もまた皆に会いたい」という真っすぐな想いを，下田さんが「自分の分身を出したい」という奇抜な目標を（これはライブ後半の大きな伏線だった），沼倉さんが「このライブが終わったら髪を切る」という具体的な計画を発表した。
そして中村さんは「このライブが終わったら，オレンジジュースを飲む」と言い放ち，会場は一瞬疑問符に包まれたが，実は最前列の伊織Pが持っていたオレンジジュースを見て，張り合っていたためと判明。釘宮さんは「温泉旅行に行きたい」と周囲の共感を呼び，最後に原さんが「ライブでミュージカル仕立ての演出をしてみたい」という，興味深い企画の構想を語った。
次のライブパートは，沼倉さんとたかはしさんの「LEMONADE」から。大人の雰囲気で会場の雰囲気を変え，キリッと締めていく。そして，夏のリゾート地を思わせる曲調と甘い歌声が心地よい釘宮さんの「リゾラ」，魔法のステッキを持った仁後さんが元気に跳ねながら歌い踊った「ピピカ・リリカ」が続けて歌われる。次には，DAY1でも演奏された「マジで…！？」を，歌唱メンバーを変えて披露。平田さん，原さん，浅倉さん，今井さん，下田さん，沼倉さんがはっぴを着て登場し力強く歌い上げた。
ここでDAY1に引き続きシークレットゲスト，音無小鳥役の滝田樹里さんの登場だ。正統派アイドルという雰囲気の純白ドレスを纏い，「想い出は永遠に」を歌唱。シアーな素材をふんだんに使ったドレスと滝田さんの透明感ある歌声が絶妙にマッチし，ステージの雰囲気がしっとりと変化していった。
滝田さんを加えたキャスト全員が揃って，浅倉さんが進行する3回目のMCパートでは，「私たち，765プロオールスターズプラスです！」と改めての自己紹介もあり，ライブのタイトルにも入っているひまわりの品種「サンリッチ」の花言葉“あなただけを見つめる”に絡めた企画が行われた。
DAY1では「キャストたちがプロデューサーたちの考えを理解しているか」というお題だったが，DAY2では「プロデューサーがキャストたちの考えを理解しているか」という逆のお題が挙げられた。
具体的には，「（キャストたちが）夏休みに行くならどっち？」という質問に，“海”か“お祭り”の二択で回答するというもので，客席のプロデューサーたちはペンライトの色で，配信を視聴しているプロデューサーたちは画面上の選択肢を選び，キャストたちの決めた回答だと思うほうに投票する。答えは“お祭り”で，見事大成功！ キャストとプロデューサーの心が通じた瞬間だ。
次のライブパートは，平田さんの「Ever Sunny」からスタートし，キレのあるダンスと凛々しい歌声が響き渡った。長谷川さん，沼倉さん，今井さんの歌う「Miracle Night」は，イノセントなEDMにマッチした3人の歌声が心地よい。「夢じゃないんだ……」と噛み締めるように歌う3人に，思わず胸が熱くなった。そして滝田さんが「光」，若林さんが「灯」をしっとりと歌い上げる。アイドルという光をつなぐふたりの姿には，神々しいものすら感じ，客席もうっとりと魅入られていた。
2回目の「言い切れ！IDOL☆HEART」のコーナーでは，前半に登場していないキャストが目標を語った。仁後さんは元気に「今日のステージに最後まで笑顔で立っていたい」と決意表明。たかはしさんは「この夏，インスタグラムを3回は更新する」と，自分の機械音痴エピソードも交えコミカルなトークを繰り広げた。
長谷川さんは「1年以内に断捨離をする……したい……」とやや弱気な宣言で，今井さんは「DAY1で叶わなかった仁後さんからの他己紹介をしてほしい」というリクエスト。それに応えた仁後さんは「初めて今井さんと会ったとき，今井さんが童顔だったので年下だと勘違いして接していた」というエピソードで会場の笑いを誘った。
さらに，浅倉さんはたおやかなイメージからは意外にも思える「腹筋を割りたい」という力強い目標を，平田さんは「3か月以内に，切りすぎたもみあげを伸ばしたい」という可愛らしい目標を明らかにした。
ここから，いよいよライブも後半戦だ。「Honey Heartbeat」を若林さん，仁後さん，中村さん，下田さん，釘宮さん，たかはしさんがキュートに歌い上げ，客席と「セイ・ホー！」というコール＆レスポンスも繰り広げた。ギターのイントロが流れた瞬間，客席から思わず声が漏れた「Nostalgia」では，長谷川さんが堂々たるパフォーマンスを披露。後半一瞬だけ，“あの”美希の姿がモニタに映しだされる演出は鳥肌モノだった。
勢いに乗ったところで披露されたのは，原さんが歌う「炎ノ鳥」。着物姿で扇を広げ，優雅かつ妖艶に舞い踊る。浅倉さんが堂々と歌い上げた「Kosmos， Cosmos」は，清らかな存在感を感じられるもので，客席からもうっとりとしたため息が。
お次は，下田さんがダンサーと一緒に双子を演じるサプライズ演出がなされた「スタ→トスタ→」。前半のMCで下田さんが「分身したい」と言っていたのは，こういうことだったのか！ 亜美＆真美のイタズラに一本取られたような形になり，思わず微笑んでしまった。
今井さんの伸びやかなヴォーカルから始まる「目が逢う瞬間」では，情感たっぷりにぶつかってくる歌声に，会場全体がはっと息を飲み，酔いしれる。続いては，中村さんが歌う「I'm yours」。スタンドマイクを持ち，しっかりと客席ひとりひとりの顔を見ながら，ステージを縦横無尽に駆けまわる。「何年先もキミを想って歌うよ」という歌詞は今回のステージと強く重なり，765プロオールスターズプラスの希望ある未来を感じさせた。
そしてライブの終盤で披露されたのは，全員揃っての「New Me, Continued」。「アイムユアーズ！ウィーアーユアーズ！」という中村さんのMCは，キャストだけでなく，プロデューサーたちの心からの声でもあっただろう。
アンコールでは，765プロオールスターズプラス全員で「M@STERPIECE」「THE IDOLM＠STER」を熱唱。夏の暑さも裸足で逃げ出すほどの熱気のなか，ライブは終了した。最後のキャストの挨拶では，次のライブを期待させるような発言も飛び出し，それを後押しするかのような恒例のセリフ「これからも，アイマスですよ，アイマス！」によって，楽しいステージは締められた。
公演内で行われた告知では，新グッズや17周年生配信，くまみね氏によるコミック企画の始動なども告知されたので，詳しくは以下の記事を確認してみてほしい。
夏を感じさせる曲，懐かしい曲，意外性のある曲……。賑やかに，情熱的に繰り広げられた2日間のステージは，ライブ開催の喜びに満ちていた。
改めて驚いたのは，キャストの皆さんが積極的にアイデアを出し合って，長く続いているライブであっても驚きを失わないような歌唱や演出を生み出し続けているということだ。本人たちはそれらを「ワガママを聞いてもらった」と控えめに表現していたが，ライブを楽しむプロデューサーたちからしたら，これほど尊くありがたいことはない。笑顔と未来への希望に満ちた“765プロオールスターズ”は，プロデューサーと手を取りあい，更なる高みを目指していくことを予感させたライブだった。
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765プロのライブは，2018年に開催された「THE IDOLM@STER ニューイヤーライブ!! 初星宴舞」から実に4年半ぶり。2020年に予定されていた単独公演が中止となったこともあり， 765プロオールスターズ全員が揃って開催された今回のライブには，誰もが特別な想いを持っていたはずだ。
当日の幕張メッセ周辺は晴れ，最高気温は30度強。ライブに参加するプロデューサーの熱量を反映したかのような真夏日だった。
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ファンから贈られるフラワースタンドなどは，新型コロナウイルス感染症対策により受付を停止しているため，いつもなら華やかに飾られているロビーは非常にシンプルな印象だ。入場するプロデューサーたちは，速やかかつ静かに席まで移動していた。
■出演者紹介（※DAY1，2共通）
中村繪里子さん（天海春香役）
今井麻美さん（如月千早役）
浅倉杏美さん（萩原雪歩役）
仁後真耶子さん（高槻やよい役）
若林直美さん（秋月律子役）
たかはし智秋さん（三浦あずさ役）
釘宮理恵さん（水瀬伊織役）
平田宏美さん（菊地 真役）
下田麻美さん（双海亜美・真美役）
長谷川明子さん（星井美希役）
原 由実さん（四条貴音役）
沼倉愛美さん（我那覇 響役）
滝田樹里さん（音無小鳥役）※シークレット出演
■DAY1セットリスト
1.We Have A Dream
2.サニー
3.スマイル体操
4.アプデ
5.自転車
6.Slapp Happy!!!
7.恋するミカタ
8.芽吹の季
9.セクシータイフーン
10.マジで…！？
11.99 Nights
12.VELVET QUIET
13.翼
14.空
15.KisS（Long Intro Ver.）
16.inferno
17.ソナー
18.月ノ桜
19.HUG
20.笑って！
21.Coming Smile
22.New Me, Continued
23.なんどでも笑おう（Long Intro Ver.）
24.READY!!
■DAY2セットリスト
1.IDOL☆HEART
2.ラムネ色 青春
3.zone of fortune
4.ポジティブシンカー！
5.Pon De Beach（Long Ver.）
6.LEMONADE（Long Intro Ver.）
7.リゾラ
8.ピピカ・リリカ
9.マジで…！？
10.想い出は永遠に（Long Intro Ver.）
11.Ever Sunny
12.Miracle Night
13.光
14.灯
15.Honey Heartbeat（Long Intro Ver.）
16.Nostalgia
17.炎ノ鳥
18.Kosmos， Cosmos
19.スタ→トスタ→
20.目が逢う瞬間
21.I'm yours
22.New Me， Continued
23.M@STERPIECE
24.THE IDOLM＠STER
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DAY2は，毎回恒例。高木順二朗社長（CV：大塚芳忠さん）の冒頭の挨拶に続き，音無小鳥さんの「みんな一緒に盛り上がっていきましょうー！」という掛け声から始まった。最初に披露されたのは「IDOL☆HEART」だ。歌唱後はキャストひとりひとりが自己紹介を行い，「新しい曲，懐かしい曲が出てくるかも」というコメントも飛び出した。これにはプロデューサーの期待が一気に高まる。
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続いては，若林さん，釘宮さん，長谷川さん，平田さん，原さんによってさわやかな空間が生まれた「ラムネ色 青春」，たかはしさんがふたりのダンサーを伴ってセクシーキュートに歌い上げた「zone of fortune」，下田さんが両手を前に出し振る動きを「（みんなで）一緒にやりまーす！」と宣言し，客席を楽しく巻き込んだ「ポジティブシンカー！」とテンポよく進行する。響の持ち歌である「Pon De Beach」は，沼倉さんだけでなく，仁後さん，中村さん，平田さんの4人で賑やかに歌われた。会場を巻き込んだウェーブやクラップタイムもあり，場内に明るい“夏”ムードが広がっていく。
歌唱後のMCでは，下田さん，若林さん，釘宮さん，原さんが登場し，プロデューサーにウェーブを要求する場面も。メンバーカラーに合わせて会場を区切り行われたウェーブも美しく，会場のボルテージはさらに上がる。
続いて，キャストたちがそれぞれの目標を宣言する「言い切れ！IDOL☆HEART」のコーナーでは，若林さんが「来年もまた皆に会いたい」という真っすぐな想いを，下田さんが「自分の分身を出したい」という奇抜な目標を（これはライブ後半の大きな伏線だった），沼倉さんが「このライブが終わったら髪を切る」という具体的な計画を発表した。
そして中村さんは「このライブが終わったら，オレンジジュースを飲む」と言い放ち，会場は一瞬疑問符に包まれたが，実は最前列の伊織Pが持っていたオレンジジュースを見て，張り合っていたためと判明。釘宮さんは「温泉旅行に行きたい」と周囲の共感を呼び，最後に原さんが「ライブでミュージカル仕立ての演出をしてみたい」という，興味深い企画の構想を語った。
次のライブパートは，沼倉さんとたかはしさんの「LEMONADE」から。大人の雰囲気で会場の雰囲気を変え，キリッと締めていく。そして，夏のリゾート地を思わせる曲調と甘い歌声が心地よい釘宮さんの「リゾラ」，魔法のステッキを持った仁後さんが元気に跳ねながら歌い踊った「ピピカ・リリカ」が続けて歌われる。次には，DAY1でも演奏された「マジで…！？」を，歌唱メンバーを変えて披露。平田さん，原さん，浅倉さん，今井さん，下田さん，沼倉さんがはっぴを着て登場し力強く歌い上げた。
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ここでDAY1に引き続きシークレットゲスト，音無小鳥役の滝田樹里さんの登場だ。正統派アイドルという雰囲気の純白ドレスを纏い，「想い出は永遠に」を歌唱。シアーな素材をふんだんに使ったドレスと滝田さんの透明感ある歌声が絶妙にマッチし，ステージの雰囲気がしっとりと変化していった。
滝田さんを加えたキャスト全員が揃って，浅倉さんが進行する3回目のMCパートでは，「私たち，765プロオールスターズプラスです！」と改めての自己紹介もあり，ライブのタイトルにも入っているひまわりの品種「サンリッチ」の花言葉“あなただけを見つめる”に絡めた企画が行われた。
DAY1では「キャストたちがプロデューサーたちの考えを理解しているか」というお題だったが，DAY2では「プロデューサーがキャストたちの考えを理解しているか」という逆のお題が挙げられた。
具体的には，「（キャストたちが）夏休みに行くならどっち？」という質問に，“海”か“お祭り”の二択で回答するというもので，客席のプロデューサーたちはペンライトの色で，配信を視聴しているプロデューサーたちは画面上の選択肢を選び，キャストたちの決めた回答だと思うほうに投票する。答えは“お祭り”で，見事大成功！ キャストとプロデューサーの心が通じた瞬間だ。
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次のライブパートは，平田さんの「Ever Sunny」からスタートし，キレのあるダンスと凛々しい歌声が響き渡った。長谷川さん，沼倉さん，今井さんの歌う「Miracle Night」は，イノセントなEDMにマッチした3人の歌声が心地よい。「夢じゃないんだ……」と噛み締めるように歌う3人に，思わず胸が熱くなった。そして滝田さんが「光」，若林さんが「灯」をしっとりと歌い上げる。アイドルという光をつなぐふたりの姿には，神々しいものすら感じ，客席もうっとりと魅入られていた。
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2回目の「言い切れ！IDOL☆HEART」のコーナーでは，前半に登場していないキャストが目標を語った。仁後さんは元気に「今日のステージに最後まで笑顔で立っていたい」と決意表明。たかはしさんは「この夏，インスタグラムを3回は更新する」と，自分の機械音痴エピソードも交えコミカルなトークを繰り広げた。
長谷川さんは「1年以内に断捨離をする……したい……」とやや弱気な宣言で，今井さんは「DAY1で叶わなかった仁後さんからの他己紹介をしてほしい」というリクエスト。それに応えた仁後さんは「初めて今井さんと会ったとき，今井さんが童顔だったので年下だと勘違いして接していた」というエピソードで会場の笑いを誘った。
さらに，浅倉さんはたおやかなイメージからは意外にも思える「腹筋を割りたい」という力強い目標を，平田さんは「3か月以内に，切りすぎたもみあげを伸ばしたい」という可愛らしい目標を明らかにした。
ここから，いよいよライブも後半戦だ。「Honey Heartbeat」を若林さん，仁後さん，中村さん，下田さん，釘宮さん，たかはしさんがキュートに歌い上げ，客席と「セイ・ホー！」というコール＆レスポンスも繰り広げた。ギターのイントロが流れた瞬間，客席から思わず声が漏れた「Nostalgia」では，長谷川さんが堂々たるパフォーマンスを披露。後半一瞬だけ，“あの”美希の姿がモニタに映しだされる演出は鳥肌モノだった。
勢いに乗ったところで披露されたのは，原さんが歌う「炎ノ鳥」。着物姿で扇を広げ，優雅かつ妖艶に舞い踊る。浅倉さんが堂々と歌い上げた「Kosmos， Cosmos」は，清らかな存在感を感じられるもので，客席からもうっとりとしたため息が。
お次は，下田さんがダンサーと一緒に双子を演じるサプライズ演出がなされた「スタ→トスタ→」。前半のMCで下田さんが「分身したい」と言っていたのは，こういうことだったのか！ 亜美＆真美のイタズラに一本取られたような形になり，思わず微笑んでしまった。
今井さんの伸びやかなヴォーカルから始まる「目が逢う瞬間」では，情感たっぷりにぶつかってくる歌声に，会場全体がはっと息を飲み，酔いしれる。続いては，中村さんが歌う「I'm yours」。スタンドマイクを持ち，しっかりと客席ひとりひとりの顔を見ながら，ステージを縦横無尽に駆けまわる。「何年先もキミを想って歌うよ」という歌詞は今回のステージと強く重なり，765プロオールスターズプラスの希望ある未来を感じさせた。
そしてライブの終盤で披露されたのは，全員揃っての「New Me, Continued」。「アイムユアーズ！ウィーアーユアーズ！」という中村さんのMCは，キャストだけでなく，プロデューサーたちの心からの声でもあっただろう。
アンコールでは，765プロオールスターズプラス全員で「M@STERPIECE」「THE IDOLM＠STER」を熱唱。夏の暑さも裸足で逃げ出すほどの熱気のなか，ライブは終了した。最後のキャストの挨拶では，次のライブを期待させるような発言も飛び出し，それを後押しするかのような恒例のセリフ「これからも，アイマスですよ，アイマス！」によって，楽しいステージは締められた。
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公演内で行われた告知では，新グッズや17周年生配信，くまみね氏によるコミック企画の始動なども告知されたので，詳しくは以下の記事を確認してみてほしい。
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改めて驚いたのは，キャストの皆さんが積極的にアイデアを出し合って，長く続いているライブであっても驚きを失わないような歌唱や演出を生み出し続けているということだ。本人たちはそれらを「ワガママを聞いてもらった」と控えめに表現していたが，ライブを楽しむプロデューサーたちからしたら，これほど尊くありがたいことはない。笑顔と未来への希望に満ちた“765プロオールスターズ”は，プロデューサーと手を取りあい，更なる高みを目指していくことを予感させたライブだった。
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