「I Am Fish」の体験デモが公開。知恵をしぼって海に逃げ出す小魚の大冒険

　Curve DigitalとBossa Studiosは，開催中のイベント「Steam Nextフェス」（関連記事）に合わせて，彼らの新作「I Am Fish」の無料デモをSteamのストアページで公開した。

「I Am Fish」公式サイト

　「I Am Fish」は，「Surgeon Simulator」シリーズで知られるBossa Studiosが社内で開催したゲームジャムから生まれたプロジェクトだ。ペットショップの球体の水槽に閉じ込められた主人公の小魚ゴールドフィッシュが，水槽をうまく転がしながら海に向かって逃避行するという内容で，物理効果を反映した微妙な操作が求められる。
　公開されたデモには，クッションや花壇，物干しロープなどを利用しながら，屋根を伝って下の海へ逃げるというミッションが用意されており，基本的にはキーボードの方向キーだけでプレイできるが，水の重さで水槽を止めたくても止まらず，屋根の縁やロープから転がり落ちてしまうこともしばしばとなる。


　コースは複数に分岐しており，どのルートで海に到達するかはプレイヤー次第。マップには，Bossa Studiosの話題作「I am Bread」を思わせるパンが隠されている。
　プレイ後にはクリアまでのスピードなどを元にした評価が行われるので，合理的で自分に合ったコースを見つけて，5つ星でのクリアに向けて何度も繰り返してプレイしてみよう。


　製品版では，ゴールドフィッシュのほか，噛みついてスイッチなどを入れられる「ピラニア」，空を飛行できる「トビウオ」，そして丸まって転がる「フグ」の4匹が登場し，今回のデモのエンディングからも分かるように，海にたどり着いても終わりではなく，次のステージへ進んでいく。


　Steamストアページには，「アイアム フィッシュ」のほか，「俺は魚だよ」「小さな魚の大冒険」といった日本語タイトルらしき名前が並んでおり，日本語サポートは発表されているものの，正式名称は未定のようだ。ともあれ，この夏の間には，インタフェースとテキストが日本語化される予定とのことなので，気になる人は今のうちにデモをダウンロードして，プレイに慣れておこう。