新作アクションADV「Lost in Random」のストーリートレイラーが公開。ダイスですべてが決まる世界でイチかバチかの大勝負

　Electronic Artsは本日（2021年6月18日），スウェーデンのZoink Gamesが開発している新作アクションアドベンチャーゲーム「Lost in Random」（PC / Nintendo Switch / PlayStation 4 / Xbox One）のストーリートレイラーを公開した。


　2020年6月のEA Play Liveでのアナウンス（関連記事）以降，新情報の公開がなかったLost in Random。今回のトレイラーは，そんな本作の世界設定や物語の流れを紹介するものとなっている。
　本作の舞台は，不思議な黒いダイスを操る恐ろしい女王が支配する王国「ランダム」。ここの住民は12歳になると，今後一生暮らすことになる場所を決めるため，ダイスを振らされる。貧しい町，内戦による混乱が絶え間ない町など6つの場所の特徴はさまざまで，6の目が出た場合には女王自らの宮殿で豪華な生活ができるとされている。

　ある日，王国の最下層で仲良く暮らす主人公グースー（Even）とその姉キースー（Odd）は，ダイスの一振りによって引き裂かれてしまう。キースーが12歳になっときに“6”を引き当て，女王の宮殿に連れ去られて行ってしまったのだ。
　キースーにとってはめでたい出来事だが，彼女が連れ去られてから1年たったある日，グースーは「もしや姉が危ないのでは」と予感。そしてその真相を確かめるために，謎に満ちた「ダイスの谷」へ向かう。そこでグースーは，ランダムの住人達に長く禁じられていた存在であった「生きているダイス」と出会い，それにダイシー（Dicey）と名付け，共に旅に出る。


　ゲームプレイの詳細は明らかにされていないが，映像では，ダイスの目が描かれたフロアでバトルを行うようなシーンなど，グースーとダイスの冒険の様子を確認できる。やはり本作は，ダイスを振って出た目が行動を大きく左右するシステムなのだろう。周囲や時間そのものを変化させるという，ダイシーの能力にも注目である。
　なおランダムの住人達はとにかく奇妙で怪しい雰囲気となっている。全体的に，映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を彷彿とさせるゴシックスタイルのビジュアルで，敵と思しきキャラクター達もどこか憎めないデザインだ。

　Lost in Randomは，EAの小規模デベロッパ支援プロジェクトであるEA Originalsのタイトルとして，2021年内にリリース予定。「配られたカードでやり遂げることを学ぶ危険な旅」とはどのようなものとなるのか，続報に注目しておこう。

「Lost in Random」公式サイト