プレイレポート
「Pokémon UNITE」のカメックスは,ダメージも出せるディフェンス型ポケモン。超強力なユナイトわざでチームを勝利に導こう
リザードン,フシギバナと合わせての“初代御三家”としては遅れての参戦となったカメックスだが,ポケモントレーナーの間では「ついに砲台からハイドロポンプが出るようになった」と注目されている。さっそく,使用感を見ていこう。
カメックスはディフェンス,遠隔型のポケモンだ。ディフェンス型のポケモンの中で比較すると,カメックスは範囲攻撃や機動力に優れており,積極的に戦いを仕掛けるのに向いているポケモンだと感じた。野生ポケモンを倒すのは遅いので,ルートは上か下のどちらかになるだろう。
試合ではゼニガメから始まり,レベル5でカメール,レベル9でカメックスに進化する。レベルが低いうちは打たれ弱くダメージも高くないが,カメックスまで進化するとダメージも耐久能力も上がり,わざも強力になってくる。
ゼニガメが最初に覚えるわざは「みずでっぽう」と「ロケットずつき」だ。
みずでっぽうは指定した方向を攻撃するわざで,当たった相手のポケモンをつきとばしてダメージを与える。つきとばしの距離がそれなりにあるので,相手を追いかけているときにわざを撃つと,逆に相手を逃がしてしまうこともある。
ロケットずつきは指定した方向に移動して,当たった相手の行動を止めるわざだ。みずでっぽうとセットで使うと,ロケットずつきで相手の動きを止めて,味方の方にふきとばすこともできる。近くに味方が多いときは,積極的に狙っていこう。
レベル5になるとカメールに進化し,みずでっぽうが派生して「ハイドロポンプ」か「しおふき」を覚えられる。
ハイドロポンプはみずでっぽうの使い方と特に変わらず,ダメージを与えつつ敵をふきとばす効果がある。相手との距離が近いほどふきとばしも強くなるので,相手に追われている状況でもハイドロポンプを当てれば簡単に逃げられる。
ダメージも高く積極的に使っていきたいわざだが,みずでっぽうと同じく相手を逃がしてしまうことがある点は注意が必要だ。
もう1つの派生のしおふきは,指定した場所に持続的なダメージと移動速度低下を与えるわざだ。継続時間が長く,全部当たれば強いが,移動速度の低下はそれほど強力ではない。ハイドロポンプと比べて,わざのインパクトに欠ける印象だ。
少しでも多くのダメージを出したいときには選択肢に入ってくるかもしれないが,特にこだわりがなければハイドロポンプを選択するほうがよさそうに感じた。
レベル7になると,ロケットずつきを「なみのり」か「こうそくスピン」に派生できる。
なみのりは,指定した方向に移動しながら当たった相手をつきとばすわざだ。ダメージは控えめだが,わざ終了後に指定方向にジャンプする効果が付いている。このおかげで,なみのりで相手に接近して,相手の後ろにジャンプしつつ,ハイドロポンプを使って味方の方にふきとばす,といった芸当ができる。少し慣れが必要だが,使いこなせればかなり強力なコンボだ。
また,アップグレード後はシールド効果も追加されるので,相手チームの集団に突っ込みやすくなる。
こうそくスピンは,通常攻撃とハイドロポンプ,しおふきの攻撃を変化させるわざだ。効果時間はだいたい6秒ほどで,効果時間が終わってからクールダウンが開始される。
このこうそくスピンはかなりクセがあり,効果時間中は通常攻撃・ハイドロポンプ・しおふきの攻撃範囲がカメックスの周囲になる。相手が密集しているところで使って攻撃できれば強力だが,なみのりとの選択になる以上,こうそくスピンを選ぶとムーブスキルがなくなってしまい,相手ポケモンと距離を詰めるのが難しくなることは意識しておこう。
アップグレード後は,受けるダメージを軽減する効果が付く。注意点として,こうそくスピン中はユナイトわざが使えないので,大事な戦闘ではこうそくスピンの前にユナイトわざを使うなど工夫をする必要がある。
こうそくスピン中のハイドロポンプ |
こうそくスピン中のしおふき |
ユナイトわざは「ハイドロタイフーン」で,カメールからカメックスに進化するレベル9で覚える。ハイドロタイフーンはシールド効果を獲得しながら,周囲の相手にダメージとふきとばしを与えるわざだ。
ハイドロタイフーンのふきとばしは真上に飛ばすタイプで,ハイドロポンプのように敵を逃がしてしまうようなことがないのが特徴だ。範囲も優秀,ダメージも優秀,おまけにシールドもつくので,「これぞユナイトわざ!」といった感じの,強力なわざになっている。
わざ2の派生でなみのりを選択したのであれば,なみのりで敵の集団に突っ込んで,ハイドロタイフーンを決めていくのがいいだろう。
とくせいは「げきりゅう」で,HPが半分以下のときには攻撃と特攻が上昇する。ハイドロタイフーンなどの大技を使うときに意識すれば,大きくダメージを上げることができるので覚えておこう。
カメックスの立ち回りは,前線に立って味方と一緒に戦うのが基本になる。カメックスは追撃も逃走も得意で,ひとりで行動していても倒されることは少ないのだが,ダメージの多くをクールダウンの長いわざに頼っているため,相手を倒しきるのが難しい。そのため,なみのりで相手に接近し,ハイドロポンプで味方の方に相手をふきとばすといった,味方と連携した動きを狙うのがいいだろう。
得意の逃走を活かして,相手の後ろのゴールを狙いに行くといった動きはとても有効だ。ゴールを決めたあとに,相手ポケモンを裏から急襲してもいい。
カジリガメやサンダー周りでの戦闘では,とにかくハイドロタイフーンがうまく決まるかが鍵になる。ミニマップを見て相手チームの裏を取るなど,自分が一番活躍できる場所を探していこう。
カメックスは,ディフェンス型の中では機動力やダメージが高く,バランスのいいポケモンなので,ランクマッチでも人気が出てくる予感がしている。何より,一発で形勢を逆転させるようなド派手なユナイトわざは,使っていて最高に楽しい。
筆者はこれまでPokémon UNITEでディフェンス型のポケモンに触れてこなかったが,カメックスは素直に楽しいと思えた。筆者と同じようにディフェンス型を使ってこなかったトレーナーも,ぜひ新たな楽しみを見つけてほしい。
「Pokémon UNITE」公式サイト
- 関連タイトル:
Pokémon UNITE
- 関連タイトル:
Pokémon UNITE
- 関連タイトル:
Pokémon UNITE
- この記事のURL:
キーワード
(C)2021 Pokémon. (C)1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.(C)2021 Tencent.ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
(C)2021 Pokémon. (C)1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.(C)2021 Tencent.ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
(C)2021 Pokémon. (C)1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.(C)2021 Tencent.ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。