「A Space for the Unbound 心に咲く花」，日本語対応で2023年1月19日にリリースへ。90年代の甘い記憶を辿る2Dアドベンチャー

　パブリッシャのコーラス・ワールドワイドは，インドネシアのMojikenが開発を進める2Dアドベンチャーゲーム「A Space for the Unbound 心に咲く花」（PC / PS4 / Nintendo Switch / Xbox One）を2023年1月19日にリリースすることを正式にアナウンスし，その最新トレイラーを公開した。


　「A Space for the Unbound 心に咲く花」は，1990年代後半のインドネシアの田舎町を舞台に，高校の卒業が近づく青年アトマが，突然解き放たれた謎の超能力に存在を脅かされるようになったことで，クラスメートのラヤと共にその秘密を解き明かし，やがては世界の終わりと対峙する運命を背負っていく。SFチックなテーマを本筋としながらも，淡い恋や不安と絶望を乗り越えて大人になっていくメランコリックなストーリーになっているようだ。


　これまでもインディーズゲーム選考会「センス・オブ・ワンダー ナイト 2022」などのショーケースイベントで高く評価されてきた「A Space For the Unbound 心に咲く花」だが，村で出会う人々の意識に入り，深層心理に働きかけて物語の新しい手掛かりを得ていく「スペースダイブ」というメカニックが大きな特徴だ。新海 誠氏のアニメ作品群に大きな影響を受けているというだけあり，淡い青や緑を基調にした風景を，美しいピクセルアートで描き上げているのも見どころになりそう。


　コーラス・ワールドワイドが手がけるのは，「A Space For the Unbound 心に咲く花」のコンシューマ機版であり，PC版はToge Productionsがパブリッシングを担当する予定。すでに公開されているSteamストアページによると，インタフェースと字幕が日本語化されているというのは嬉しいところだ。また，同ストアページではデモも公開されているので，興味のある人は遊んでおくといいだろう。

「A Space For The Unbound」公式サイト