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超パワーが激突する過激なシューティング「∀kashicverse -Malicious Wake-」のインプレッション。圧倒的な暴力を究極の攻撃で叩きのめせ
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印刷2020/06/27 17:04

プレイレポート

超パワーが激突する過激なシューティング「∀kashicverse -Malicious Wake-」のインプレッション。圧倒的な暴力を究極の攻撃で叩きのめせ

 インディーズゲームのイベント「BitSummit Gaiden」に出展されているゲームから,PC向けの縦スクロールシューティング「∀kashicverse -Malicious Wake-」のインプレッションをお届けしよう。「圧倒的暴力vs.究極的暴力!」をキャッチコピーに掲げる本作は,常軌を逸した敵の猛攻を,こちらも常軌を逸した性能を持つ自機(主人公)で叩きつぶしていくという爽快なゲームだ。

画像集#001のサムネイル/超パワーが激突する過激なシューティング「∀kashicverse -Malicious Wake-」のインプレッション。圧倒的な暴力を究極の攻撃で叩きのめせ

「∀kashicverse -Malicious Wake-」公式サイト

Steam「∀kashicverse -Malicious Wake-」ストアページ


 開発したのは,日本の同人サークルであるエンドレスシラフで,2013年頃からコミックマーケットで頒布が行われ,2020年3月にはSteamのストアページでアーリーアクセス版を公開したため,プレイした人もいるのではないだろうか。


ボス戦では,主人公・アゲハ(左)とボス(右)のカットインが入り,会話する姿が見られる
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 初めてプレイした人は,大量の敵が無数の弾を撃ってくるため,相当に面食らうはずだ。まさに圧倒的暴力なのだが,主人公「アゲハ」の持つ10種類の必殺技「メソッド」を使えば,こうした敵の猛攻を退けられる。メソッドは,うまく使えば大量の敵を一気に抹殺できるほど性能が高く,これが,究極的暴力というわけだ。
 加えてアゲハは,「シールド」を持っており,弾を食ってもシールドの耐久力が尽きるまでは耐えられる。逃げ場がないような弾幕や,極太レーザーでも防ぎ,たとえ耐久力を失って破壊されても,一定時間が経てば復活してくれる。復活までの間,弾を避け続けられれば,再びシールドを張って強気の攻めができるのだ。

敵の攻撃は非常に激しい
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 メソッドの使用には,種類に応じた量のゲージが必要になる。ゲージを溜める方法には「敵に攻撃を当てる」か,「わざとシールドを解除して無防備状態になり,アゲハの左右に展開する『ウイング』に敵弾をかすらせる」の2つがある。前者は安全だがゲージの増加量が少なく,後者はモリモリとゲージが増えてくれるが,非常に危険だ。
 とくに本作は,攻撃の激しさに加えて残機の概念が存在しないため,シールドを解除している,もしくは耐久力が尽きた状態で被弾すると即座にゲームオーバーで,コンティニュー回数が残っていなければ完全にアウトになってしまう。ゲージを溜めるのはいいが,シールド解除中にミスしようものなら目も当てられないわけだ。そのため,敵の攻撃が弱かったり,こちらを狙っていない弾が大量にばらまかれていたりする場合は,シールドを開いてウイングにかすらせるチャンスになる。
 ゲージを溜めるべき場所でガッチリ溜め,危険な場所でメソッドを惜しみなく使うことが本作では重要なのだ。

主人公・アゲハ(画面下部中央)の身体はクリスタルのような「シールド」で守られており,弾を食らっても耐久力が尽きるまでは耐えられる(上)。シールドの耐久力がなくなるか,任意で解除すると,アゲハの左右に「ウイング」が展開。ここに弾をかすらせると,「メソッド」のゲージが高速で溜まっていく。ウイングが赤く輝いているのは,シールドの耐久力が尽きて強制解除されたため(下)
画像集#005のサムネイル/超パワーが激突する過激なシューティング「∀kashicverse -Malicious Wake-」のインプレッション。圧倒的な暴力を究極の攻撃で叩きのめせ
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 上にも書いたように,ゲージを消費する10種類のメソッドは非常に強力だ。「Annihilator Seed」は無数のホーミングビームで敵を消し飛ばし,「Dread Scissors」は光のブレードでぶった切る。メソッドなしだと蹂躙されるばかりだが,うまく使えば逆に敵を爽快に蹂躙できる。
 また,「Attractor Other」は敵を引きつけるデコイを呼びだし,「Danger Prognosis」は敵弾を遅くする大きなフィールドを張るなど,防御的に使えるものもある。敵の状況を見て,適切なメソッドを選ぶのが戦略的で面白い部分だろう。
 メソッドは格闘ゲームのようにコマンドを入力したあと,[コマンドボタン](Xbox One コントローラーなら[Y]ボタン)で発動させる。「Annihilator Seed」なら↓,↓+[コマンドボタン],「Danger Prognosis」だと↑,↓+[コマンドボタン]といった感じだ。誤入力すると別のメソッドが出てしまうため,練習が必要になる。

 メソッドの中でとくに楽しいのが「Eliminator」で,巨大な武装ユニットを呼び出して合体し,完全無敵状態になってド派手な攻撃を放つというもの。まるで,こちらがボスになったようだ。もちろん,敵ボスと戦っている最中に「Eliminator」を使うことも可能なので,こうなると巨大な敵味方が戦う大怪獣バトルのようだ。メソッドの多くは,追加入力すればゲージを消費してさらに強力な技が繰り出せる(格闘ゲームで言うところの「派生技」のようなイメージだ)ので,チャンスのときには一気にゲージを使う思い切りも必要だろう。

無数のホーミングビームが放てる「Annihilator Seed」では,追加入力すれことでさらに強力なビームになる
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ショットを一定時間強化する「Menace Rejector」は,ショットが当たった敵弾を押し返す効果も持つ
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敵弾を低速化するフィールドを張る「Danger Prognosis」。無数のラインは,敵弾の予測軌道で,メソッドの終了時,フィールド内に留まっていた敵弾はこちらの攻撃となって敵に襲いかかる
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「Attractor Other」は敵を引きつけるデコイ人形を呼び出す。終了時には自爆して周囲を攻撃する
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「Eliminator」で武装ユニットと合体し,画面上部の巨大ボスと激突
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 そんな「∀kashicverse -Malicious Wake-」は,上記のようにSteamでアーリーアクセス版が配信中で,5月25日には4面が追加されたばかり。6月末には5面が登場するとのこと。なお,6月26日〜7月11日は,「BitSummit Gaiden」のほかの出展タイトル同様,サブスクリプションサービス「Utomik」で無料でプレイが可能なので,気になる人は挑戦してほしい。

「∀kashicverse -Malicious Wake-」公式サイト

「BitSummit Gaiden」公式サイト

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    ∀kashicverse -Malicious Wake-

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