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「DCS World」,南大西洋をモチーフにした拡張マップ“DCS: South Atlantic Map”のアーリーアクセス版がリリースに
「DCS World」公式サイト
Eagle DynamicsとサードパーティのRAZBAMが開発した「DCS: South Atlantic」は,アルゼンチンとチリ,さらにフォークランド諸島(スペイン語名「マルビナス諸島」)を中心に,南大西洋の310万平方kmをカバーするという広大なもの。RAZBAMのリリースノートによれば,テクスチャのベースには航空画像と衛星画像を使用し,これらを組み合わせて「クリーン」に見せるために長い時間を要したという。さらに,低高度飛行でも美しく見せるため,メッシュとテクスチャの修正を,こちらも人力で作業を行ったとのことだ。
もともとは,フォークランド紛争をモチーフとした小規模なマップとして2020年に公開する予定だったが,コミュニティの意見を聞き,上記のような手のかかる作業を行ったため,2022年にずれ込んだという。
今からちょうど40年前となる1982年に起きたフォークランド紛争は,イギリスとアルゼンチンがフォークランド/マルビナス諸島の領有権をめぐって争った戦いで,第二次世界大戦以来,最初にして最後の大規模海空戦だった。どちらも(当時の)西側諸国に属していたため,お互いに同じような航空機/兵器を使うという,歴史上,特筆すべき紛争になっている。
リリースノートには,「DCS: South Atlantic」を1982年当時に制限するのは,現代の機体にとって非常に制約の多いことだと述べられている。例えば,Mount Pleasant空軍基地の滑走路は当時を再現して短く作られているため,F-16の着陸には向かないそうだ。
なお,現在は実装されていないものの,近日中に行われるアップデートで,空母「インヴィンシブル」を始め,イギリスやチリなどのさまざまなフリゲート艦を実装する予定だ。公開されたトレイラーでは,美しくも険しいアンデス山脈や,アルゼンチンの広大なパタゴニア平原,強い風が吹く荒涼とした東フォークランド/マルビナス諸島の景観,そして,海をゆく艦隊の姿などが確認できるはずだ。
South Atlantic Map early access release note
Eagle Dynamics公式ショップ「DCS: South Atlantic」販売ページ
Steam「DCS: South Atlantic」ストアページ
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