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「DCS World」,機体モジュール「DCS: A-1H Skyraider」の制作を発表。巨大なペイロードと長い航続距離を誇る“スパッド”がDCSに参戦
「DCS World」公式サイト
Eagle Dynamics:Weekly Newsletter
モデルはダグラスが開発したアメリカ海軍向けのA-1H スカイレーダーで,1945年の初飛行から,1973年の退役まで,全モデル合わせて3000機以上,A-1Hだけでも700機以上が生産されたベストセラー艦上攻撃機だ。愛称は,「スパッド」(Spad)で,これは,第一次世界大戦のフランス機にちなむ。
大柄な機体と強力なエンジンを積んだスカイレーダーは,第二次世界大戦の爆撃機に匹敵する巨大なペイロードを持ち,3t以上の兵器を搭載できた。朝鮮戦争とベトナム戦争に使用され,ジェット機相手の空中戦は難しかったが,地上攻撃のほか捜索や救助任務に活躍した。機体は頑丈で扱いやすく,大量に被弾して穴だらけになっても帰投できたという。
発表によれば,開発を担当するのは新たなサードパーティのCrosstail Studiosで,テキサス州のカヴァナー航空博物館(Cavanaugh Flight Museum)と提携し,同館が保有する2機のスカイレーダーを3Dスキャンして制作を進めているという。フライトモデルの作成には,同機の元パイロット達が参加する非営利団体A-1 Skyraider Associationが協力し,さらに,オーディオ制作には,「ARMA 2」のサウンドデザインなども担当した音響制作会社Echo One Niner Audio Productionが参加しているとのことで,かなり力の入ったプロジェクトであるようだ。
発売予定日や価格などは,今のところ発表されていないが,長く現役を務め,実戦にも投入されて高い評判を獲得した機体だけに,さまざまなミッションやマップの登場も考えられるところだ。
なお,プレイヤー向けのWeekly Newsletterでは,この「DCS: A-1H Skyraider」のほか,ニミッツ級航空母艦をシミュレートした「DCS: Supercarrier」のアップデート情報や,AIパイロットの進捗状況なども報告されている。合わせてチェックしてほしい。
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