新作ホラーADV「The Medium」のゲームプレイを紹介する最新映像が公開。現実世界と霊界のパラレルワールドを分割画面で描写

　ポーランドを拠点にホラーゲームを生産し続けるBloober Teamが，PC及びXbox Series X向けに開発を進める新作ホラーアドベンチャー「The Medium」のゲームプレイを紹介する最新映像を公開した。

Steamの「The Medium」配信ページ

　「The Medium」は，霊媒師である主人公「マリアン」が，突然見え始めた少女の殺人現場の記憶を巡り，謎の人物によって廃墟となったホテルに呼び出されるところから始まるストーリーが描かれている。14分に及ぶ今回の映像では，事情を知っていると思われる「トーマス」という人物を探してホテルにやってきた序盤のシーンが紹介されており，ここで霊界に住む仮面を被った少女「サッドネス」と出会い，音だけに反応するモンスター「モウ」と対峙することになる。


　「The Medium」の最大の特徴は，廃墟の建物を散策する“現実世界”と，マリアンには見える“霊界”が，分割画面でレンダリングされるゲームシステム「二重現実」だ。今回の映像でも，現実世界では階段が崩れ落ちていて上階に上がれないのに，霊界ではサッドネスがスタスタと上って行くような場面が紹介されている。常に分割表示されるのではなく，フル表示と分割表示のどちらかが優先的に自動表示されていくことになるようだ。


　欧米のゲーム業界ではさまざまなヒーロー役でお馴染みのトロイ・ベイカーさんが，悪役モウのボイスキャストを務めていることや，共産主義時代のポーランドで活動したシュルレアリスト画家であるズジスワフ・ベクシンスキーさんの退廃的な世界観にインスパイアされたというアートワークにも注目されている本作。Steamストアページ（リンク）によると日本語対応されることも明らかになっている。このゲームプレイ映像を見ながら2021年1月28日の発売を楽しみに待ちたい。

「The Medium」公式サイト