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[TGS 2020]アプリ版「真・北斗無双」に迫る。“一撃当千”の世紀末アクションRPGの神髄とは
主題である新作スマホゲーム「真・北斗無双」(iOS / Android)は,先日サミー主催の特設番組で電撃発表されたタイトルだ。
過去に発売されたコンシューマ用ソフト「北斗無双」「真・北斗無双」(以下,CS版)や,遊技機界隈の同名作品との兼ね合いか,公式Twitterアカウントの発信では“北斗無双モバイル”の通称で扱われている。
現在は2020年内の配信を目指し,開発も追い込みをかけているとか。
本作は,同社のmidasブランドが手がける“一撃当千の世紀末アクションRPG”として,CS版の無双アクションの爽快感はそのままに,新要素を盛り込みつつのスマホゲームらしい内容に最適化されている。
手軽な1プレイを実現するクエスト,毎週連載形式のストーリー配信,北斗キャラクターの収集・育成要素など,真・北斗無双そのままではなく“スマートフォン向けのゲームデザイン”になっているらしい。
もちろんケンシロウやレイ,ラオウにトキなど,北斗キャラクターのプレイアブル面はCS版さながらに期待できそうだ。
さらにアプリ版だけの新キャラクターも提供していくという。
実機プレイでは,ケンシロウの派手な攻撃で,ジード兵たちがバッサバッサと薙ぎ倒されていく様子が見られた。雑魚敵は数も密集度もなかなかのもので,無双らしい爽快さはそれなりに体感できそうである。
北斗の拳ならではの“ダメージ表現”はレーティングを意識してか,なにも飛び散ることはないようだ。苦手な人にも安心だろう。
まあ,それらを求める人たちがコアファンの一角を形成していること,過去のCS版ではCERO:D(17才以上対象)相当の表現で魅せてくれていたことを考えると,手放しに改善とは言いがたいか。
操作は移動がバーチャルパッド,画面右側のボタンで攻撃,ボタン連打で連続攻撃が発動する。またクールタイム制のスキル,回避行動,闘気ゲージを溜めると放てる「伝承奥義」も存在する。
さらに属性や弱点の相性のほかに「シールド」がある。これはいわば“攻撃時に敵がのけぞらないスーパーアーマーのゲージ”といった概念にあたるようで,プレイヤーは敵のシールドを削りつつ,シールド破壊時に大ダメージを入れられるよう駆け引きをする必要がある。
シールドは自身のプレイアブルキャラクターにも存在するため,油断していると敵にシールドを破壊されてピンチに陥ることもある。その際,ボタン連打で復帰を早めるのが解決策になるようだ。
とはいえ,シールドの存在により「雑魚の攻撃でのけぞるストレス」は皆無なようだった。ボスともなるとノックバック攻撃などを備えているようだが,無双シリーズ20周年とあって思い起こす「弓で動けねえ」「馬に乗れねえ」といった痒さは,ここ20年でほとんど解決されたのだ。
北斗無双シリーズは有名なTVアニメ版と違い,ケンシロウ役に小西克幸さん,ラオウ役に立木文彦さんなど,同社の開発スタッフが「新しい風を」と選りすぐったボイスキャスト陣に一新されている。
TVアニメ版が印象的な人も当然いるだろうが,キャラクターボイスも新録されているとのことなので,むしろこの機会に「へっへっへ,どーれ,北斗無双のボイスの意気込みでも見てやろうじゃねえか」と,世紀末っぽい住人の気分で触ってみるのもありかもしれない。
※画像は配信映像をキャプチャしたものです
コーエーテクモゲームスTGS特設サイト
「真・北斗無双」公式サイト
4Gamerの「東京ゲームショウ2020 オンライン」特設サイト
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(C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証 KOA-100
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
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