Chuhai LabsのOculus Quest用ソフト「
Carve Snowboarding」が本日(2021年5月28日)発売された。価格は1990円(税込)。本作を事前にプレイする機会を得たので,プレイフィールを交えつつ,そのゲーム内容を紹介していこう。
本作は,4月に行われたオンラインイベント「Oculus Gaming Showcase」で発表された新作タイトルで,ニンテンドウ64用ソフト
「テン・エイティ スノーボーディング」のクリエイターである,
ジャイルズ・ゴダード氏が手がけるVRスノーボードゲームだ。4Gamerでは,本作のクリエイティブディレクターを務めるゴダード氏と,プロデューサーの
マーク・レンツ氏へのショートインタビューを掲載しているので,そちらも合わせてチェックしてほしい。
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ゲームモードは,ハイスピードで山を滑り降り,そのタイムを競う
「タイムアタック」と,クールなトリックを決めてハイスコアを狙う
「フリースタイル」の2つ。コースは渓谷,森林,洞窟など6種類あり,それぞれの目標タイムやスコアを達成するともらえるメダルを集めることで新しいコースがアンロックされる。
気になる操作方法は,腕を左右に軽く広げてコントローラを動かすことで,板の向きを変えるというもの。スタンスは左足を前に出す「レギュラー」と,右足を前に出す「グーフィー」の好きなほうを選択でき,例えばレギュラースタンスなら左手で板の前方を,右手で板の後方をコントロールする仕組みだ。実際にプレイしてみると,これがちょうど両手でバランスを取りながら本物のスノーボードで滑っているような感覚で,思った以上にしっくりする。
また,両手のコントローラを素早く上に振るとジャンプし,グリップボタンで板をつかんだり,トリガーボタンで板を回してトリックを決めたりできる。コースにはジャンプ台やレールが設置されており,練習次第でさまざまなトリックを繰り出せるようになるだろう。さらに,各コースには複数のルートがあり,ルート上に配置されたアイコンを取ることで,新しい板やグローブ,カセットテープを獲得できる。
ログハウス風のキャビンでは,滑りたいコースを選んだり,集めた板やグローブを手に取って眺めたり,装備したりといった準備が可能。ほかにも,手に入れたテープでお気に入りのプレイリストを作ることもできる。このキャビンでは1匹の犬を飼っており,頭を撫で回したりできるほか,いろいろな小物も置かれているので,レースの合間にのんびりと眺めてみるのもいいだろう。
VRゲームならではの,開放感のあるゲレンデを滑走する爽快感を満喫でき,多彩なトリックをマスターしたり,タイムアタックで友達のゴーストデータと対戦したりと,上達しがいのあるゲームに仕上がっているので,興味を持った人はぜひどうぞ。