プレイレポート
「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」のDLC「海藤正治の事件簿」プレビュー。男・海藤,大暴れ!野性のカンで事件の真相に迫る!
八神の不在中に依頼が舞いこみ,単身調査に乗り出す海藤。自慢の腕っぷしと度胸,そして野性のカンを頼りに,事件の真相へと迫っていく彼を待つものとは──。
配信開始に先がけて,海藤の活躍の一端を紹介してみよう。
「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」公式サイト
事の発端は,とある謎めいた依頼だった。依頼主の貞本響也は,2年前に自殺した妻・貞本美希子の行方を探してほしいという。正確には,死んだはずの彼女によく似た女性が,1か月ほど前に神室町で目撃されたそうだ。
貞本が提示した報酬額は前金200万円,調査の終了後に2000万円。美希子が生きて見つかったときには,さらに追加の1000万円。人探しの報酬としては破格すぎるものだった。
だが,海藤は貞本の依頼を断ってしまう。
美希子は,かつて海藤が同棲していた相手であり,2人は結婚を考える仲だった。しかし,美希子と古巣・松金組を秤にかけているうちに,彼女の気持ちは海藤から離れてしまった。
海藤は,普段の彼らしからぬ思いを巡らせる。
あのとき自分が組ではなく,彼女を選んでいたら。
彼女がもし生きていて,なんらかの事件に巻き込まれているとしたら。そんな彼女に対して,今の自分はどんな言葉をかければいいのか。
胸中に渦巻く思いが邪魔をして,海藤は貞本の依頼を引き受けることができなかったのだ──。
人間離れした屈強さをバトルで堪能
そんな海藤がどのようにして自分の過去と向き合い,調査に乗り出していくのか。それはぜひ,自分の目で確かめてもらいたい。ここからはDLCならではのバトル要素についてお伝えする。
基本的なバトルシステムは,本編「LOST JUDGMENT」と同じだ。ただし,操作するキャラクターはあの“海藤さん”。ゲームプレイの手応えは,八神とはまったく異なる。
海藤は「カチコミ」と「テッパン」スタイルを切り替えて戦う。相手や状況によって使い分ければ有利に戦えるが,どちらか一方を極めてみてもいいだろう。
カチコミは相手の攻撃を自分の攻撃で潰せる「ハジキ」,相手の攻撃に耐えた直後に殴り返す「根性反撃」を駆使して,プレイヤーが積極的に仕掛けることで大きなアドバンテージを得られるスタイルだ。
相手の攻撃を見切ってしまえば,ハジキでダメージを防ぎつつ即座に攻撃に移れるため,“完封勝利”も難しくない。また,ラッシュコンボ(弱攻撃)を連打しているとハジキが成立して,思わぬチャンスが生まれることも。
ただし,ハジキも万能ではなく,一部の敵が繰り出す強力な技「モータルアタック」や,武器攻撃には通用しないため,回避と使い分ける必要がある。
根性反撃は相手の攻撃がヒットしたときに発生し,それ以上の攻撃を受けずに済むというもの。細かいダメージをものともしない,いかにも海藤らしい(?)バトルを演出してくれる。
そのほか,銃を持った相手に反撃する「EX・チャカおしゃか」,コンボ後に相手をつかんで地面に叩きつける「掴み杭打ち」など,ゴリゴリに攻めていけるスキルを習得できる。
一方,テッパンは武器で豪快に攻撃する「即武器攻撃」,相手の攻撃を仁王立ちで跳ね返す「ジャストテッパン」などで,海藤の人間離れした頑強さを堪能できるスタイルだ。多数の相手と戦うときに,真価を発揮しやすい。
即武器攻撃はラッシュコンボ中,周囲の武器を自動的に掴んで振り回し始めるという恐ろしい能力だ。広範囲に大ダメージを与えられるものの,周囲に武器がないときは決め手に欠ける。そんなときはカチコミに切り替えて戦うほうがいいかもしれない。
ジャストテッパンは相手の攻撃をタイミングよくガードすることで,全方位からの攻撃に耐えられるというもの。少々テクニックが必要だが,使いこなせるようになればダメージを受ける機会が激減するはずだ。
タックルしてきた相手をぶん投げる「レスラーリフト」,ガード直後に相手をつかんで反撃する「テッパン・ハグ」といった,相手の攻撃を受けてからやり返すプロレスラーのようなスキルを習得できるのもテッパンの特徴だ。
どちらのスタイルにも,“海藤らしさ”がしっかりと反映されたアクションが用意されているので,スキルを習得してバトルで試していくサイクルが楽しい。
五感を全開! 海藤流の街歩き
アドベンチャーパートでは,これまた海藤らしくワイルドセンス(野性の感覚)を駆使した調査を見せてくれる。八神であれば探偵ガジェットに頼る場面も,海藤は鋭敏な五感で切り抜けてしまうのだ。
さまざまな手がかりや証拠を見つけ出す鋭い眼差し,それが「海藤アイ」だ。事件の調査に役立つのはもちろん,神室町に点在する「思い出スポット」を凝視することで新たな技(スキル)のインスピレーションを得られる。本編や前作「JUDGE EYES:死神の遺言」の印象に残っている場所を巡ってみるのもオススメだ。
「海藤ノーズ」はその名の通り,わずかな匂いをもかぎ取る鼻。こちらも調査の手がかりを得るだけでなく,街中でアイテムを探すときにも役立つ。
街を歩いていて,海藤の鼻を鳴らす音が聞こえたら,海藤ノーズを使って周囲を調べてみよう。何かが見つかるかもしれない。
「海藤イヤー」は地獄耳。街中で猫の鳴き声が聞こえてきたら,海藤イヤーを使って発生源,すなわち猫の居場所を探ることができる。もちろん,事件の調査においても必要な場面があるだろう。
こうしたワイルドセンスを使って何かを発見すると,スキル習得に必要なポイント(Sp)を得ると同時に,スキル習得の条件となるアイテムや強力な装備品などが手に入る。五感を全開にする“海藤流街歩き”を「しない」理由はないと言えるだろう。
奇妙な依頼をきっかけに,己の過去と向き合う海藤。「海藤正治の事件簿」では,そんな彼の立場で元極道や半グレを相手に大暴れすることになる。
人類を超越した頑丈さとパワーを持つが,心を許した相手や守るべき相手には不器用な優しさを見せる。そのギャップこそが海藤の魅力なのだが,ときとして彼の弱点となることも……。八神隆之が不在の今,プレイヤーが海藤に手を差し伸べて,事件の真相へと導いてあげてほしい。
「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」プレビュー。探偵・八神隆之が帰ってきた! 今度は司法の死角を突く事件に挑む
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