新作アクションRPG「Black Skylands」のアーリーアクセス版が6月11日にリリース

　インディーズゲームのパブリッシャtinyBuildは，ロシア・モスクワに本拠を置くHungry Couch Gamesが開発中のアクションRPG「Black Skylands」のアーリーアクセス版を2021年6月11日にSteamでリリースすると発表し，最新トレイラーを公開した。


　「Black Skylands」は，何千年も昔に地球が粉々になり，生き残った人類は，いくつもに別れた浮遊島に暮らしながら，飛行船などの文明を発展させてきたという世界が舞台だ。我々の歴史で言えば，海では海賊が暴れながら，蒸気機関が発達しつつある時代，といった感じだろうか。
　主人公のエヴァは，アーナーズと呼ばれる飛行船を使って交易を行う集団に属する若い娘で，父の命と共に故郷の空城が破壊されたことから，盗賊集団「ケインの鷹」を追っての旅に出るという物語が展開する。


　ピクセルアートが目をひく2Dグラフィックスの見下ろし型視点の作品で，プレイヤーはオープンワールドとして構築された世界を自由に移動して，請け負ったミッションをこなしたり，マップを探索したりして冒険を楽しむ。飛行船を使った空中での砲撃戦のほか，地上に降りての激しい撃ち合いも用意されており，公開されたトレイラーからは，ツインスティックシューターのような軽快で迫力のあるアクションが楽しめそうな雰囲気が感じられる。


　武器や飛行船のカスタマイズ機能も豊富で，ゲームを進めることで手に入るさまざまなアイテムを使って，アップグレードが可能だ。また，「ファーザーシップ」と呼ばれる母艦では，シティビルダーのように研究施設や作業場，農場や牧場などを建設できるなど，じっくり遊べる仕掛けが随所に用意されているようだ。悪者を追い払った空域では，新しい知識や技術が得られたり，交易が可能になったりするという。


　現時点で日本語化の予定はない様子の「Black Skylands」だが，2021年にHungry Couch Gamesを傘下に収めるなど，tinyBuildは本作にかなりの魅力を感じているようだ。アーリーアクセス版リリース後のロードマップは公開されていないが，段階的にコンテンツが増やされ，さらに遊びごたえのある作品に成長していくだろう。