プレイレポート
[プレイレポ]ラーメン屋から始めるサイバーパンク生活。「Nivalis」体験版のボクセルアートで表現された街を散策してみた
本作は,ION LANDSが開発し,505 Gamesがパブリッシングを手がける,一人称視点の“サイバーパンク・ライフシム”だ。プレイヤーは,サイバーパンク都市・ニヴァリスで屋台やラーメン屋,売店など小さな店を経営して生計を立てていく。うまくいけば,ビジネスを拡大してバーやレストラン,ナイトクラブなどの経営に乗り出すことも可能だ。そしてゆくゆくは,ニヴァリスの夜の街を支配する存在になれるかも? ……というのが,本作のバックストーリーである。
体験版では,ゲームの序盤を約20分間プレイできた。その内容はチュートリアル的なもので,まずタクシーを使った移動やラーメン屋の新規開店を体験できる。ラーメン屋の新規開店といっても,あらかじめ倉庫に置いてあるテーブルと椅子を店内に並べ,提供するメニューを決めるだけだ。また,引退する店主からなぜか引き継いだラーメン屋という設定なので,店員も新たに雇う必要はない。このあたり体験版なので簡略化しているのか,製品版ではもっと自由度が高いのか,あるいはチュートリアルだから敢えて強制的にこうした体験をさせているのかが,少々気になるところ。
続いてラーメン屋の店員に促されるまま,ドックに出向いてグリーンハウスとボートを調べることに。NPCのノラと会話してグリーンハウスを借りたところ,内部のモジュールでレタスやナス,トマト,タマネギ,ニンニクなどの野菜の栽培が可能になった。なるほど,こうやって食材を調達することでメニューを増やし,ひいてはラーメン屋の客を増やして資金を稼いでいくんだなと納得した次第。それならボートのほうも調べておくかと思い,船長と話したところで時間切れとなった。
プレイしていて目を惹くのは,ボクセルアートで描かれるグラフィックスだ。「天候シミュレーション」を使って表現されたニヴァリスの街並みは,サイバーパンクテイストと相まって独特の美しさを醸し出している。上記のとおり,製品版のプレイの自由度がどこまで高くなるのか気になるところだが,この体験版は本作がどんな雰囲気のゲームなのかを伝えるにはバッチリの内容となっており,期待が高まるところだ。
「Nivalis」公式サイト
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Nivalis
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