「Alfred Hitchcock - Vertigo」がリリースに。ヒッチコック監督の名作をゲーム化したサイコロジカルアドベンチャー

　Microidsは，Pendulo Studiosが開発した新作アドベンチャーゲーム「Alfred Hitchcock - Vertigo」（PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch）のPC版をリリースし，ローンチトレイラーを公開した。コンシューマ機版の発売は2022年内が予定されている。

「Alfred Hitchcock - Vertigo」公式サイト

　「Alfred Hitchcock ‐ Vertigo」は，多くの映画を撮ったアルフレッド・ヒッチコック監督作品の中でも，傑作の1つとされる「めまい」（1958年）の公式ライセンスを取得したタイトルだ。主人公のエド・ミラーが妻と娘と共に，カリフォルニアにある架空の土地ブロディ・キャニオンをドライブしていたところから物語が始まる。
　事故により車が陸橋から地上に転落し，エドはからくも難を逃れたものの，事故のショックで記憶の一部を失い，同時に高所恐怖症によるひどいめまいに悩まされるようになる。しかも，現場に遺体は見つからず，事件として扱われないまま，エドは独自に妻と娘を探し始める。そんな彼の前にさまざまなキャラクターが現れ，何が真実で何が狂気なのか分からないサイコロジカルスリラーが繰り広げられていくという。


　本作の開発を行うPendulo Studiosは1993年にマドリードで設立されたスタジオで，「Runaway」シリーズや「Yesterday」など，ヨーロッパでよく知られたアドベンチャーゲームを作ってきた。2019年には，黒ネコ探偵が活躍するコミックスをベースにしたハードボイルドミステリー「Blacksad: Under the Skin」をリリースしている。
　これまでの作品と同様に，「Alfred Hitchcock ‐ Vertigo」もヨーロッパをターゲットに絞っているようで，残念ながら日本語対応の予定はないようだ。とはいえ，映画ファンなら注目したいゲームと言えるだろう。