プレイレポート
[プレイレポ]新時代のボンバーマンがついに登場! 非対称型対戦モードにチーム戦,64人バトロワも熱い「スーパーボンバーマン R 2」
Nintendo Switchに「スーパーボンバーマン R」が登場し,“スーパー”なボンバーマンの展開が始まったのが2017年3月のこと。2021年5月に配信され,64人でのバトロワ形式の対戦が話題となったオンラインゲーム「スーパーボンバーマン R オンライン」のサービスが2022年12月1日に終了したこともあり,新作の登場には「待ってました!」と声をあげた人も多いのではないだろうか。そんな本作を発売前にプレイする機会を得たのでプレイレポートをお届けしよう。
「スーパーボンバーマン R 2」公式サイト
ボンバーマン×タワーディフェンス? 新時代を告げる対戦モード「キャッスル」
本作の目玉といえるのが,タワーディフェンスの要素を取り入れた非対称対戦モード「キャッスル」だろう。爆弾(ボム)を設置して障害物を壊したり,爆風で相手を倒したりといった従来の「ボンバーマン」とは一風異なる,最大16人で楽しめる新モードだ。
「キャッスル」では,プレイヤーは攻撃側の「アタックサイド」と防衛側の「キャッスルサイド」のチームに分かれて,攻防を繰り広げることになる。
アタックサイドは,フィールド上の障害物をどんどん爆破してカギを見つけ,キャッスルサイドの拠点にある宝箱の回収を目指す。キャッスルサイドは,ボムやギミックなどを駆使して宝箱を守り抜く。宝箱をすべて回収できればアタックサイドの勝利,制限時間が0になるまで宝箱を1つでも守りきればキャッスルサイドの勝利だ。
対戦時は基本的に,アタックサイドは大人数で,キャッスルサイドは少人数となる。この人数差を埋めるのが,各種ステージギミックと「ウェポン」だ。
ステージギミックは,ボムを発射する砲台を設置する「キャノン」,2点間にビームでできたロープを張って侵入者の進行を妨害する「ビームロープ」,上に乗ったものを指定方向に動かしてしまう「ベルトコンベア」,上に乗ったものを滑らせてしまう「スリップフロア」,破壊することができない「壁パーツ」の5種類ある。
なお,プレイヤーオリジナルのステージを作成する「ステージエディター」というモードもあり,ここでは5種類のステージギミックに「ソフトブロック」(破壊できる通常ブロック)を加えた計6種類のオブジェクトを配置できる。各種ギミックは置ける数が決まっており,「どれをいくつ使い,どのように配置していくか」を考えてステージを作るのはなかなかの奥深さを感じさせてくれる。
「ウェポン」はキャッスルサイドだけが使える必殺技のようなもので,ゲーム開始前に「レーザー」「ブレード」「バリア」の3つのなかから選択できる。
ウェポンは無制限に使えるわけではなく,「アイテムを手に入れる」「爆発に巻き込まれる」「財宝を奪われる」といったバトル時の行動や状況によって溜まるウェポンゲージを消費して使用する。キャラクターの頭上に表示されるゲージがいっぱいになるとウェポンモードが発動。時間経過で少しずつ減っていくウェポンゲージが空になるまでウェポンを使用できる。
射線上であれば少し離れた位置の相手も攻撃できる「レーザー」,前方なぎ払い攻撃の「ブレード」,触れた相手を倒せるバリアを展開する「バリア」,それぞれの特徴を理解し,ステージの形状や自身が得意とする戦い方に合わせて選択しよう。
相手を倒すことだけではなく,さまざまなギミックを活用し,特定の場所を守りながら(もしくは目指しながら)戦う「キャッスル」は,「ボムを置いて,爆風が来ない位置に退避して……」といった従来の「ボンバーマン」のセオリーだけに囚われていては難しいモードである。そんな,これまでの作品にはないタイプの戦略性を求められる「キャッスル」は,シリーズファンもかなり新鮮な感覚で楽しめるだろう。
「キャッスル」以外の対戦モードも紹介しよう。
まずは「グランプリ」モードの「クリスタル」ルール。これは,フィールド上に散らばっているクリスタルをかき集め,ゲーム終了時に多く持っていたチームが勝利するという,3vs3のチーム戦。倒されると,そのとき持っていたクリスタルをその場にまき散らしてしまうので,クリスタルをたくさん集めるのはもちろん,「いかに倒されずに粘るか」が重要なゲームでもある。
序盤は地道にブロックをボムで壊し,クリスタルが多く配置されている中央を目指して進行していくのが基本のゲーム運びとなりそうだ。
「グランプリ」モードはあくまでチーム戦なので,1人でどれだけ頑張っても,負けるときは負ける。逆に言えば,誰かが何度も失敗してしまったとしても,仲間の2人がそれをカバーできれば,いくらでも勝つ目はあるということだ。
「クリスタル」ルールでいえば,自分が何度も倒されて所持クリスタルが少ないなら,それは「倒れてもリスクが少ない」ことを意味する。クリスタルの回収は仲間に託して,自分の爆発に巻き込まれる覚悟で相手に突っ込み,大胆にボムを設置していくという戦い方にシフトするという戦法もあるわけだ。
こちらは「Fall Guys」コラボキャラの「ビーンボンバー」。「障害物などを飛び越えてジャンプできる」という特殊能力を持っており,「クリスタル」ルールではかなり強い |
クリスタルを17個を集めて個人トップとなったが,チーム全体の数では相手に届かず,敗北。くやしいっ……が,これはチーム戦。こんなこともよくあるのでめげてはいられない |
「バトル64」は,「スーパーボンバーマン R オンライン」で話題となった,64人のプレイヤーによるバトロワ形式の対戦モードだ。他プレイヤーを蹴落として「最後の1人」になるべく奮闘する,まさに新時代の「ボンバーマン」で,最後の1人になれたときは思わずガッツポーズをとってしまうほどの格別な達成感がある。
「バトル64」については「スーパーボンバーマン R オンライン」のプレイレポートで詳しく紹介しているので,気になる人はこちらを参照してほしい。
ボンバーマンで64人対戦! 個性的なKONAMIキャラや“バトロワ要素”が楽しいパーティバトル「スーパーボンバーマンRオンライン」を先行プレイ
KONAMIが本日サービスを開始したパーティバトル「スーパーボンバーマン R オンライン」のプレイレポートをお届けしよう。先行して体験した64人対戦モード「バトル64」は,ボンバーマンらしさがある大火力戦や個性的な能力を持つKONAMIキャラの戦い方が楽しい,新たな“バトロワ”ゲームとなっていた。
オフラインでも遊べる要素として,「ストーリーモード」も搭載されている。宝石「エルオナイト」を巡って,謎の悪者とおなじみの白ボンたちが活躍するストーリーで,ストーリーモードでの「キャッスル」も本作の見どころのひとつだ。
1人用のストーリーモードにも「キャッスル」がある。基本的に守備側で,守るものが宝箱ではなく「エルオナイト」という資源になるが,プレイの内容は対戦モードとほぼ変わらない。拠点防衛のためのステージ作りという試行錯誤の楽しさもある | |
ブロックを壊すと経験値が溜まっていき,レベルアップするという,RPG的な成長要素も。1人でコツコツと「ボンバーマン」世界に浸りたいという人にはオススメのモードだ |
令和に誕生したボンバーマンは,新たな遊び,新たな進化で楽しませてくれる正統続編だ
個性豊かなKONAMIキャラクターもたくさん登場し,さらにクロスプレイ対応で自分の好きなハードでオンライン対戦が楽しめるのも大きな魅力だ。
そして,新要素の「キャッスル」はもちろん注目ポイントではあるが,これまでのスーパーボンバーマン作品をプレイしてきた人にとっては,「スーパーボンバーマン R オンライン」で好評を博した「バトル64」が収録されていることも何より大きいと思う。
基本無料で遊びやすく,そして賑やかな64人対戦のバトロワが魅力だった「スーパーボンバーマン R オンライン」のサービスが終わってしまい,さみしさを感じていた人は少なくないだろう。「スーパーボンバーマン R」の続編でありながら,「スーパーボンバーマン R オンライン」の後継作といってもいいつくりになっている本作は,そんなファンたちが長く遊べる1本となってくれるはず。
シリーズファンはもちろん,みんなでワイワイ楽しめる対戦ゲームを探している人にも,令和の「ボンバーマン」決定版といえる本作をぜひ手にとってみてほしい。
「スーパーボンバーマン R 2」公式サイト
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(C)Konami Digital Entertainment
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