プレイレポート
Yostarの新作「エーテルゲイザー」CBTをレポート。美少女3人組の超高品質でハイテンポなバトルモーションは必見!
本作はYostarとYongshiが手がける,3人チームで戦う“ハイスピード爽快3Dアクションゲーム”だ。フル3Dグラフィックスの美男美女たちが織りなす爽快かつスタイリッシュなバトルや,フルボイスのメインストーリー,多彩なやり込みコンテンツなどが特徴となる。
とくにコンテンツ数は,まだCBTとは思えないほど充実していた。
本稿では,それら実際に体感できた魅力を紹介していこう。
「エーテルゲイザー」公式サイト
※本稿の内容ならびにスクリーンショットはすべてCBT時点のものであり,正式版では仕様が異なる場合があります。
仮想世界の人類を守るべく戦う
神の名を冠する“モディファイア”たち
物語の舞台は,“かの厄災”と呼ばれる争いで破壊された世界。それから200年以上もの時を生き延びていた者たちは,ナノテクノロジーによって肉体と意識を切り離し,仮想ネットワーク「ガイア」で生命と文明を存続させていた。しかし長い時間の流れで転生を繰り返すうちに,人々は過去の記憶や世界の成り立ちを忘れてしまっていた。
ある時を境に,ガイアの重要階層「源層」から「ヴィスベイン」と呼ばれるモンスターが出現し始める。ヴィスベインはそれまで人類が築き上げてきた文明を侵し,その結果,ネットワーク世界で「ベインクエイク」と呼ばれる災害が頻発するようになってしまった。
こうした事態に,ガイアの自己診断プログラムは対抗策として,人を模し,神の名を冠する存在「モディファイア」を生み出し,彼らを中心とする対ヴィスベイン組織「エーテルゲイザー」を発足した。
プレイヤーは,彼らモディファイアたちを指揮する存在「アドミン」となり,人類を守る使命を背負うことになる。
ゲームは,モディファイアの少女「ベルダンディ」と「前鬼坊天狗」がヴィスベインと交戦しているシーンから始まる。
モディファイアたちの会話をはじめ,チュートリアルを兼ねたヴィスベイン戦で,ここまでの世界背景はあらためて理解できるはずだ。
エーテルゲイザーはある告発を受け,「エイジム」と呼ばれるロボットの製造会社「スピライトインダストリー」を調査することになった。
そこでヴィスベイン化するように細工されたエイジムを調べるうちに,彼女らはスピライト社のセキュリティを請け負っていた暴力組織「アイアン・チルドレン」のメンバーと激突。さらに謎の黒幕が大量のエイジムを起動しはじめ,このままでは甚大な被害が避けられない事態に。
そこでアドミンたちはエーテルゲイザーの総力をもって,この危機に立ち向かっていく。立ち上がりのつかみは上々だ。
物語展開はのっけからシリアスな構図なものの,モディファイアだけでなく,登場人物たちはなかなか人間味にあふれている。
前面に押し出されている美少女たちのコミカルな応酬もあるので,あまり重々しく思わず,テンポよく読み進められた。
なお,CBT時点ではストーリー4章までプレイできたが,全体的に文章量は多すぎず少なすぎず。読み切るのにちょうどいいボリュームだ。
3人一組の爽快アクション!
コンボを決めて敵勢を撃破!
ストーリーの合間に行うバトルは,スタミナを消費して挑み,編成した3人チームのうち1人を操作してすべての敵を倒せばクリアだ。
ゲームサイクル自体はオーソドックスな構成である。
操作は,バーチャルスティックで移動してフィールドを駆けまわり,モディファイアごとの通常攻撃やスキル3種,奥義などのボタンをタップして攻撃していく。敵の攻撃を避ける回避アクションもある。
なかでも,アクションモーションがものすごくカッコいい! 最初にチュートリアルで使用するベルダンディなどは,スキルごとの一連の体さばきが非常になめらかで,各スキルをキャンセル発動させていっても「無理なく自然と決められた人体の動きのように攻撃」する。
一部はハイスピードアクションらしく,挙動が目で捉えられないくらいの速度感で処理されるが,同系統の3Dアクションと比べても,速く動くだけではないスタイリッシュさの作り込みはトップクラスだ。
またフィールドを移動中,キャラクターの姿勢が斜めがかって走るところも,不思議なクールさを生んでいてグッドである。
スキルにはさまざまな効果が備わっており,例えばベルダンディの場合,スキル2と3は攻撃アクションだが,敵にダメージを与えるだけではなく“スキル1のクールタイムをリセットする”特性がある。
そのため,スキル3→1→2→1といった操作でコンボを成立させれば,敵に効率よくダメージを与えられる。
このほか,スキル1を2回使用でスキル内容が変化し,スキル2で効果「ルーン」を付けた敵に一部スキルを当てると大量のスキルリソースが確保され,クリティカル率が上昇,スキルリソース最大でスキル3も強化,クールタイムまでリセットされる仕掛けもある。
などと文章だけ読むと難解だろうし,スキル内容やコンボレシピもモディファイアごとに異なるものの,彼らを仲間にしたとき「キャラクターチュートリアル」で習えるので,扱い方はすぐに分かるし,使っていれば体感的にそのうち覚えられるくらいの難度だ。
また,すぐに全部を理解する必要はなく,ストーリーだけなら「とにかく押せるボタンを連打!」という,やや強引な操り方でも問題なくクリアできるレベルデザインだった。あまりアクションが得意ではない人でも問題なしだ。人によっては敵から安全な距離を取りつつ攻撃可能な,遠隔タイプのモディファイアを主軸にするといいだろう。
ある程度遊んで気に入ったモディファイアがいたら,メンバー編成の際に確認できる「連携奥義」も意識するといい。
奥義は迫力のカットインで大ダメージを与える必殺技に相当するが,本作では“特定の2人組,または3人組の専用連携奥義”が存在する。
奥義参加者のゲージをまとめて消費してしまうため,多用しにくいのが難点だが,そのぶん大きな効果を得られるため,ボスステージなど,ここぞというときに使ってバトルを優位に進めていきたい。
というより,専用演出もしっかりと練られているため,好ましいキャラの組み合わせを見つけたら,見るためだけに使いたい。
モディファイアはそれぞれ「真桜」「ユグドラシル」「オリンポス」「ナイル」「アステリズム」といった系統が分かれている。
いわゆる出自やブランド的な区分けだ。
同じ系統のモディファイアを編成すると,敵を一方的に攻撃できる「モディファイアモード」発動時などに追加効果を得られるので,同系統のモディファイアが複数いる場合は積極的に採用するといい。
多彩な強化要素を駆使し,バトルで勝利を掴め!
本作の育成要素は,モディファイアのレベル,スキルレベル,武器「アクセスキー」のレベルなどで,これらは特定の強化素材を消費することでレベルアップやレベル上限の開放を行える。
またモディファイアにはB〜Ωランクがあり,検索(いわゆるガチャ)やアイテム交換で同一キャラクターを一定数入手すると,「神識超越」で該当者のランクやステータスを上限突破できる。
厳密に数値を比較できたわけではないが,初期ランクSのモディファイアのほうが基礎的な能力が高く,操作はやや複雑ながら強力な攻撃を叩きこめる印象だった。一方でB〜Aランクのモディファイアは簡単操作でコンボがしやすく,検索でも入手しやすいため,Sランクのモディファイアよりも先にSSへランクアップさせることができた。
ストーリー加入のモディファイアは基本B〜Aランクだが,丁寧に強化していけば最前線でも活躍しやすい。大別すると能力の違いはもとより「操作の扱いやすさ」も基準になっているのかもしれない。
モディファイアには装備アイテム「刻印」も存在し,HP増加,物理ダメージ上昇など,多彩な効果を取り付けられる。刻印にはレアリティやレベルがあり,専用バトルをクリアすると入手できる。
装備スロットは最大6つ,同名の刻印3セットでボーナス効果を発揮するため,まずは3セット×2を目指すのが基本となるだろう。
アクセスキー(武器)にはサポートキャラクター的な「ファンクター」を装備でき,さまざまなステータス向上につなげられる。
低レアリティのファンクターはそのまま装備するだけで効果があるが,検索などで手に入る特定系統の専用ファンクター「名もなき眠りの子」には「真名開眼」システムがあり,特定のモディファイアの専用効果を持ったファンクターへと自由に変化させられる。
要は“特定キャラの専用装備と自由に引き換えられる子”だ。
入手時は,対象者を検討してから真名開眼させよう。
戦略シミュレーションやローグライクなど
一風変わった遊びもあるコンテンツ群
モディファイアを十分に強化できたら,より難度の高いバトルが並ぶ「チャレンジ」へ挑戦だ。いずれも良質なクリア報酬を得られたり,さまざまなアイテムと交換可能な通貨を入手できたりする。
難度選択できるものも多いので,腕試しとしてはもちろん,さらなる戦力強化のためにじっくり挑んでいきたい。種類は下記のとおり。
●「ダークゾーン浄化」
制限時間バトル。3つのダークサイド,1つのダークコアで構成され,ダークサイドをクリアすると有利条件がアンロックされていき,勝利していくとより上位の難度が解禁される。月曜日と金曜日に報酬およびコンテンツ内容が更新されるので,自身の戦力に合わせて定期的に通うことになりそう。
●「悪夢再臨」
毎週ランダム選出のボスバトル。使用したモディファイアはロックされ,ほかのボスでは使用できなくなる制限あり。CBT時点では2種類のボスが現れ,最低でも育成済みモディファイアが6体必要だった。挑戦可能な難度をクリアすると高難度が解禁される。挑戦回数は毎日,進捗と報酬は毎週リセットされる。
●「MDバリアブル」
ローグライク系な探索バトル。毎週選出される5体のモディファイアのうち,3体を選んで戦っていく。ステージクリア時にさまざまな支援効果を獲得しつつ,ランダムバトルを乗り越えていく。なお,HPは戦闘後に多少回復しつつも持ち越しとなるので,いかにHPを維持しつつ戦い続けられるかがポイントだ。
こちらはクリア時にスコアが記録され,ハイスコアの場合はプレイヤーネームや難度,使用編成などがランキングに掲示される。
そのため,ほかのプレイヤーの編成を参考により高いスコアを狙って競い合うのもいいだろう。また選出されるモディファイアは未入手のものでもピックアップされるので,使い心地も試せる。
●「因果観測」
戦略シミュレーション形式のバトル。専用マップを探索しつつ,各所に落ちている箱を回収していくのが目標だ。バトル自体は目的ではないが,先に進むためには戦闘をこなす必要も出てくる。こちらは報酬獲得を目指すためだけではなく,この世界の過去になにが起きたのかが明かされていく物語要素にも注目したい。
●「歴戦連鎖」
10戦1セットの勝ち抜きバトル。制限時間内に敵を倒し,1戦ごとに報酬を獲得していく。5戦目と10戦目にとくに強力な敵が出現するうえ,全体的にどれだけスピーディーにクリアしていけるかが重要なため,攻略には十分な戦力とプレイヤースキルが問われる。チャレンジのなかでもとくに高難度なコンテンツかと思われるので,腕に覚えのあるプレイヤーが積極的に挑むだろう。
といったように,すでにコンテンツ数がたくさんである。
CBT時点でも非常に完成度が高く,十分なやり込み要素も体感できた「エーテルゲイザー」。物語主体に遊びたい人ならカジュアルに楽しめる一方で,とことんアクションを極めたい人なら多彩なバトルに挑めてと,間口の広さを意識したゲームデザインを感じられた。
そのうえ今回のCBTを経て,正式リリースまでにどこまでブラッシュアップされるのか,もっと期待が高まるところ。
本作は現在,公式Twitterアカウントのフォローをはじめ,メールアドレスや予約トップ10,LINEの友達追加で事前登録を受付中だ。
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昨今,3Dアクションジャンルはコンシューマもスマートフォンも問わずの主流と言えるが,「エーテルゲイザー」が磨いたアクションモーションはひと味違う。このこだわりはリリース時にぜひ体感してほしい。
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