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[TGS2023]「SEGA×17LIVEスペシャルトークショー」レポート。セガと17LIVEのコラボによって生まれる,新しいゲーム配信の可能性を両社のキーマンが語った
近日発売予定のセガタイトル「龍が如く7外伝 名を消した男」や「ソニックスーパースターズ」と,同社が運営するライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」やライブコマースサービス「イチナナショッピング」などとのコラボイベントが近日開催される予定だ。
セガ×17LIVEコラボが今秋始動。「龍が如く7外伝 名を消した男」や「ソニックスーパースターズ」とのアプリ内イベントが決定
17LIVEは本日,ライブ配信アプリ「17LIVE」とセガの大型コラボイベントを,この秋に複数始動すると発表した。コラボでは,「龍が如く7外伝 名を消した男」とイチナナショッピングのアプリ内イベントや,「ソニックスーパースターズ」とのコラボイベントが予定されている。
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- PC:龍が如く7外伝 名を消した男
- アクション
- アドベンチャー
- セガ
- プレイ人数:1人
- 龍が如くスタジオ
- PS5:龍が如く7外伝 名を消した男
- PS4:龍が如く7外伝 名を消した男
- Xbox Series X|S:龍が如く7外伝 名を消した男
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- PC:ソニックスーパースターズ
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- 編集部:maru
この発表にあたり,「東京ゲームショウ2023」の17LIVEのステージでは,同社ライバープロデュース事業部の柳 里沙氏と,セガのコミュニティマネジメント部セクションマネージャーの向 大地氏のトークイベントが開催され,ライブ配信に対する取り組みや方向性について語った。本稿ではその模様をレポートする。
壇上左からMCの今井 遵氏,セガ向 大地氏,17LIVE 柳 里沙氏 |
17LIVEを利用するライバーにとって魅力的なイベントの企画や企業間との取り組みを探すなど,幅広い業務に携わる柳氏。セガの向氏はコミュニティマネジメント部で,現在主流の運営型のタイトルに携わり,開発とユーザーの中心に立って,ユーザーやコミュニティからの要望を開発まで届けて検討したり,イベントの企画や運営をしたりと,中立の立場で両者の声を反映させる業務を行っている。
セガと17LIVEは過去に「ぷよぷよeスポーツ」のイベントでコラボをしたことがあり,柳氏は出場する選手達に熱心なファンが付いていたことに感動したとのこと。また,当初はタイトルごとのゲーム配信に関する許諾を取るのが難しかったが,現在はその傾向が変わってきているという。
その昔は,ゲームプレイを勝手に配信されていることを,メーカーとして快く思っていないこともあったが,現在はその傾向も変わり,ゲーム配信が売上に貢献していることは明らかで,ライバーのセンスでその魅力がより伝わりやすくなることもあることを認識。そこでセガは2020年頃より,著作物を使用して配信ができる契約を事務所やライバーと締結することで,配信を推奨する方向性へと変化している。それはセガに限らないことで,ほかのメーカーから配信に関してアドバイスを求められたり,逆にアドバイスを求めたりするなど,横の繋がりでその傾向が浸透しているそうだ。
ゲーム配信に関してセガは,インフルエンサーリレーションシップマネジメント(IRM)担当を据えて,日頃から事務所やライバーとのやりとりを密にしていて,ライバーがタイトルを愛してもらう状態を継続して作っている。
セガがライバーの存在を重要視するのは,芸能人などと比較してユーザーとライバーの距離感が近いことのがポイントで,ライバーの積極的な配信や視聴者とのコミュニケーションによってそのライバーのファンが増え,結果的にゲームを知ることに繋がることがその理由だ。2022年発売した「ソニックフロンティア」では,Vtuberの戌神ころねさんの配信が好評でユーザーへの広がりを見せ,DLCのスキンやボイスの配信にまでつながっている。
ライバーと視聴者の距離が近い点について,17LIVEはとくにそれが顕著だと柳氏はアピール。向氏もそのことは認識していて,数百万単位の登録者がいるYouTuberと比較すると個別の登録者数は少ないものの,それぞれのファンの熱量は非常に高く,プラットフォームとしては別物として考えているという。
17LIVEのライバーが扱うゲームジャンルの傾向は,瞬間的な盛り上がりを見せるのはシューターや対戦格闘だが,ライバーと視聴者が一緒にまったりゲームを楽しむようなジャンルはRPGやアドベンチャーで,「龍が如く」シリーズなどもそこに含まれている。
今回のセガと17LIVEのコラボは,「龍が如く7外伝 名を消した男」のゲーム配信中に,視聴者がライブコマースサービス「イチナナショッピング」からシームレスにゲームの購入・決済ができるというもの。
17LIVEとしても初めての試みで,セガとしても別のサイトにアクセスせずにその場で購入ができるレスポンスの良さに加えて,ライバーにも恩恵がある仕組みができ,それが将来的に世界規模まで抱えられれば,大きなチャネルになるという構想だ。
コラボをするセガとしては,ライバー自身の強みを「セガだから」という忖度で抑えてほしくないと強調する。配信における一般常識を逸脱しなければ,原則としてNGはなく,ライバーの感性で素直に遊んでもらいたいと向氏は述べている。
プラットフォーム側の柳氏は「それは本当にありがたい」と応え,より面白い配信が増え,ゲームの新しい魅力を知るれることができる可能性も示唆している。
ゲーム黎明期から常に最先端を目指してきたセガは,ゲーム本編のみならず,売り方やPRの方向も先端を目指すという意図のもと,今回のコラボが実現した。17LIVEとしてもゲーム配信におけるライバーと視聴者の新しいコミュニケーションが生まれるきっかけになることを期待しているという。
17LIVEが提案するライバーと視聴者が双方向に関われる「ライブゲーミング」には向氏も大きな期待を持っていて,例えばゲームで使えるアイテムを視聴者がプレゼントするなど,ゲームプレイに介入できるような仕組みができれば,今まで誰も経験したことのないゲームができるのではないかと予想する。
今回の取り組みがゲームやプラットフォームを提供する各社に浸透し,ゲームの文化として定着するよう,常に最先端を目指していきたいと向氏は述べ,トークを締めくくった。
「17LIVE」公式サイト
東京ゲームショウ2023公式サイト
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- CERO A:全年齢対象
- ソニック ザ ヘッジホッグ
- プレイ人数:1〜4人
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- TGS 2023
- 東京ゲームショウ
- ライター:稲元徹也
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