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[TGS2023]崩壊後の世界を旅し,自然再生を考える。2.5DアクションADV「One Last Breath」の開発状況を聞いてきた
「One Last Breath」は,スペインのパンプローナを拠点にするMoonatic Studiosが開発を進めるアクションアドベンチャーだ。人類による環境破壊によってミュータントが跋扈する世界となった文明崩壊後の地球を舞台に,自然を再生するべく活動するガイアという女性の旅を描く。
ビジュアルは“2.5Dグラフィックス”をうたっており,基本的なアクションは上下左右の移動だが,美しくそして寂寥感のある崩壊世界を描く奥行きのある背景と視点の変化などで通常のサイドビューとは異なる感覚でプレイできるのが特徴だ。
道を遮る障害にパズルを解くように対処し,襲撃してくるミュータントに捕まらないよう新たに開けた道を駆け抜ける。ガイアの行き先には何が待っているのか。自然の再生という,崩壊前(?)の地球に暮らす我々にとっても大きいテーマを描く注目の作品である。
実は本作,昨年の東京ゲームショウにもスペインパビリオンに出展されていた作品でもある(関連記事)。筆者は「LIMBO」「INSIDE」をイメージさせるゲーム性やグラフィックスのスタイルを持つ本作に当時から注目していたが,公式X(Twitter)は長いことアクティブになっておらず,どうなっているのか気になっていた。
[TGS2022]「One Last Breath」をスペインパビリオンでプレイ。人類による環境破壊について考える2.5Dアドベンチャー
TGS 2022のスペインパビリオンにて,Moonatic StudiosのアクションADV「One Last Breath」が出展されていた。人類による環境破壊によってアポカリプスを迎えた時代に,地球の最後の息吹から生み出された女性が自然を再生するために活動していく。“2.5Dグラフィックス”で描かれた世界を満喫できる。
「あっ,今年も出ている」と作品に触れたところ,試遊版はとくに大きなアップデートはなさそうだったが,ブースにいたJavier Leoz(Environmental Artist)氏によると,ゲームはほぼできており,来年(2024年)春の発売を目標に制作は進んでいるとのこと。日本語対応やPC以外のプラットフォーム展開といった続報はなかったが,まずはPC版の正式リリース日の発表を待ちたいところだ。
4Gamer「東京ゲームショウ2023」掲載記事一覧
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One Last Breath
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