新世代のミドルクラスRadeon「Radeon RX 7600」搭載カードがASRock，GIGABYTE，PowerColor，玄人志向から発売

Radeon RX 7600のダイ写真

　2023年5月25日，CFD販売は，AMDのデスクトップPC向けGPU「Radeon RX 7600」を搭載するASRock，GIGA-BYTE TECHNOLOGY（以下，GIGABYTE），Tul，玄人志向のグラフィックスカードを国内発売すると発表した。価格帯は4万円台半ばから5万円前後となっている。
　各社の製品をまとめて紹介しよう。

ASRock

　ASRockからは，独自クーラーを採用したRadeon RX 7600搭載カード3製品が登場した。いずれも5月26日11時に発売となる。ラインナップと税込の販売代理店想定売価は以下のとおり。

• RADEON RX 7600 Phantom Gaming 8GB OC：ブースト最大クロック 2755MHz，5万980円前後
• Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OC：ブースト最大クロック 2725MHz，5万980円前後
• Radeon RX 7600 Challenger 8GB OC：ブースト最大クロック 2695MHz，4万6800円前後

　RADEON RX 7600 Phantom Gaming 8GB OCは，ASRockのゲーマー向け製品ブランド「Phantom Gaming」の製品で，3連ファンを備える大型クーラーを組み合わせたクロックアップモデルだ。ブースト最大クロックは2755MHzと，リファレンス仕様の2625MHzより130MHzも高くなっている。

RADEON RX 7600 Phantom Gaming 8GB OC

　Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OCは，高耐久マザーボード「Steel Legend」のブランドから登場した製品で，白色の3連ファン付き大型クーラーを備えるのが特徴だ。メーカーレベルでのクロックアップモデルで，ブースト最大クロックは，リファンレンス仕様より100MHz高い2725MHzとなっている。

Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OC

　Radeon RX 7600 Challenger 8GB OCは，ほかの2製品よりはやや小さい2連ファン付きクーラーを備える製品だ。こちらもクロックアップモデルで，ブースト最大クロックは2695MHzである。

Radeon RX 7600 Challenger 8GB OC

ASRockのグラフィックスカード製品情報ページ

GIGABYTE

　GIGABYTEからは，3連ファン付きの独自大型クーラーを備える「GV-R76GAMING OC-8GD」が登場した。
　ブースト最大クロックを2755MHzに高めたクロックアップモデルである。税込の販売代理店想定売価は，4万6800円前後だ。

GV-R76GAMING OC-8GD

CFD販売のGV-R76GAMING OC-8GDリリースページ

Tul PowerColor

　TulのPowerColorブランドからは，「RX7600 8G-L/OC」を5月27日に国内発売となる。税込の販売代理店想定売価は，4万7800円前後だ。

　2基の空冷ファンを搭載するカード長が短めのグラフィックスカードであるが，ブースト最大クロックを2695MHzに高めたクロックアップモデルだ。小さめのPCケースを使っている人に向いた製品であろう。

RX7600 8G-L/OC。ファンブレードを青く光らせるLEDイルミネーション付き

CFD販売のRX7600 8G-L/OCリリースページ

玄人志向

　CFD販売の玄人志向ブランドからは，「RD-RX7600-E8GB」が5月26日11時に発売となる。
　クロックアップモデルではあるが，ブースト最大クロックは2655MHzなので，クロックアップは控えめだ。その代わりというわけではないだろうが，税込の販売代理店想定売価が4万4800円と，4万5000円を切っているのが見どころである。

RD-RX7600-E8GB

玄人志向のRD-RX7600-E8GBリリースページ