プレイレポート
「Persona 5: The Phantom X」ハンズオンレポート。ペルソナ5のスタイルを崩さずに,モバイルならではの要素を取り入れる
[インタビュー]スマホゲーム「Persona5:The Phantom X」,開発元であるパーフェクトワールドのプロデューサーにインタビュー。ペルソナファンが違和感なく楽しめるように開発中
2023年7月28日から31日にかけて開催された中国最大のゲームイベント「ChinaJoy 2023」に「Persona 5: The Phantom X」がプレイアブル出展されていた。今年3月に発表されたモバイル向けの新作タイトルだが,日本での配信は未定となっている本作について,パーフェクトワールドで本作のプロデューサーにインタビューを実施した。
「Persona 5: The Phantom X」は今年3月に発表された,ペルソナ5の世界設定をベースにしたスマホゲームだ。MMORPG「パーフェクトワールド-完美世界-」や,「Tower of Fantasy(幻塔)」で知られる中国のゲーム会社Perfect Worldが開発し,日本での配信は未定となっている。
ペルソナ5の世界設定をベースにしつつ,主人公「ワンダー」を中心にした新たな怪盗団によるオリジナルストーリーが描かれる。
と,ここまで読んだペルソナファンが思うことは「モバイルゲーム化して自分たちが満足できるものができるのか」だろう。ゲーム性はちゃんとペルソナ5なのか? 我々が愛したペルソナ5をちゃんと表現してくれるのか? X(旧Twitter)での反応を見ても,不安に感じている人がチラホラと存在していることが分かる。
ゲームをスタートすると,最初は主人公の名前を入力することになる。すでにワンダーが主人公となることが発表されているが,原作のジョーカーと同じように,その呼び名はコードネームであり,本名ではない。プレイヤーは好きな名前を付けることができる。
ストーリーはアニメーションとゲーム映像によるイベントシーンで構成されており,かなり見応えがある。学校や街を動き回って,散策したり物語を進めたりするというペルソナ5のシステムをそのまま採用しており,プレイフィールも変わりない。
「Persona 5: The Phantom X」の世界はペルソナ5とは異なる世界になるとのことだが,ベルベットルームやイゴールなども登場する。
また,バトルシステムはターン制で,弱点を突くと追加で行動できる「ワンモア」もあるワンモアプレスバトル。ペルソナ5とほぼ同じ仕様だ。
今回プレイできたのはCBT版だが,6時間ほどのボリュームがあるとのこと。現時点でこれだけの内容があることに驚くが,ここからさらにアップデートを重ねて正式版はさらにボリュームが増えるはずなので,やり応えがありそうだ。
今回は試遊台でのプレイだったので,時間の都合上,ペルソナの入手までプレイすることはできなかったが,ペルソナの収集自体はこれまでシリーズ同様,重要な要素として実装されるという話だ。
演出やバトル,街の探索など,今回プレイできた範囲で言えば,まさしくペルソナシリーズであると思わせる仕上がりになっていた。モバイルゲームというより,コンシューマゲームをプレイしている感覚だ。
プロデューサーはインタビューで,「ペルソナ5なのか?」という疑問を与えたくないと語っていた。最終的にマネタイズ要素も入ってくるはずなので,どのようなゲーム性になるかは分からないが,ベースの部分ではしっかりと原作のスタイルを崩さないゲームになっていた。
- 関連タイトル:
ペルソナ5:The Phantom X
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(C)[2024] Perfect World Adapted from Persona5 (C)ATLUS. (C)SEGA.
(C)[2024] Perfect World Adapted from Persona5 (C)ATLUS. (C)SEGA.