連載
「RAID: Shadow Legends」冒険記 第4回:――そういえばこいつら,なんで戦ってるんだっけ? 世界を楽しむためにシナリオを紐解いていこう
できるだけ攻略情報に頼らず手探りで遊び方を探ってきたが,ようやく基礎が身についてきた。これからは日々コツコツとゲームを進めることになるだろう。
と,けっこう楽しんでいるのだが,そういえば頭からすっぱりと抜けていたことがある。
――こいつらって,なんで戦ってるんだっけ?
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多数の部族が入り乱れる世界
断片的な情報から世界観を汲み取ろう
メインストーリーは連載1回目で触れた通りなのだが,ファンクション(部族)や連合といった軍勢の詳細は謎のままだし,メインストーリーを進めてみても,分からないことが多い。気になって英雄情報を見ていると,キャラクター個別ストーリー「英雄の伝承」が用意されていたので,ふと開いてみた。
想像以上に物量がすごい。
掲載したのはキャラクター1人分のテキストなのだが,それでこのミッチリ感。しかも,こういった個別ストーリーについては,所有していない英雄のものも観覧できる。これはなかなかに読み応えがある文章だ。
ただ,これらのテキストはあくまで英雄個人を紹介するものであり,それだけで全体像を読み解くのは難しい。いわゆる部族にあたる「ファンクション」は全15種類存在し,それらのファンクションは大きく4つに分けられる……と,なかなか複雑な背景設定がある。
というわけで,今回は各ファンクションの状況を理解するための補助線となる情報を,メインストーリーや英雄の伝承などから拾い上げて紹介していこう。
メインストーリーの始まりは,アービターと呼ばれる高位の存在から「闇の君主シロスが暴れているから,英雄を率いて倒しにいけ」と命じられる,というものだ。命令自体はシンプルだが,そもそも戦いの発端となったシロスとは何者なのだろうか。
いくつかの伝承を読むと,世界には闇を司るシロスだけでなく,光を司る女神「ルマヤ」が存在することが分かる。創世に関する記述は非常に少ないが,これらの神は“大いなる決裂”によって分かたれ,現在まで戦い続けているという。プレイヤーが身を投じる戦いも,太古から続く戦いの一部というわけだ。
ものすごく単純化するならば,この世界は“ルマヤ派”と“シロス派”と“第三勢力”に分かれていると言える。ファンクションで言えば,定命の者が属する「テレリア同盟」がルマヤ派,邪悪な者たちが集う「不浄なるもの」がシロス派だ。
諸地域に住む部族や,独立した文化を持つ者たちのスタンスはまちまちだが,彼らは彼らで「ガエレン協定」として連携を強めている。さらに,物語の舞台であるテレリア大陸から大きく離れた地にも英雄は存在し,そちらは「ニレサンユニオン」に分類される。これらは第三勢力だが,状況によってはいずれかの神に加担することもあるようだ。
伝承の中には,メインストーリーの中で説明されない情報が少なくない。頻出する単語として「ファーストボーン」があるが,文脈としては「ルマヤとシロスが最初に作った存在(部族,種族?)」のようにして語られており,これについて具体的な説明は(恐らく)ない。
これをどう捉えるかはプレイヤー次第だが,筆者としては面白い試みだと感じられた。時系列の異なる“個人的な物語”から,世界の全体像を探っていくのはなかなか楽しい。イメージとしては「ビックリマンチョコ」や「神羅万象チョコ」のカード裏に書かれた情報を繋ぎ合わせていくようなイメージだ。
これらの内容は,メインページの下部ボタン「情報」から見ることができる。先述の通り,所持していない英雄の伝承も全部読むことが可能なので,気になる英雄のストーリーを読んでみよう。メインストーリーに登場する英雄や,初期に選択可能な英雄は,世界観の深い部分に根ざした背景設定を持っていることが多いので,最初に読むのにオススメだ。
次回からは,ファンクションをピックアップして紹介しつつ,面白い伝承を持つ英雄を見つけていく予定だ。一度に全部読むのはなかなか難しいので,ゆっくりと読み進めていこう。
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