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ツクール最新作「ACTION GAME MAKER」はCS機への移植が簡単になるかも。Gotcha Gotcha GamesとW4 Gamesが基本合意書を締結
Gotcha Gotcha Gamesは,開発中の「Maker(ツクール)」シリーズの最新作「ACTION GAME MAKER」でGodot Engineを採用している。Godotのパーティクルやシェーダー機能,2Dアニメーション,独自言語のGDScriptに対応しているほか,ビジュアルスクリプティング機能も実装されており,プログラミング未経験者でも扱いやすいツールとなっている。
高機能なGodot Engineをコードなしで使え,幅広い作品を作れる。ツクールシリーズ最新作「ACTION GAME MAKER」のプロデューサーに聞いた
京都で開催中のインディーゲームイベント「BitSummit Drift」に出展しているGotcha Gotcha Gamesブースにて,「ツクール」シリーズ最新作「ACTION GAME MAKER」のプロデューサーである森野友介氏に話を聞いた。Gotcha Gotcha Gamesのブースレポートと合わせてお届けしていこう。
W4 Gamesは,Godotのプロジェクトをコンソール機に移植するためのミドルウェア「W4 Consoles」や,マルチプレイヤーゲームのロビーやマッチング機能などを提供するインフラストラクチャ「W4 Cloud」を展開している。
W4 ConsolesおよびW4 Cloudを日本市場へ展開する一環として,Gotcha Gotcha Gamesは「東京ゲームショウ2024」にて,両サービスのマーケティングやプロモーションで支援すると決定した。会場ではサービスの紹介や,GodotおよびACTION GAME MAKERのデモ展示が行われる。
また,両社はW4 ConsolesをACTION GAME MAKERに組み込み,制作したゲームを複数のコンソールへ移植できるよう協議を進めているそうだ。
「Gotcha Gotcha Games」公式サイト
「W4 Games」公式サイト(英語)
東京ゲームショウ2024にて「Godot」の出展を実施
この度、株式会社KADOKAWAのグループ会社である株式会社Gotcha Gotcha Games(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:成田聖)は、ゲーム開発エンジン「Godot」用のサービスや製品を提供する企業であるW4 Gamesと戦略的パートナーシップの締結に向けてMOUを締結しました。また、2024年9月26日(木)から29日(日)に千葉県幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2024のGotcha Gotcha Gamesブースにて出展企画「Godot Engine Supported by W4 Games」を行うことをお知らせいたします。
戦略的パートナーシップの目的
両社が合意を目指すパートナーシップ協議に伴い、Gotcha Gotcha GamesはW4 Gamesが提供する「Godot Engine」(以下Godot) のゲーム開発をより良くするために作られたW4 Gamesの製品「W4 Consoles」「W4 Cloud」を、日本市場で展開するための計画の一環として、東京ゲームショウ2024でのマーケティング/プロモーションを支援することといたしました。「W4 Consoles」:Godot用プロジェクトをコンソール機にポーティングするためのミドルウェア。
「W4 Cloud」:マルチプレイヤーゲームの制作をより簡単にするためのサービス。
また、両社は次の取り組みについて協議を推進してまいります。
Gotcha Gotcha GamesとW4 Gamesは「ACTION GAME MAKER」に「W4 Consoles」のシステムを組み込むことで、制作されたゲームを複数のコンソールへの移植を可能とすることを目指します。
◯W4 Games CEO のLinietsky氏からのメッセージ
「ゲーム開発をより身近な存在とすることは我々W4 Games が最も大事にしていることのひとつです。我々はACTION GAME MAKERを通じてGodot Engineのパワーをゲームデザイナーという、これまで開拓できていなかった新たな市場に届けることで、どのような結果がもたらされるのかをとても楽しみにしています。日本は素晴らしい創作性にあふれたビデオゲーム開発の本場だと我々は考えています。その次の世代となるゲームクリエイターの翼となる事を楽しみにしています。」
「東京ゲームショウ2024」にて「Godot Engine Supported by W4 Games」を出展。
2024年9月26日(木)から29日(日)の4日間、千葉県の幕張メッセにて開催されるゲームイベント「東京ゲームショウ2024」のGotcha Gotcha Gamesブース(Hall9 インディーゲームエリア09-W50)にて、出展企画「Godot Engine Supported by W4 Games」を実施します。同コーナーでは、Godotのプレイアブルデモ展示に加え、W4 Gamesの提供する「W4 Consoles」「W4 Cloud」を紹介いたします。 さらに、Gotcha Gotcha GamesブースではGodotをベースエンジンとするMaker(ツクール)シリーズ最新作、「ACTION GAME MAKER」のデモプロジェクトの実機展示も行います。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
W4 Gamesについて
W4 Gamesは2021年に、GodotのプロジェクトリーダーのJuan Linietsky氏、Rémi Verschelde氏、Fabio Alessandrelli氏及び起業家のNicola Farronato氏の4名が中心となってアイルランドで設立された会社です。
ゲーム開発企業が必要とする商用製品やサービスを提供することで、オープンソースであるGodotのエコシステムを強化することを使命としています。
同社はGodot用プロジェクトをコンソールに移植するためのミドルウェア「W4 Consoles」を2024年10月にNintendo Switch、Xbox Series X|S向けにリリース予定で、同時にPlayStation 5向けのアーリーアクセスを開始します。また、Godot用プロジェクトに、プレイヤー管理、マッチメイキングといったマルチプレイヤー向け機能を追加するフレームワークとサーバーホスティングサービスを合わせたインフラストラクチャである「W4 Cloud」を開発中です。
※Xboxは、Microsoft グループの商標です。
※Nintendo Switchは任天堂の商標です。
※PlayStationは株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標または商標です。
Godot概要
Godotは完全無料でオープンソースのゲームエンジンで、2Dおよび3Dどちらのゲームも制作可能な多機能エンジンです。オランダのNPOである「Godot Foundation」により運営されており、2000名以上のオープンソースエンジニアと寄付によって支えられています。 Godotは自由度の高いMITライセンスの下で提供されており、Gotcha Gotcha Gamesが2025年に発売を予定しているMaker(ツクール)シリーズ最新作、「ACTION GAME MAKER」のベースエンジンとして採用しています。
「Gotcha Gotcha Games」公式サイト
「W4 Games」公式サイト(英語)
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