プレイレポート
インパクト強めの「メカニマル」を作り,世界を破壊しまくれ! 「Legacy Code」プレイレポ[TGS2024]
本作は,さまざまなパーツを組み合わせてメカニマルを作成し,それを操作してゲーム内の世界や別のメカニマルを破壊していくゲームだ。ストーリーや世界設定などはほとんどなく,サンドボックス的な作りになっている。
パーツは「腕」「脚」「目」といった分類がなされており,画面下に並んだアイコンから選んで組み立てていく。大事なのは脚で,このパーツがないとメカニマルは動かない。必須のパーツと言ってもいいだろう。
そして,本作最大の特徴と言えるのが,パーツのビジュアルだ。人や動物で言えば「顔」や「胴体」に相当するパーツは,ブラウン管テレビやアヒルの人形,カプセルトイの販売機など,無機物をモチーフにしたものが多いのだが,必須となる脚は人間や昆虫を思わせるものとなっている。
つまり,無機物に生命体の脚がついて動き回るという,なかなかインパクトのあるメカニマルが自然に出来上がるのだ。しかも,脚のパーツにはどうみても手としか思えないものもあったりするので,作り手のセンスが試される。
そんな「悪夢に出てきそうなメカニマル」が完成したら,稼働テストへ。試遊版では「細い橋を渡って物体を壊す」「敵対メカニマルの妨害を避けながら細い橋を渡って物体を壊す」という2つのミッションに挑戦できた。
プレイヤーが行う操作は[W][A][S][D]キーによる移動と,スペースバーによる突進の2つ。実際に動かしてみると,筆者の操作が悪いのか,設計が悪いのか,作ったメカニマルはフラフラとして落ち着かなかったが,いったん目標物まで到達すれば簡単にクリアできた。
本作の「パーツを組み合わせてメカを完成させ,実際に試す」という流れは,PlayStation用シミュレーションゲーム「パネキット」を思い起こさせる。もちろん本作のパーツは,見た目だけでなく機能の違いもあり,マジックハンドの先にボクシンググローブがついた腕や,カプセルを高速で吐き出すカプセルトイ販売機は,破壊目的ならかなり役立ってくれるだろう。
だが,本作の面白さはやはり「どれだけユニークなメカニマルを作れるか」にありそうだ。筆者の発想力では,どこか人型ロボットを感じさせるようなものしか作れなかったが,タイトル画面では左右に脚(見た目は手)がついたビールケースをいくつもつないだ「ムカデのようなメカニマル」が炎を吐きながら這いずり回っており,感心させられた。
今回の試遊版では,アイコンが見えているのに使えないパーツがいくつもあったのが残念だった。そこは正式リリース時のお楽しみということだろう。
イメージビジュアルには大仏の頭や信号機,釘バットを持った腕など,プレイヤーのクリエイテイビティを大いに刺激してくれそうなパーツを確認できるので,果たしてどんなメカニマルが出てくるのか,今から楽しみだ。
【 #TGS2024 出展タイトル紹介? - 24 】
— 講談社ゲームクリエイターズラボ (@kodanshaGCL) September 24, 2024
『Legacy Code』
127号室(@room_127_lc)
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インディーゲームエリア 09-C10 pic.twitter.com/WEpiNKYbpI
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