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「Pokémon Champions」配信前先行体験会レポート。“対戦のしやすさ”を追求したシステム面のブラッシュアップが光る
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本作は「ポケットモンスター」シリーズの「ポケモンバトル」にフォーカスしたタイトルだ。企画・制作はゲームフリーク,開発はポケモンワークスが担当しており,ポケモンバトルの世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2026」のゲーム部門対象ソフトに決定している。
バトルの形式など,一部の情報は公開されているものの,依然として謎に包まれている部分も多い本作。発売に先駆けてメディア向けに先行体験会が開催されたので,その模様をレポートする。
※記事に使用しているゲーム画面は開発中のものです
体験会では,まずスペシャルゲストの長州 力さんと武藤十夢さん,武藤小麟さんによるエキシビションマッチが行われた。
プロレスリングの上に設置された長机とNintendo Switch。その後ろに設置された巨大スクリーンに「Pokémon Champions」の映像が流れたあと,リングアナによる威勢のいいマイクパフォーマンスが始まった。プロレスの流儀に則ったゲスト登壇の演出である。赤コーナーからは長州力選手,青コーナーからは武藤姉妹が姿を現した。
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長州さんは,引退後に後楽園ホールへと登場するのは初めてだそうで,ポケモンバトルはお孫さんに教えてもらっているそうだ。対する武藤姉妹は,芸能界きってのポケモン好きとして知られている。
この顔ぶれで行うポケモンバトルは見ようによっては結構シュールな絵面ではあるが,意図せずして,かつての激闘を彷彿とさせる「長州 対 武藤」の構図がリング上に再現された。
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魅せる試合で会場の目線をくぎ付けにした両陣営だったが,勝負を制したのは長いポケモン歴を誇る武藤姉妹だ。健闘した長州さんは,「悔しい」とコメントしつつも,爽やかな笑顔を見せていた。
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ポケモンバトルをすべての人へ。“対戦のしやすさ”を追求したシステムに注目
ここからは,体験会の内容をお伝えしよう。
ゲームの基本的な流れは,まずポケモンを「スカウト」で仲間にし,「バトル」へ参加するというものだ。
バトルに参加させるポケモンの「スカウト」は,まず,ポケモンたちを紹介してもらい,そのラインナップの中から好みのポケモンを一匹選ぶという形式だ。スカウトには,期限付きでポケモンをスカウトする「トライアル」と,ゲーム内通貨であるVPを使用する代わりに無期限でスカウトできる「レギュラー」が存在する。
ポケモンの紹介は基本的に1日1回無料で受けられるが,VPやゲーム内ミッションなどで手に入るチケットを使用して追加で紹介を受けることも可能だ。
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また既報の通り,Nintendo Switchで配信されている「Pokémon HOME」との連携も可能だ。本作で仲間にしたポケモンだけではなく,これまでの「ポケットモンスター」シリーズや「Pokémon GO」で仲間にした一部のポケモンも遠征させて共に戦える。
シリーズを通して積み上げてきたポケモンたちとの体験が,そのまま本作のバトルに生かせるのは,ファンにとっては嬉しいところだ。
そして,仲間にしたポケモンは,「トレーニング」のメニューで能力ポイント,能力補正,技,特性を変更できる。
これまでのシリーズだと,技の継承や能力ポイントの割り振りなどにどうしても時間がかかっていたが,本作ではその工程がぐっと短縮されており,すぐに本格的なポケモンバトルの準備ができるようになっているのだ。
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とはいえ,理想の構成にポケモンたちを磨き上げていく戦術決定の面白さは,今までのポケモンバトルと変わらない。トレーニングにはVPが必要なので,優先順位やリソースの管理も重要になりそうだ。
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スカウトやトレーニングで準備が整ったら,いよいよバトルに挑もう。
バトルには,世界中のポケモントレーナーと腕を競い合い,対戦結果に応じてランクが変動する「ランクバトル」,世界中のポケモントレーナーを相手に,自分のバトルチームの実力を試せる「カジュアルバトル」,家族や友達などとルールを決めて戦う「プライベートバトル」の3種類があり,それぞれにシングルバトル,ダブルバトルの2種類のルールが用意されている。
バトルチームは1チーム6体編成で,そのなかから3匹を選んでバトルに出場させる。手持ちのポケモンから「おまかせ編成」ができるので,慣れないうちは活用するのもアリだ。
編成したチームを公開したり,ほかのプレイヤーが組んだチームを閲覧したりできる機能もあり,自チーム編成の参考になりそうだ。
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ポケモンたちの準備が整ったら,次は自分自身のスタイルにもこだわりたい。自身の分身となる主人公は,衣装やメイクを変えるだけでなく,ボールの投げ方やポーズまで変更が可能だ。
今回の試遊では残念ながら「スタイル」のメニューは体験できなかったが,お気に入りの一匹を繰り出す瞬間の演出を自分好みにカスタマイズすれば,きっと対戦への没入感はさらに高まるだろう。お気に入りの曲を対戦中のBGMに設定すれば,さらに気分が上がるはずだ。
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さて,実際に幾度かのバトルを体験して感じたのは,“対戦のしやすさ”を追求したシステム面のブラッシュアップがなされているということだ。
4倍の弱点を突いたときに「効果は ちょうバツグンだ!」と表示されるなど,効果表示に細かな段階が設けられたことや,HPのパーセンテージ表記といった要素は,その最たる例だろう。
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こうした視認性の向上や先述のトレーニングなど,初心者から熟練者までが快適にバトルを楽しめる設計を目指していることが強く伝わる。
しかし,ポケモンバトルならではの緻密な試合運びを味わえる点は,少しも変わらない。相手の出方を読みながら勝ち筋を見いだす,確率論とひりつくような心理戦が同時に進行する奥深さを誰でも楽しめるのだ。
ほかの「ポケモン」シリーズをプレイしておらず,ポケモンバトルに関する知見がまったくなくても,臆することはない。「バトルチュートリアル」をプレイすれば,バトルの基礎が身につくだけでなく,チケットなどのアイテムも手に入る。ぜひ活用したい。
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「Pokémon LEGENDS Z-A」で初登場したメガシンカポケモンの参戦や,従来は同じ作品に登場しなかったポケモンによる対戦が実現する点も,大きな見どころだろう。
配信直後の総数やこれから実装ポケモンどのようなペースで増えていくかなどは明らかになっていないが,ポケモンの数だけ戦略の可能性が広がることは間違いない。
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初心者から熟練者まで,「ポケモンバトルの面白さを世界中の皆に楽しんでほしい!」という開発陣の心意気が感じられる,「Pokémon Champions」。国境も世代も越えて,誰もが同じフィールドで熱くなれるこの新しい舞台で,次はどんな景色が見られるのだろうか。今後の続報に,ぜひ注目していきたい。
最後に会場では,「Pokémon Champions」広報担当への質疑応答の時間が設けられた。そこで判明した情報と,公式から補足情報として提供された,海外メディア体験会での星野正昭プロデューサーの質疑応答の内容をお届けして本稿の締めくくりとする。
■「Pokémon Champions」広報担当への質疑応答での判明情報
- ポケモンバトルに特化したゲーム内容のため,ストーリーモードなどの1人用モードは存在しない。ただし,本作のキャラクターが登場するチュートリアルはしっかり設けている
- ポケモンの生まれながらの強さに差は設けていない。これは「Pokémon HOME」を使用して,ほかの作品から遠征させたポケモンであっても同様
- 基本的に実装されるのは,進化を重ねた姿のポケモン
- 色違い,特別な二つ名のついたポケモンも登場する
- ランクマッチは,過去作のシステムを踏襲したもので,近しい実力のプレイヤーとマッチするようになっている
- ショップでは,VPの直接販売はしない
■海外における星野正昭プロデューサー質疑応答(一部)
――「Pokémon Champions」ではすべてのポケモンが登場するのでしょうか。
星野正昭氏(以下,星野氏):
まずはある一定のポケモンから登場させる予定です。そして,レギュレーションで区切りを設ける想定です。
――ポケモンの追加はどのくらいの期間で行う予定でしょうか。
星野氏:
明言はできませんが,ある期間ごとにレギュレーションに追加する予定です。
――バランス調整は行う予定ですか。
星野氏:
長期的に運用していくタイトルなので,プレイヤーの動向を注視しながら調整を行います。プレイヤーの皆さんのご意見には常に耳を傾けたいと思っています。
――PVでテラスタルが映っていましたが,どのようにバランスを設計していくのでしょうか。
星野氏:
バトルバランスはゲームフリークの森本(茂樹)さんと考えています。まずはメガシンカが登場しますが,過去にメガシンカとZワザが両立していたように,将来的には長い運用の中で面白い対戦環境を提供していくつもりです。
――今後どのような特別な要素が追加されていくのでしょうか。
星野氏:
「ゼンブイリング」というすべての特別な要素を扱えるものが登場予定です。バランス調整は非常に難しいので慎重に進めていきます。まずはメガシンカを楽しんでいただければと思います。
――「Pokémon HOME」から「Pokémon Champions」に遠征させたポケモンは「Pokémon HOME」に帰せるのでしょうか。
星野氏:
はい,帰せます。
――「Pokémon HOME」経由で連れてきたポケモンの能力はどうなるのでしょうか。
星野氏:
能力や技・特性はそのままに遠征してきます。また,「Pokémon HOME」に帰すと,遠征してきたときと同じ能力で戻りますし,そのポケモンを再び遠征させると帰した時の強さで受け入れられます。
――能力ポイントが従来の“きそポイント”から増えていますが,今後の「ポケットモンスター」シリーズにも影響を与えるのでしょうか。
星野氏:
自分も今後「ポケットモンスター」シリーズがどうなっていくか分かりませんが,「Pokémon Champions」は「ポケットモンスター」シリーズがどのようになっても対応できる受け皿になっていなければいけません。
こと能力ポイントについては,「Pokémon Champions」用の仕組みとしてどう設定するかをゲームフリークの森本さんと決めました。
「Pokémon Champions」での調整が今後の「ポケットモンスター」シリーズにも影響するのではなく,「今後の『ポケットモンスター』シリーズに対応できるように『Pokémon Champions』で調整している」という方向性が正しいです。
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- ライター:内藤ハサミ
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