メガドライブ版「Pocket Bravery」の開発が明らかに。1990年代の対戦格闘ゲームに影響を受けた作品が同年代のゲーム機に登場

　ブラジルを拠点とするインディーゲームスタジオのStatera Studioは，対戦格闘ゲーム「Pocket Bravery」のメガドライブ版とスマートフォン版を開発中であることを，2025年3月13日に実施した公式配信内で発表した。



　Pocket Braveryは，「ストリートファイター」「餓狼伝説」「ザ・キング・オブ・ファイターズ」シリーズといった，クラシックな日本の対戦格闘ゲームに影響を受けたタイトルで，PC版が2023年8月にリリースされている。さらに，PS5/PS4，Nintendo Switch版がオーイズミ・アミュージオから2025年内に発売される予定だ。

※上記の画像はPC版のものです

　Statera StudioのプロデューサーJonathan Silva氏と，クリエイティブディレクターのAnderson Halfeld氏によると，メガドライブ版は開発の初期段階にあるとのこと。上記の配信では対戦シーンがお披露目されており，滑らかに動くキャラクターや，大技を使用した際のカットインなどを確認でき，今後に期待が持てる出来映えであると感じた。
　一方，スマホ版の詳細は「まだ明かせない」とのことだった。

メガドライブ版Pocket Bravery

　ブラジルでは，現地企業のTectoyがセガからライセンスを受けてメガドライブを製造し，さまざまなモデルが発売されてきたのは，一部では有名な話だ。
　Pocket Braveryは，1990年代の対戦格闘ゲームから大きな影響を受けた作品であり，それが同年代に活躍したメガドライブに移植されるというのは，まるで自らのルーツを訪ねる旅のように感じられる。長く愛されるメガドライブの魅力と，ゲーム業界の成熟を実感できる出来事であり，今後の発表にも期待したい。



※記事内の一部画像は配信映像をキャプチャしたものです。