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グレース役・貫地谷しほりさんがサプライズ登場。夢グループとのコラボ経緯も明かされた「バイオハザード レクイエム 完成披露発表会」レポート
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多くのメディアが駆けつけたこのステージには,「バイオハザード レクイエム」ディレクターの中西晃史氏と,プロデューサーの熊澤雅登氏,そしてレオン役の声優・森川智之さんと,この日情報が解禁となったグレース役の女優・貫地谷しほりさんが登壇。さらにタレントの狩野英孝さんと,斬新なコラボで話題を呼んだ夢グループの石田重廣社長と,同社CMで活躍する歌手の保科有里さんをゲストに迎え,本作についてのトークやデモプレイなどが繰り広げられた。本稿ではその模様をレポートする。
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恐怖に立ち向かうグレースを,女優・貫地谷しほりさんが熱演
全世界で1億8000万本のセールスを記録しているサバイバルホラー「バイオハザード」シリーズ。その最新作「バイオハザード レクイエム」では,新キャラクターのFBI分析官グレース・アッシュクロフトと,シリーズおなじみのレオン・S・ケネディが主人公を務め,この2人視点で物語が展開するという。
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舞台となるのは,シリーズの原点であるラクーンシティだ。以前は10万人の住人が暮らす街(熊澤氏いわく「東京の立川市ぐらいの規模」)だったが,1998年のゾンビパニックによって住人が街ごと消えてしまい,現在は廃墟となっている。
その数少ない生存者であるレオンがこれまでの事件を経て成長し,自身のルーツである街に帰ってくるというのが,本作の見どころの一つである。
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一方で,新主人公のグレースは実戦経験が浅く,シリーズ屈指の恐がりな主人公とのこと。戦うための手段も少ないため,彼女のパートは常に恐怖に晒されながら展開となるそうだ。戦闘を主体とするレオンパートと,恐怖体験を軸としたグレースパートの二つが楽しめるというのが,これまでにない本作の魅力とのことだった。
ゲームは一人称視点と三人称視点が選択可能で,難度も幅広いレンジで調整できるという。長くシリーズを遊んでいる人はもちろんのこと,しばらく離れていた人や,今回が初プレイの人でも楽しめるそうなので安心だ。
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ここでステージには,夢グループの石田重廣さんと保科有里さんが登場。両者から今回のコラボレーションの裏話が語られた。
夢グループとのコラボアイテムとして発表済の「恐怖の悪夢セット」は,ゲーム本編に「夢ぶら下がり健康器」が付属するものだ。その異色の取り合わせが話題を呼び,2月20日の発売開始から数時間で,すでに完売してしまったという。
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「バイオハザード レクイエム」と夢グループがコラボ。「夢ぶら下がり健康器」とゲームソフトをセットにした「恐怖の悪夢セット」限定販売
カプコンは本日,2026年2月27日に発売を予定している「バイオハザード レクイエム」と,夢グループのコラボを実施すると発表した。このコラボでは,本作と夢グループの商品「夢ぶら下がり健康器」を限定ボックスに収めた「恐怖の悪夢セット」が,全世界50セット限定で販売される。
今回のコラボについて熊澤氏は,ゲーム制作にあたって掲げたスローガン「ユーザーにとって一定の価値のあるものを作る」から生まれたものと説明した。
“これまで見たことのない新しい価値”を創出するために,ホラーゲームの緊張感とは対極にある温かなイメージを持つ夢グループに声を掛けたところ,夢グループがこれを快諾。
「夢ぶら下がり健康器」を選んだのもカプコン側のオファーとのことで,これは“ゲームと健康”という理想の組み合わせを考えたものだったそうだ。TVショッピングの映像は,石田社長と保科さんの掛け合いという普段どおりの形で撮影し,ここに中西氏も出演して製品の説明を行っている。
カプコンのオファーを快諾した石田社長は,「ぶら下がり健康器を商品に選んだアイデアは本当に凄くて,悔しいとも思いました。この提案をいただいて,夢グループもまた違ったアイデアで挑戦していきたい」と話していた。
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続いて登壇したのはゲストの狩野英孝さんと,レオン役の森川智之さん,グレース役の貫地谷しほりさんだ。この発表会でグレース役を務めることが発表された貫地谷さんだが,ゲームでの声の出演は今回が初挑戦だという。
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起用の経緯について熊澤氏は,「バイオハザード事件に初めて関わるグレースには,これまで出演していなかったキャストを選びたい」という考えがあったそうだ。そこで恐がりなグレースのセンシティブな感情を表現できる俳優として,貫地谷さんを抜擢したという。
貫地谷さんも,収録ではリアリティのある恐怖や驚きの演技を常に意識したそうで,とくに画面外での荒い息づかいにはかなり苦労し,酸欠気味になったと話していた。その甲斐もあってか,ゲームを先行プレイしている狩野さんは「(グレースの声は)むちゃくちゃマッチしていて,しっくりきてます」とその演技を絶賛している。
一方,長くレオンを演じている森川さんは,今回のレオンについて,年齢を重ねた渋い彼を堪能してほしいと語った。また作品の時間軸に合わせた演じ分けが難しく,収録前には毎回,レオンの年齢に合わせた声質をチューニングしているそうで,これが大変とも話していた。
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壇上では,森川さんと貫地谷さんによる,生アフレコも披露された。ベテランの森川さん演じるレオンと,貫地谷さん演じるグレースの掛け合いは迫真なもので,登壇者からは「ゾクゾクした」「鳥肌もの!」という声が上がるほど。その熱演に,会場からも大きな拍手が贈られた。
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今はゆっくりと皆さんの反応を楽しみたい――開発陣合同インタビュー
発表会の終了後には,中西氏と熊澤氏への合同インタビューが行われた。ここではその模様をお届けして,本稿の締めとしたい。
――発売直前の今,どのようなお気持ちですか。
中西晃史氏(以下,中西氏):
各メディアさんからレビューが出て,この発表会が終われば,あとは各国での発売を待つのみです。それが済んだらようやく一段落ですね。今夜はひとまず,皆さんの反応を見ながらゆっくりさせてもらおう,といったテンションです。
熊澤雅登氏(以下,熊澤氏):
僕も同じですね。長い期間,開発に取り組んできましたから,今はどんな反応が返ってくるかを楽しみにしています。仕込んできたものがどう受けとめられるのか。我々としても勉強のつもりで,SNSでの反応を待ちたいと思います。
――夢グループとのコラボといい,本作のプロモーションはとてもユニークと感じました。その狙いを教えてください。
熊澤氏:
今回に限らず,プロモーションは毎回じっくり考えています。他社さんも含め,近年は“公式が病気”みたいなものが多くて,年々ハードルが上がっているんですよね(笑)。それを越えるものということで,今回は夢グループさんにオファーした次第です
中西氏:
同じパターンだと差をつけられてしまいますからね。彼(熊澤氏)は常に次を考えているので,これからも期待していてください(笑)。
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――本日発表になった,グレース役の貫地谷さんの収録はいかがでしたか。
中西氏:
本当にうまい方だなと感じました。ゲームの収録は初とのことで,当初は少し心配もしていたのですが,とにかく対応力が高くて,器用に演じていただけました。
熊澤氏:
僕の場合,収録の現場には立ち会うことはあまりないのですが,今回はたまたま機会があって,収録の様子を拝見しておりました。ちょうどエモーショナルなシーンだったこともあり,そのときはグッときてしまいましたね。それぐらい素敵な演技だったと思います。
中西氏:
自分が立ち会ったのはキャラクターの死亡シーンだったんですが,ゾンビが持っている武器や道具によって,死亡時のボイスパターンが違うんですよね。貫地谷さんは「これ,さっき録りませんでした?」なんて言いながら,きちんと演じ分けていらしたので,さすがだと感じました。
――壇上での狩野さんの実機プレイについて,感想をお聞かせください。
中西氏:
あそこは難所の一つなので,想定では「3回くらいやられるかな」と思っていました(笑)。でも,想像よりずっと安定したプレイをされていましたね。狩野さんは「バイオハザード RE:4」をやり込んでいることもあって,基本がしっかりしているんだと思います。
――海外で「難しい謎」が話題になっていますが,これは何を指しているのでしょうか。
中西氏:
恐らく,クリア後のやり込み部分の話だと思います。通常プレイでは,「これは何だろう」と感じるだけだと思うので,周回プレイでじっくり挑戦してみてください。
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――発売前の体験版配信がありませんでしたが,注目してほしいポイントを改めて教えていただけますか。
中西氏:
盛りだくさんの要素を組み込んでいますので,自分なりの楽しみ方を見つけていただけたらと思います。例えばパリィなんかもできる人とできない人がいますので,そこは必須ではないようになっています。なので,安心して遊んでもらえると思いますよ。
熊澤氏:
狩野さんの試遊を見て,確かに難しそうに思う人もいるかもしれしませんね。まずは体験版で試してみたいのも分かるので,発売後にはなりますが,体験版の配信も検討したいと思います。
――レビューでは高評価・高得点が並んでいますが,率直なお気持ちはいかがですか。
中西氏:
もう本当に「Yes!」って感じで,一安心ですね(笑)。開発チームも安堵したところで,皆さんには改めて御礼を言いたいです。熊澤も,昨夜はずっとレビューを見ていたみたいですよ。2時間ぐらいしか寝てないって(笑)。
――メディアのレビューで,「ここはよく気付いてくれた」といったものはありましたか。
中西氏:
これというものは挙げられませんが,本作はシリーズの特色を掘り下げたうえで,それらを意図的に混ぜ合わせた部分があって,そこを拾ってくれたものには手応えを感じました。ちゃんと意図が伝わっているのだなと。
――ラクーンシティが舞台であることや,レオンの登場など本作はシリーズファンにとって非常に魅力的な要素を備えています。一方で,新規プレイヤーへのアプローチは何か考えていますか。
熊澤氏:
今回はSwitch 2との同時展開ですので,新しい層にも届くものと期待しています。またこれまでの事件に関わりのないグレースの視点を入れることで,過去の出来事をうかがい知れる構成になっています。なので,初めてプレイする人も楽しめると思いますよ。
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――本作のレオンのデザインコンセプトを教えてください。
中西氏:
アートディレクターを代弁しますと,今回のアートコンセプトは「フィルムノワール」と「アラフィフの成長したレオンを描く」ということでした。いくつもの事件を経験してきた彼が,今作で一体何を思うか。これをビジュアルや行動にも反映させているのです。
プロモーションの段階からいただいている反響に,「(レオンの)荒々しさや殺伐とした雰囲気がゾンビよりも怖い」というものがありますが,これがまさに本作のレオンを表わしています。それをちゃんと感じてもらえたのは,うれしかったですね。
――今年で30周年を迎える「バイオハザード」シリーズですが,これからについては何か考えていますか。
中西氏:
今日,やっと一つ終わったところですから(笑)。でも求めがある限り,僕らは作り続けます。皆,楽しんで作っていますし,止められない限りは続けたいですね。
熊澤氏:
今後の方向性は,今作の反響次第なところがありますので,まずはこの「レクイエム」を楽しんでいただけたらと思います。検討はそれからですね。
――ありがとうございました。
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