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Project ScorpioはFreeSyncとHDMI 2.1の可変フレームレートに対応――Digital Foundryが伝える
一方のGame Mode VRRは,米田 聡氏がお伝えしているとおり,HDMI規格として正式にサポートする可変フレームレート技術なので,Scorpioは,FreeSyncとGame Mode VRRの両方をサポートするゲーム機ということになるはずだ。実際,Digital Foundryも「両方をサポートする」と言っている。
このことは非常に重要で,Scorpioが登場したとき,市場にHDMI 2.1対応のディスプレイデバイスがほとんど存在しないとしても,(HDRを諦めさえすれば)すぐにScorpioのユーザーはFreeSync,もしくはFreeSyncをベースとしてVESAが規格化したDisplayPort 1.4仕様の「Adaptive Sync」に対応する既存のディスプレイで可変フレームレートの恩恵に与れる。そしてHDMI 2.1対応のディスプレイデバイスが現実的な価格で出揃ったときには,ディスプレイ側でHDR処理遅延が大きかったとしても,FreeSync 2によってその問題を解決できる可能性が高まるのだ。
発売時のインパクトという短期目線と,業界の動きを見越した中長期的目線に立った,いかにもゲーム機らしい先進技術の採用であると言えるだろう。
HDMI 2.1の持つほかの新要素をサポートするか否かといった部分はまだ明らかになっていないが,それでもScorpioは性能だけでなく,ディスプレイ表示周りでもゲーム機市場の最先端に躍り出そうである。
西川善司の3DGE:AMD,HDR対応の「FreeSync 2」を発表
[CES 2017]「HDMI 2.1」が規格化。“HDMI版Adaptive Sync”な「Game Mode VRR」や8K/60Hz,4K/120Hz表示などが目玉に
AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSync」を試す。“G-SYNCキラー”の完成度やいかに?
Digital Foundry
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