インタビュー
「Xbox Tokyo Game Show 2024 Broadcast」から見えてきた,日本およびアジア地域でのXboxプラットフォームの今後[TGS2024]
本日発表されたタイトルは以下のとおり。さっそく5タイトルがプレイ可能になるのも特筆すべきポイントだ。
■本日よりGame Passに対応
・聖剣伝説3 TRIALS of MANA
・聖剣伝説 LEGEND OF MANA
・オール・ユー・ニード・イズ・ヘルプ せーのでもふくるポン!
・みんな大好き塊魂アンコール
■本日よりストアで販売開始
・ファイナルファンタジー ピクセルリマスター
■近日発売予定
・メタファー:リファンタジオ(10月11日)
・野狗子: Slitterhead(11月8日)
・ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(11月14日)
・インディ・ジョーンズ/大いなる円環(12月9日)
・Starcraft 1 & 2(2025年1月5日)
・幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争(2025年3月6日)
・ユミアのアトリエ 〜追憶の錬金術士と幻創の地〜(2025年3月21日)
■今後のトピック&ラインナップ
・METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER
・オーバーウォッチ2(「僕のヒーローアカデミア」コラボレーション)
・Age of Mythology: Retold
・Fragpunk
・たぬきポンと夏の思い出
・Threads of Time
・Bleach Rebirth of Souls
・Asurajang
・Synduality: Echo of Ada
・Fallout 76
・The Starbites
なお,本日の配信に先立ち,Microsoft Gamingのグローバルパートナーシップ・ビジネスデベロップメント部門 パートナーシップディレクターである加藤芽奈氏に話を聞く機会があった。
加藤氏は1999年のソニー・コンピュータエンタテインメント入社以来,20年以上にわたりグローバル組織の立ち上げやビジネスデベロップメント,他社とのパートナーシップなどのゲーム事業に幅広く関わってきた人物である。現在は日本マイクロソフトにおいて,パブリッシャとの関係強化や日本発タイトルの海外展開に取り組んでいる。
外側から見る限り,日本やアジアのユーザーのXboxに対する注目度は増していると感じますが,日本マイクロソフト側からはどう見えているのでしょうか。
加藤芽奈氏:
我々はXboxのゲームがさまざまなデバイスでプレイできることに重きを置いており,またアジアは今後の成長が絶対的に大きい市場と考えられます。コンソールだけではなく,PCやクラウド,Windowsのハンドヘルドのデバイスなども多く出ていますが,それらで遊べる「幅」を持つことが,これまで(ビジネス展開の)難しかった地域における大きな成長につながるだろうと見ているわけです。
フィル・スペンサーやサラ・ボンドが言い続けてきたことでもありますが,やはりそれが成長の鍵になるのではないでしょうか。また,日本やアジア発のコンテンツもとても大事なものと認識しており,より一層のパートナーシップを深めていきたいと考えています。
──日本を含むアジア地域では,クラウドゲーミングで遊んでいる人の割合はどれくらい増えてきましたか。
加藤芽奈氏:
いま手元に正確なデータがないのですが,ゲームに限らず,今成長しているさまざまなコンテンツがそうであるように,成長の大きな部分を占めていることは確かです。我々がそこに期待し,注力していることも大きな要因ではあるでしょう。
ただ,そちらに大きく舵を切っていくということではなく,(コンソールやPCを含む)あらゆるニーズに応えていこうと考えています。
──日本のサードパーティーと接しているときの感触に変化は感じますか。
加藤芽奈氏:
これは私が着任する前からの話ですが,ここ数年,クロスプラットフォームやマルチプラットフォームがキーワードとして大きく取り上げられるようになり,注目度が上がっていると感じます。パートナーの方たちが元気ですとコンテンツも売れて市場が活性化しますし,それはビジネスにとても大切なことでもあります。
徐々にではありますが,良くなっていると感じています。
──最後に日本のゲームファンへのメッセージをお願いします。
加藤芽奈氏:
今回のブロードキャストを見ていただくと分かるとおり,これにまでになかったようなフランチャイズ(シリーズ)があり,とくにスクウェア・エニックスさんからは多数のタイトルが登場します。そしてインディーゲゲームも元気です。ちょっと怖くてサスペンスな「野狗子: Slitterhead」や,とてもかわいい「オール・ユー・ニード・イズ・ヘルプ」などにも注目です。
これからのXboxに期待していただけるブロードキャストになりましたので,ぜひご覧になって楽しみにしていただければと思います。
──ありがとうございました。
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