インタビュー
「来年はモータルコンバットで出場したいですね」と語るスクエニ社長が,EVO会場で明かした次なるプロジェクトは,新しいカタチの「観て楽しい」巨大ビジョン付きのカフェ
直後に連絡を取って,記事を前提としてお話を聞かせていただきたい旨交渉して時間をもらうことができた。そのときの話をまとめたものがこのインタビューだ。
「新しい格闘ゲームを作るんじゃないか」「もしかして自前で何か大きい大会を開こうとしているのかも」などというこちらの邪推を意識しているのかいないのか,いつもどおり飄々と話し始める松田氏。氏がEVOで見ていたのは,どうやら格闘ゲームや大会そのものではなく,そこで遊んで楽しんでいるユーザー達だったようだ。
4Gamerの記事を見てくれている人ならご存じのように,EVOに集まる参加者(そのほとんどが出場者でもある)は,本当に楽しそうな時間を過ごしている。むろん“選手”として徹底的に勝ち負けにこだわる人もいるし,ただ知り合いとダラダラ雑談しながらふらふらしてる人もいるし,廊下でおもむろに知らない人と対戦を始める人もいる。それら,“楽しさ”のレベルが違う人たちをすべて許容して飲み込んだうえで世界一を決める巨大な大会を進めているわけで,実際にその場にいると「これはすごい」と思わざるを得ない。
【4Gamer内「EVO2016」記事一覧】
そんなプレイヤー達を見て参考にして,次の一手としてスクウェア・エニックスが打ち出すのは,なんと巨大ビジョンが付いた実店舗のカフェだった。「ネットカフェ」とか「ゲーミングカフェ」「e-Sportsカフェ」など,今あるものとはまたちょっと違った趣の挑戦的なプロジェクトは,期間限定ではなくいろいろと模索しながら動かしていくことになるようだ。
そんな話を混ぜながら,あっちへこっちへと話が飛ぶインタビューとなったが,松田氏の考え方がそこかしこに現れる記事になった。カフェの公式リリースを待ってからの記事公開となったため,インタビューの日からはずいぶん時間が経ってしまったが,リリースには出てこない裏事情なども,ぜひご一読いただきたい。
関連記事:スクエニの仕掛けるシアターカフェ&ダイニング「STORIA」,闘神祭パブリックビューイングほかオープン後のイベントスケジュールが公開に
「STORIA」公式サイト
「スクウェア・エニックス」公式サイト
「EVO」公式サイト
4Gamer編集部(以下,4Gamer):
お時間をいただきありがとうございます。さて,ラスベガスくんだりまで来て,まさかスクエニの社長にお会いするとは思わなかったわけでして……。
スクウェア・エニックス ディビジョンエグゼクティブ プロデューサー
柴 貴正氏(以下,柴氏):
僕は?
4Gamer:
いや柴さんは毎年来てると聞いてたので(笑)。まぁEVOの会場にスクエニの社長がいるんじゃ,これはもうなんで来てるかを聞かねばなるまいということで,こうしてお時間を取ってもらってる次第でして。
柴氏:
まぁ普通はそう思いますよねえ。
4Gamer:
まったくです。松田さんは,EVOって初めてなんですか?
スクウェア・エニックス 代表取締役社長 松田洋祐氏(以下,松田氏):
初めてなんです。ずっと話は聞いていて,柴にも「早く来てください」って言われていたので機会はうかがってたんですけどね,いやあ面白いですね。こんなにたくさん人が集まって,こんなデカいのかって。もうびっくりすることしきりで。
4Gamer:
しかもこれ,ほとんどの人が選手だっていうのがまたすごいですよね。
柴氏:
ホントそうですね。
松田氏:
それでいて,このユルさ。
柴氏:
そうそう(笑)。
4Gamer:
まあとくに昨日今日(予選日)はそうですね(笑)。
松田氏:
このユルさはすごく味がありますね。
4Gamer:
物販ブースとか見てると心配になってきますね。これ,東京ゲームショウでやったら主催者から相当怒られるんだろうなぁ,って。
柴氏:
並んでる列がほかのお店をふさいじゃってるし,日本じゃちょっとありえない(笑)。
お祭り感覚で入って遊べそうなEVO
松田氏:
あと見てて思ったんですけど,絶対これ,見るよりも,自分でプレイしたほうが面白いですよね。参加したいと思ってしまいます。
4Gamer:
では,ぜひ来年は選手としてお願いします。
柴氏:
さっき,なんか宣言してましたよ。
来年は「モータルコンバット」で出場……。
4Gamer:
モータルコンバット!?
柴氏:
今日もここに来てからずっと「モータルコンバットどこ?」ってうるさいんですよ(笑)。挙げ句,見たら「あ,俺もいけるんじゃないかなこれ」とか言ってた(笑)。
松田氏:
いやあ,参加人数がほかよりもちょっと少なく見えたので,もしかしたら一戦くらい勝てるかも? って。
柴氏:
まぁでも確かに,そういう感じでゆるく楽しむのでいいんじゃないですかねえ。
松田氏:
楽しむには,うまい人も,へたな人も関係ないでしょ? これって。
4Gamer:
そうですね。見てると……なんでしょうね,記念参加じゃないけど「EVOに出たぞ!」っていう思い出作りみたいな人も多い気がします。
松田氏:
東京マラソンみたいな感じかなぁ。
柴氏:
ああ,ちょっと近いかもしれないですね。
松田氏:
お祭り感覚で入っていって遊べそう,っていうか。
4Gamer:
確かにそうですね。“一流のプロ”は,もちろん真剣にやりますけど。
松田氏:
それはもちろんです。でもその両方を飲み込んでくれるのがいいところですね。
柴氏:
でも東京マラソンって良い例えですねえ。
4Gamer:
言い得て妙です。
松田氏:
すごくそんな感じがしたから,参加したほうが絶対もっと面白いんだろうなぁって。
柴氏:
いやぁ,来るの3回目ですけど自分で出るっていう発想はなかったですね(笑)。
松田氏:
なんかあんまり恥ずかしくないかな? って。いい意味でぐだぐだな感じでやってるし。
4Gamer:
確かに。僕らがよく感じる「ちょっと恥ずかしいかな?」というあの感じはないですね。
松田氏:
まぁ恥ずかしくなったらコスプレで顔見せないでやるし(笑)。
4Gamer:
じゃあ来年は松田社長が自分のアケコン持って歩いて「モータルコンバット」ですね。
松田氏:
ええ,ちょっと練習しておきます。
4Gamer:
ちゃんと練習するんだ……(笑)。
スクエニ社長はオンライン対戦が大好き
でもいまは「オーバーウォッチ」(PC / PS4 / Xbox One)を練習中ですよね。
松田氏:
え。いやまあそれはちょっと,徐々にね……。
4Gamer:
ちょっと……なんですか?※
※こちら参照。松田氏が送った,ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアのプレジデント盛田 厚氏への“果たし状”ムービーだ
松田氏:
対戦モノは好きなんですよ。
4Gamer:
対戦ならなんでもお好きなんですか?
松田氏:
実は顔見知りでやるのはあんまり得意じゃないんですよ。なんでかって,気を遣っちゃうから(笑)。
柴氏:
じゃあ,野良でのオンライン対戦はホント最高じゃないですか。
松田氏:
うん,最高(笑)。
4Gamer:
何も気を遣わずにヘッドショットしまくりたい,と。
松田氏:
そう。「オーバーウォッチ」なんかでも全然気遣ってないですから。あれってご存じのようにロールがあるんですけど,ロールがあるゲームは自分はたぶんダメだなって思ってたんです。空気を読まずに勝手にやりたい放題やるから,顔見知りとなんかでは,とてもできない(笑)。
柴氏:
じゃあ「オーバーウォッチ」の今度のイベント※ダメじゃないですか。
※このインタビューのあと7月22日に開催され,YouTube Liveでも生配信されたSIEとの「オーバーウォッチ」“ガチンコ”全面対決(再戦)。前述の果たし状はこの対決につながっている。アーカイブ映像は →こちら
松田氏:
いや大丈夫。空気読まずロール無視でやるから。チームのみんなはそのあたりは分かってくれてて,逆に空気を読んでくれるので。
4Gamer・柴氏:
ひどい(笑)。
4Gamer:
しかし危うく忘れそうになるんですけど,財務畑の人ですよね,元々。
松田氏:
うーん。それはそうなんですけど。
4Gamer:
しかもなんか,よそのメディアでの写真を見ると“お堅い”感じなので,そこまでお好きというイメージが湧かなくて。
松田氏:
いや,おっしゃるとおりものすごい堅いですよ(笑)。
4Gamer:
今までの話とぜんぜん咬み合ってないんですけど……。
松田氏:
いや,ホントに(笑)。
柴氏:
堅いのは確かに堅いんですけど……ホントにゲームが好きですよね。
松田氏:
うん。面白いし。
4Gamer:
そんなに好きだと,社内のプロジェクトもちょくちょく見たりするんですか?
松田氏:
やっぱり気になりますからねぇ。とくに立場上もあって「いつ出るのか」もすごく気になりますけど(笑)。
4Gamer:
まぁそうでしょうねえ。
松田氏:
ですから,まぁそこはもう信じるしかないと。
4Gamer:
(柴氏のほうを向いて)だ,そうですよ。
松田氏:
そう。信じるしかない(笑)。
4Gamer:
謎のプレッシャーが。
柴氏:
ご迷惑をお掛けしております……。
スクエニが作る新しいコンセプトカフェが目指すもの
4Gamer:
さてさすがに本題に入らせてください。ゲームが好きで,対戦の好きな松田さんが,今回いかなる理由でEVOに?
松田氏:
柴からいままでさんざん聞かされてたんです。「対戦ゲームと格ゲーの話をするならEVOでしょう」って。グラスルーツ的にすごく盛り上がって,ユーザー主導のイベントがこれだけでかくなった,と。“ユーザーイベント”をラスベガスのホテルを借り切ってやるって,なんなんだそれは。一度見に行かないといかんな,と思ってまして。
いやあ,来て良かったと思います。聞いてるだけではちゃんと把握し切れない「雰囲気」がすごく良く分かりました。
4Gamer:
我々メディア的には,すごく邪推するわけですよ。「何かやんのかな?」って。
松田氏:
ああ,そりゃそうですよね。じゃあその話をちょっとしましょう。
4Gamer:
え。ホントに何かやるんですか。
松田氏:
EVOと直接は関係ないんですけど,今度ね,お店を作ろうと思ってるんですよ。
※編注:2016年9月1日に,正式にプレスリリースが出された(関連記事)。公式サイトは →こちら
4Gamer:
……お店?
松田氏:
はい。池袋西口に。
4Gamer:
お店っていうのはどんな?
松田氏:
1階から5階までタイトーステーションになる場所なんです。
こないだ写真がTwitterで出回ってて,「コレなんだ?」みたいな話になってましたけど,そこです。そこの6階をちょっとしたイベントスペース的なものにしようかと。飲食もできるような感じの。
4Gamer:
たぶんそのお話ぶりからして「単にゲームが遊べるカフェ」じゃないんだと思いますが,どんな感じの特徴があるお店なんですか?
松田氏:
そこで映像を配信したりできます。あと今回ちょっと特徴的でほかのゲーミングカフェとは違うんじゃないかな,と思うのが,外にビジョンを付けるんです。
4Gamer:
アルタビジョンみたいな?
松田氏:
そうです。大きいモニターを付けて,お店の中でやってるゲームとか,お店の中から配信してる内容とかを流したいなと。
4Gamer:
パブリック・ビューイングですね。
松田氏:
そうです。それがやりたくて,新宿南口のタイトーステーションの看板の上にビジョン付けられない? って検討したことがあったんですけど,物理的に無理だったんです。
4Gamer:
物理的な要因はどうにもならないですね……。
松田氏:
なので,そういうことができる物件をずっと探してたんですね。それでたまたま去年,駅前にすごくいい物件が見つかりまして。
実は池袋西口って,大きいモニターがないんですね。東口にはあるらしいんですけど。そうすると,災害などがあったときにそこに放送を流したりすることもできるからって,区のほうもよく理解していただいていまして。
4Gamer:
なるほど,公益性も加味されてるんですね。
場所を提供するだけ。もっとゲームを楽しんでほしい
4Gamer:
しかし,なんでまたそんな急に……って,急にじゃないのか。元々「e-Sports」についてよく触れてますよね。
松田氏:
4Gamer:
ご自分の話ですか?
松田氏:
いやぁ,さすがに(笑)。でもそういう需要って絶対あると思ってまして。とくにゲームセンターとか顕著なんだけど,たとえば音楽ゲームがうまい人って,絶対人に見せたいはず,と思うんですよね。
4Gamer:
あぁ,それはなんか分かります。自分がうまかったら,ちょっと見てほしいかもしれない(笑)。
松田氏:
でしょう? それをもうちょっと先に進めると,例えば「インスタントにゲームに参加」とか出来ると楽しそうだな,と思って。
4Gamer:
ええと……格ゲーの“乱入”的なイメージですか?
松田氏:
そうですね。でもアーケードとか家庭用とかだけじゃなくて,モバイルでもそういうことができないかなぁ,と思ってまして。いや,技術的に出来るかどうかは分かりませんけど。
4Gamer:
なるほど。確かにモバイルゲームでそういうのが出来るようになれば,そういう“場所”で遊ぶのはちょっと楽しそうですね。
松田氏:
出来るかどうか分からないものを,適当なこと言って「なんとかなんないの?」って言ってるんですけど(笑)。
柴氏:
ホントひどいんですよ,いつも。
松田氏:
待ち合わせしてて暇だから,ちょっと時間潰しでゲームやろうと思って参加して,それが池袋のデカいビジョンに映るってちょっと楽しそうでしょ。
4Gamer:
腕の見せどころですね。
松田氏:
だから一番いいのは,ニューヨークのタイムズスクエア。そのあたりが最終目標かな(笑)。
柴氏:
……初耳なんですけど。
松田氏:
金銭的に「これはちょっと無理だわ」と思いますが。
4Gamer:
スクエニに「無理だわ」と言わしめるプライスですか。でもまぁ企業ですから,趣味だけでやるわけにもいきません。
松田氏:
まぁそうですね。でも最終的にちゃんと盛り上がったら,それは必ずパブリッシャ,デベロッパに返ってくるので,だからそこの部分はある意味でなんとかトントンくらいでいければいいなと。
柴氏:
そうですね。そうなればいいなぁと思ってはいますが,結構難しい気はしてます。
4Gamer:
トントンならそれでいいや,というはずはないのでさらに聞きたいのですが,最終的にはどういうものにつなげていきたいですか?
松田氏:
我々が出すゲームに限らず,参加者が増えてもっとゲームを楽しんでもらえる環境を作りたいと思っています。
4Gamer:
というと,そのお店にはスクエニ以外のタイトルも置かれる?
松田氏:
はい。今回は他社さんにもお願いをして色々とご協力をいただいています。
柴氏:
スクエニがゲーミングカフェを……というと,「スクエニのやつだけなんでしょ?」って思われてしまうでしょうけど,そうではないんです。
松田氏:
そういう意味では,我々としてはあくまで「場所の提供」と考えていて,もうホント「使っていただく」という感じです。
大上段に構えずに,“見て楽しい”お店を目指したい
4Gamer:
咄嗟にうまい言葉が見つからないんですが,言うなれば「e-Sportsカフェを経営する」感じ……ですか?
松田氏:
うーん……「e-Sports」って言うと,どうしてもそれが指し示す範囲がすごく狭くなっちゃいますよね。4Gamerさんは,それをご理解されているからそういう聞き方なんだと思いますが(笑)。
4Gamer:
そうですね。なんかいまある「e-Sports」という言葉の文脈にはちょっと違和感を覚えます。どこ向いて誰のためにやってるのかちょっと分からないことも多々ありますし。
松田氏:
ここまで来てEVOを見てるとね,やっぱりユーザー主導というか,コミュニティベースであることが重要なんですよね。
4Gamer:
分かります。もちろんEVOだって,これだけの規模のイベントなんだから莫大なお金が動いてるし,利益を考えていないはずがありません。ボランティア精神だけでできる規模じゃないし。でも,参加している人がその匂いを感じるかどうかが結構重要なポイントだと思うんですよね。
柴氏:
ここまで僕らが「e-Sports」って言ってないのは,まぁそういうことなんです。お堅いイメージもありますしね。
松田氏:
堅いっていうか,ユーザーから見ると「ちょっと違う」という感じになっちゃうんじゃないかな,って。
4Gamer:
とくにEVOで扱うような格ゲーに関しては,e-Sportsなんていう言葉が出てくる遥か前から自分達でいろいろやってきたわけで,みんな「いまさらなんなの?」と思っているんじゃないかなぁ,と感じます。
柴氏:
そんなわけでこのカフェって,小難しい「e-Sports」ではなくて,もっと簡単でシンプルに「見て楽しい」くらいのイメージで。
4Gamer:
「e-Sportsカフェ」みたいな言葉を使ったほうが,理解されやすいんですけどね。あえてその言葉を避けていたようなので,なんらかの意図は含まれてるんだろうなと思ってましたが。
松田氏:
なのでジャンルにもプラットフォームにもこだわらないですよ。モバイルのカードゲームでもパズルゲームでも,なんでも。「無課金でここまで来た!」みたいなのでも,いいと思うんですよね。
4Gamer:
そうか。先ほどちょっとおっしゃってましたが配信もやるんでしたね。
柴氏:
やります。よかったら観ながらご飯食べてください,というレベルのゆるい感じですが。
4Gamer:
入場料みたいなものは取るんですか?
柴氏:
ケースバイケースだと思いますね。
松田氏:
飲食でなんとかしたいですね。あと物販。
柴氏:
だから飲食部分についても,プロにお任せします。
4Gamer:
あぁ,いいですね。なんかね,ああいうところで冷凍ピラフを出すの,ホントやめてほしいんですよ。
松田氏・柴氏:
(笑)
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