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感情を読み取る分析ユニット「ExoLife Emotion Engine」がゲーム市場向けに販売開始
「ExoLife Emotion Engine」のEPU IIには,怒り,恐怖,悲しみ,嫌悪,無関心,後悔,驚き,予想,信頼,自信,願望,そして喜びという12種類の感情パターンを64兆個にもわたり解析できる自社開発のアルゴリズム「Emotional Profile Graph」(EPG)が搭載されている。会話による感情分析の精度は94%にも達し,これを利用することでロボット玩具やIoTデバイスに感情を与えたり,利用者の感情に応えたりすることが可能となる。
これが実際にどのようにゲームソフトに使えるかは不明だが,ExoLife Emotion EngineはWindows,Mac OS,Android,そしてRasberry Piに標準対応しており,「Unity」及び「Unreal Engine」向けのプラグインも公開されている。EmoShapeでは,元Pixerのアニメーションディレクターを雇用し,その概念実証(Proof of Concept)となる内製ゲーム「Dreams」を開発しているという。
EmoShapeは,過去4年以上にわたって「ExoLife Emotion Engine」を開発し,これまでIT業界のイベントやカンファレンスなどでは多くのデモを公開してきた。対応ゲームソフトがまったくない現時点で,一般消費者が「ExoLife Emotion Engine」に飛びつく魅力はないと思われるが,今後のゲーム市場では大きな可能性を秘めているのではないだろうか。
「EmoShape」公式サイト
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