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「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」を追った単行本「ルポ ゲーム条例」,4月17日に河出書房新社より発売
「ルポ ゲーム条例」は,香川県が2020年4月1日に施行した「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」,いわゆる「ゲーム条例」を追ったノンフィクションだ。ゲーム条例は,子供がインターネットやゲームの依存症になることを防ぐことを目的に,自治体や学校,保護者の「責務」を定めたもので,18歳未満のゲームの使用時間を「1日60分(休日90分)まで」とするなどの具体的な目安が盛り込まれている。香川の #ゲーム条例 をテーマにしたノンフィクション書籍を執筆しました!
— 山下洋平 / TV報道記者 (@y0he1_yamash) March 10, 2023
『#ルポゲーム条例』
河出書房新社より4月中旬に刊行予定です。
合憲判決で「もう終わった話」のような空気も漂っていますが、この間の経緯を書籍という形で改めて世に問いたいと思っています。https://t.co/YQVLM8TeXW
香川県のゲーム条例に対しては,「憲法13条が定める子ども及びその保護者の自己決定権を侵害し,精神的苦痛を受けた」とする訴訟が起こされたが,高松地裁は2022年8月,「ゲーム条例は合憲」という判断を下している(関連記事)。
KSB瀬戸内海放送は早くからこの「ゲーム条例」について独自の取材を重ね,2020年6月には検証番組を放映。YouTubeでもプレミア公開された。番組では,ゲーム条例導入の背景や狙い,科学的根拠の有無,さらに「パブリックコメント」の賛成意見“水増し”疑惑などを報じた(関連記事)。
書籍「ルポ ゲーム条例」でも同様に,不透明な制定過程や科学的根拠に疑問を提起するといった内容になるようで,著者の山下氏は自身のTwitterで,合憲判断でもう終わった話のような空気が漂っているが,書籍という形で経緯を改めて世に問いたいと述べている。
河出書房新社「ルポ ゲーム条例」紹介ページ
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